2010年09月13日
前回も書きましたが、この時期は、倶楽部競技真っ盛りで、マッチプレーが随所で行われています。幸い、5日の日曜日、私は予選を無事通過出来ましたので、12日の日曜日は精一杯マッチプレーを楽しんで参ろうと思います(楽しみましたが3&2で敗戦)。
兎に角、このマッチプレーで味わうハラハラドキドキ感はやってみた人でないと判りませんが、最高のスリリングであります。
そして、私がこのハラハラドキドキ感を味わえるのも、会員権を購入しメンバーになっているからであります。
倶楽部のメンバーになるには、まずは当該コースの会員権を購入しなければなりません。そして、その後入会承認を貰い、コースへ名変料を支払い、メンバー登録がなされます。また、コースによっては、名変料以外に預託金(退会時には戻ってくる)を納付しなければならないコースもございます。
そこで、今週は、現在、会員権相場と入会諸費用とのバランスは一体どうなっているのか?を1都8県で調べてみました。尚、今週ここで名前を綴る以下のコースは、会員権相場が入会諸費用を上回っているコースであります。本来であれば、これが当然と云えるような気がしますけれども、、、。昔は、どこの都府県でもこのようなコースしかなく、いわゆる100%だったのです。ところが現在では、、、。
では、早速、東京都から参りましょう。
という結果でありました。関東1都8県全体では478コース中、109コースでして、割合的には、22.8%しかありません。
これでは、あまりに少ないので、今度は対象を広げてもう一度検証してみます。今度は、預託金は退会時に戻るものだから捨て金にはならないと考え、会員権相場と名変料だけ(名変預託金を除く)とを単純に比較し、相場が名変料金額を上回っているコースを調べてみます。すると、
【東京都】東京国際,八王子,府中,武蔵野の4コースが増えて、15コース中9コースとなり60.0%となります。
【神奈川県】鎌倉,長竹,箱根,横浜の4コースが増えて、33コース中17コースとなり51.5%となります。
【埼玉県】川越,狭山,高坂,飯能の4コースが増えて、56コース中22コースとなり39.3%となります。
【千葉県】鎌ヶ谷の1コースが増えて、88コース中37コースとなり、42.0%となります。
【茨城県】取手国際の1コースが増えて、81コース中23コースとなり28.4%となります。
そして、静岡、栃木、群馬、山梨には名変預託金があるコースはないので、上記のコースのみとなります。これらのコースを入れて全体で計算しても、478コース中124コースしかなく、相変わらず25.9%という低い数字となっています。
つまりは、関東の入会可能なゴルフ場では、なんと4分の3のコースが名変料より会員権相場が安いコースになってしまっているのです。
倶楽部選定に置いて、上記が全てではないと云うことは百も承知ですが、マイホームコースを考える上で、売買価格を上回るくらい名変料が高いコースは考えざるを得ないというのもこれまた一般的な考えでもあり、ならば、コース選定にあたり、ゴルファーが関東で自身の売買対象コースと見れるコースは4分の1しかない?とも云えるかもしれませんね。
ちなみに、上記の124コースの多くのコースは単体のゴルフ場です。ですが、当然、グループ企業コースも中に入っています。ちなみに、
1コース(河口湖)だけが入っている東京建物グループは関東で現在入会可能なコースを4コース保有。
2コース(チェックメイト、美里)が入っている市川造園グループは関東で現在入会可能12コースを保有、同じく2コース(グランディ浜名湖、メイプルポイント)が入っているリゾートトラストグループは現在入会可能2コースを保有。
3コース(東京よみうり、よみうり、静岡よみうり)が入っているよみうりグループは関東で現在入会可能3コースを保有、同じく3コース(静岡島田、浜松、袋井)が入っている東興グループは関東で現在入会可能なコースを3コース保有、同じく3コース(オークヒルズ、グレンオークス、ニュー南総)が入っているアコーディアグループは関東で現在入会可能46コースを保有。
4コース(東都埼玉、秩父、飯能、栃木)が入っている東都自動車グループは関東で現在入会可能4コースを保有、同じく4コース(平塚富士見、レイクウッド、大多喜、レイクウッド明野)が入っている日土地グループは関東で現在入会可能5コースを保有。
6コース(大多喜城、小見川東急、勝浦東急、鶴舞、猿島、筑波東急)の東急不動産グループは関東で現在入会可能8コースを保有しています。
そして、関東で一番より多く保有しているグループ企業は、外資系上場会社のPGMです。12コース(秦野、相良、川越グリーンクロス、越谷、飯能くすの樹、富貴、総武、阿見、ザ・インペリアル、スプリングフィルズ、美浦、プレステージ)が入っており、関東で現在入会可能なコースを51コース持っています。
上記は、あくまでコースの数で表しましたが、数だけでは片手落ちになるので、割合数値でも表してみますと、リゾートトラストグループとよみうりグループ、東興グループ、そして東都自動車グループは保有100%であります。
続いて保有80%の日土地グループ、そして75%の東急不動産グループが続きます。そしてその後25%の東京建物グループとなります。
大手ゴルフ場運営会社に於いては、保有数では一番多かったPGMグループは23.5%で、市川造園グループが16.6%、そしてアコーディアグループが6.5%でありました。
尚、関東で現在入会可能なコースを13コース保有しているオリックスグループと関東で現在入会可能な3コースを保有しているユニマットグループと西山興業グループは、残念ながら、会員権相場が入会諸費用を上回っているコースはございませんでした。
上記に挙げたリゾートトラストグループ、よみうりグループ、東興グループ、東都自動車グループはメンバーにとって、当該メンバーの資産を考えている優良な企業なのではないでしょうか。
また、日土地グループ、東急不動産グループもほぼそれらを考慮されながら運営されていると見て宜しい気がします。
そんな中、コース数では関東一の数を保有すPGMグループは、とかく外資はうんぬんという評価をされている中で、コース数を多く保有している大手ゴルフ場運営会社の中では、今回の調査を見る限り、他を圧倒していると思います。但し、それでもバランスは23.5%と全体の調査より低い数字になっています。
確かにPGMは、インターネットなどでメンバー以外からの予約も受け付けています。が、参画当時から今日まで上記のように名変料を会員権相場に沿った適正な価格に設定し続けていますし、最近行った秦野のような、現在の相場に見合った名変料に減額する措置(期間限定ではありませんよ)はゴルファーにとって嬉しいことですし、一般ゴルファーとして賛同を覚えますし、メンバーやメンバー予備軍の方に安心感を与えます。
そして入会した後、どうしてもの事情で退会しなければならない時も、相場に適した名変料だからきっと安心して売れる(相場が崩れ難い)んじゃないかという思惑も働くので、PGMグループのコースは入会しやすいとなるはずです。
それが証拠に、PGM入り後ずっと名変料が26.25万円の富貴などは相場価格が名変料の3倍ほどの価格でずっと推移し、とっても安定しています。
以上の観点から、総額100万円ほど、或いは100万円以下のコースで入退会コストパフォーマンスを考えて大手ゴルフ場運営会社のコースを選ぶ場合、あくまでも現時点で考えるなら、PGMグループのコースを買うのが得策と云える気がします。
ぜひとも、PGMさんにはこの割合(23.5%)を高めて頂き、他の大手ゴルフ場運営会社さんに置かれましても、自身の会員制倶楽部に入会しやすい環境を作って頂けたらと願っています。
以上、今週の独りごとでした。