2011年2月10日
今週は久し振りに嵐山カントリークラブに行ってきました。
フェアウェイやラフは目土が完璧で、相変わらずディポットなしという状態でしたね。そして、あくせくしたところは全くなく、とても優雅なプレータイムでした。
嵐山といえば、昨年10月から年会費が15万円に上がったクラブです。それ以降は、売り手は増えるものの、買い手は市場から少なくなり、相場は低迷となりました。
ところで、年会費の15万円という金額は、全体の金額から見た場合の位置づけはどうなっているんでしょうか?
丁度1年ほど前にもこのコーナーで私は触れましたが、現在、年会費が関東で一番高額の年会費のコースは105万円のイーグルポイントです。ちょっとここは桁違いですね。
2番目のコースは25.2万円の東京ゴルフ倶楽部、続いて3番目は21万円の小金井、スリーハンドレッドとなり、続いて5番目が18万円の相模、程ヶ谷と成田ハイツリーとなります。
続いて8番目は霞ヶ関の15.75万円、そして、15万円の嵐山は9番目になります。
そして10番目が我孫子、鷹之台、武蔵の12.6万円、更に戸塚、千代田、龍ヶ崎、ザ・竜ヶ崎、カレドニアン10.5万円、そして10.08万円のオークビレッジまでが10万円以上のコースです。
年会費が10万円以上のコースは、いわゆる関東7倶楽部を含め関東で18コースございます。
その内、東京倶楽部や、スリーハンドレット、程ヶ谷、相模、霞は譲渡不可の、いわゆる1代限りの会員権です。これらのゴルフ倶楽部に入会するにはしかるべき審査を受けた後、入会金として1000万円ほど以上をコースに支払い、晴れてメンバーに登録されます。
もし、新規入会者が入会後暫くして病気になって亡くなったとしても、その1000万円以上の入会金は戻ってきません。
上記の倶楽部のほとんどは平日であろうと、メンバー同伴プレーが原則であり、当然ながらメンバーからの予約がなくてはプレーは不可能です。
だからこそ、普通のコースより高い年会費を払う価値がある、というものであります。
ですが、実際にビジターとして電話してみて、平日なんですがプレー予約が可能か?を調べた時、予約受けますよ、という回答をしたゴルフ場は上記の中で2コースありました。また、こちらでは受けられませんが、本社でお願いしてみて下さい、が1コースあり、以前お越し頂いている方なら予約をお受けします、が1コースでした。
平日であろうとビジターが予約が可能のコースに年会費10万円以上は高い気がしますね。そして何より、メンバーにはなる必要がないかな〜と思うのは私だけではないでしょう。
そういうゴルフ場もある中、嵐山は平日であってもビジターが予約を取ろうとしても受け付けてくれません。また、日曜日のプレーはメンバーオンリーです。
上記のコースの中で、“日曜日のプレーはメンバーオンリー”は、相模と程ヶ谷と武蔵と嵐山です。
ちなみに私が知る限り、“日曜日のプレーはメンバーオンリー”コースは
【東京都】東京国際・府中
【神奈川】鎌倉・相模野・相模原・東名厚木・芙蓉・程ヶ谷
【埼玉県】飯能・武蔵・嵐山
【千葉県】鎌ヶ谷
で、あとはないように記憶しています。
ですので、この上記12コースもメンバーシップをキチンと守っているコースと云えるでしょう。
少し話はそれましたが、このように調査していきますと、嵐山はメンバーシップのとても強いゴルフ場であることが分ります。
埼玉県の会員制倶楽部として成熟しているコースに入会を希望する方にとって、関東7倶楽部に数えられる社団法人制の超名門、東京倶楽部や霞に入るには入会金として1260万円の費用が必要になります。無論、入会金ですから一切戻ってきません。
また、ある意味関東では廣野に一番近いかなぁ?と私が思う株主会員制の名門武蔵は、会員権取得代金に1050万円位が掛り、更には名変料が210万円、そして退会時には戻るとは申せ、名変預託金が600万円必要になります。
その東京倶楽部や霞、武蔵と同じような予約&プレースタイルの嵐山は、確かに預託金制のゴルフ場なので、社団法人制や株主会員制のゴルフ場ではありません。しかしながら、名変料が210万円に名変預託金が100万円、また現在の取得できるであろう会員権代金は10万円としたら、ある意味、嵐山は興味を覚えるコースであることもまた事実であろうと思われます。
価格10万円の会員権に名変料210万円払い、名変預託金を100万円払う事は、ムムムッとは思うものの、見方を変えると、ゴルフ大好きな方にとって、金額の割には大層エクスクルーシブなコースであるとも映ります。
現在残念な相場になっているとはいえ、コース自体が素晴らしくメンテナンス抜群、そして何よりメンバーシップがキチンと確立されている嵐山って、マッチする人にはドンピシャのコースともいえる気がするんですが、、、、、、。
以上、今週の独りごとでした。