独りごと

今年半年間の会員権相場

2010年07月02日

 先週は、このコーナーをお休みしてしまい、申し訳ありませんでした。

 梅雨の期間の数日間を涼しい北海道でゴルフを!と思っていましたが、どうしてどうして、北海道も十分暑かったです。ですが、湿度が低くカラッとしているので、関東の暑さとは全く違っています。
 そんなで私、先週の北海道シリーズの金曜日にPGMグループの桂でプレーすることになっていたものですから、私はP−CAP制度(所属するPGMコースに申請しておくと、安くプレーが出来る制度・利府と総武は除外)を申請していたのですが、お陰で桂で安くプレーが出来て大変ありがたかったです。実は、私、今回この制度を初めて申請してみたのですが、なかなか乙な制度であるを実感しました。
 PGMメンバーの皆さんも、ぜひこの制度をフルに活用してみてください。そして、まだPGMメンバーになっておられない方は、ぜひこの機会に加賀屋ゴルフを通じていずれかのPGMコースにご入会なさってみてください、と、久々にナーンチャッてコマーシャルを入れておきましょうか。
 
 さて、昨日から7月に入りました。毎度毎度書いて来ておりますが、時の経つのは早いですね。もう、今年も半分が終わってしまったわけですから。
 6月後半はサッカーワールドカップ日本代表の熱き戦いにより、日本国民が熱狂致す事が出来ましたが、その合間に、なんと日経平均株価は年初来安値を更新し、昨日遂に9100円前後になりました。
 このコーナー2010年5月21日号で株価は面白いところに来ている!?と書きましたが、全くトンチンな読みでしたね。ごめんなさい。

 つい先日、とある方から「今年はゴルフが減るはずです!と我々に前田さんは話してくれてましたが、どうしてどうして、昨年と全く数は変わらないでしょう!?」とのお言葉を頂き、本当のところはどうなんだろう?と思い、先程昨年と比較してみました。
 昨年2009年が6月終了時点で77回、対して今年2010年が72回。ご指摘頂いた通り、ホント、あまり変わっていませんね(笑)。
 結局、昨年はトータル164回ゴルフに行き、都合64コースでラウンドしましたが、今年は半年で72回、43コースでゴルフをしています。
 このコーナーでも時々書いていますが、ゴルフのプレー回数では私以上の方々は世の中ほうぼうにいるでしょうけれども、ただ、それを私のように、多くの様々なゴルフ場でのプレーとなるとあまりいないように思います。
 単に、移動だけのことを考えてみても体力的問題もありますし、その他諸々諸事情を考えると様々なゴルフ場でこれだけのプレー回数をこなす事はなかなか難しいと思われます。つまりは、珍しい部類とでも申しましょうか、おそらく、貴重な部類のゴルフファーに入ると思われます。
 貴重だからこそ、現在は雑誌連載というありがたい仕事にも就けているのかもしれませんね。

 前置きがずいぶんと長くなりましたが、今週は、今年上半期のゴルフ会員権市況の動きを追ってみようと思います。

 まず、上半期を見る限り、今年は全く価格変動がないのが大きな特色と云えるでしょう。過去、これだけ相場が動かない年はなかったのではないでしょうか。
 今年上半期は、関東の1都6県のほとんどのコースで1割前後のボックス圏内での小幅動きとなっています。つまりは、今年は大変薄商いであると推察されます。
 そんな中、なぜか大きく下落しているコースをここではご紹介しましょう。


コース名年初半年後
東京都
東京国際280万円165万円
神奈川県
相模湖280万円225万円
箱根640万円450万円
埼玉県
東松山45万円25万円
千葉県
我孫子1380万円1280万円
佐倉355万円280万円
浜野350万円290万円
藤ヶ谷700万円600万円
平川210万円165万円
茨城県
常陽170万円80万円

 以上のコースが下落しています。多くのゴルフ場会員権相場が不変状態であるにも関わらず、当該コースの相場が下がって行くにはそれなりの理由がある筈です。が、中には明らかに下げ過ぎのコースもあるので、狙い目のコースとなるものもあります。

 続いて、今度は上昇しているコースをご紹介しましょう。


コース名年初半年後
神奈川県
磯子1350万円1480万円
埼玉県
武蔵1100万円1240万円
武蔵松山65万円105万円
千葉県
鹿野山17万円35万円
大栄65万円100万円
茨城県
大洗445万円500万円
筑波780万円880万円

 このように、こんな時代でも会員権相場を上げているゴルフ場もあるのです。相場が上がっているというのは当該ゴルフ場の方々のみならず、当該メンバーさんにとっても大変嬉しいことです。
 いわずもがな、会員権相場というのはそのゴルフ場の経営者の資質や経営センスを含めた“評価価格”であり、メンバーさんの満足度をも表す“あたい値”でもあります。
 今日のインターネット全盛時代では、良きにつけ悪しきにつけ、それらの情報が瞬時に世界を駆け巡ります。そして、それらの評価が的確に相場に反映される世の中であります。
 ゴルフ場を判断する上で、決して会員権価格が全てではないでしょうが、メンバーさんが納得される会員権相場が形成されるように、諸々を考慮・コントロールしていこうとするのもゴルフ場経営者にとって、とても重要なことでないでしょうか。
 
 以上、今週の独りごとでした。