独りごと

皆さんに伝えたい、金沢のカレーアルバ

2009年12月04日


 早いですねー。今年ももう1ヶ月を切ってしましました。
 政権交代となった今年は、私の年間ゴルフ回数の新記録となった年でした。本当であれば、更新間違いなしペースであった昨年に新記録が達成されるはずでしたが、11月3日、私は川口能活?!事件が起き、40日間の安静を余儀なくされた為、昨年は新記録が達成されませんでした。
 が、遂に今年は、記録を達成してしまいました。恐らく、最終的には160回を超える回数になろうかと思われます。
 思えば2001年3月1日から私のゴルフ日記が始まりましたが、最初のうちは今見返してみても内容はイマイチというかイマニであります。で、時間の経過とともに、本文が徐々に洗練されて(自分で云うな!)参り、その後、2004年1月14日の成田ゴルフ倶楽部編からゴルフ日記に写真が導入され始めました。
 その後、同年の5月27日の多摩カンでのプレー時(カツカレー)から時々食事の事をゴルフ日記に掲載するようになり、今では必ずランチは何を食し、味はどうだったのかをコメントしています。
 面白いもので、ゴルフには直接関係ないと思われるこの私の食事に対するコメントを結構興味深く読んで頂いている方もいらっしゃるらしく、時々あの他愛のない短めのコメントが私は好きという方に出くわします。
 今週は、ゴルフの話題からは外れてしまいますが、私のゴルフ日記でも時々触れたことのある(最初に登場は2004年9月29日・横浜編)、金沢の美味しいカレーについて話してみたいと思います。

 私が金沢の出身であることは、かなりの方がご存知かも知れませんが、金沢は今思うと大変美味しいものが沢山存在する街でしたね。こんなことは金沢で暮らしている時は全く思いもしませんでしたが。 金沢の中心街に金劇(きんげき)という映画館がありました(今でもあります)。この場所はとても大きなバス停にもなっており、バスの待ち時間がある時、当時小学生の私は母とここの地下にあるショップで、甘くした人参ジュース(激美味)を飲んだりしていたのですが、ここは本当はインディアンカレーという名前のカレーショップだったんです。で、ここインディアンカレーではカレーを食べるだけではなく、カレーのルーをも計り売りしてくれる店で、しょっちゅう母はここでルーだけを買って、それを暖めては家でこのカレーを食べさせてくれました。 このルーを使ったカレーが私の子供時代の一番のご馳走で、私は子供心に、このカレーは日本一だと思っていました。それからしばらくして、このインディアンカレーは片町店、武蔵ヶ辻店などカウンターだけの小さなショップとして金沢に数店舗誕生しました。
 その後、私も中学生になり、当時スキーが好きだった私は、家から歩いて25分くらいの西金沢という駅から出ている私鉄電車(1時間に1本くらいかな)に乗り、獅子吼高原というスキー場に通い出しました。そして、獅子吼高原から私鉄電車に乗り、西金沢の駅で降り、徒歩にて自宅を目指す道中、どうしてもお腹が空いてしまってどうしようもなくなった私は、そこでアルバというカウンターだけの本当に小さなカレーショップを見つけて入り、カレーを食べてみたのですが、このカレーがインディアンカレーとも違うなんともいえない味であったのです。その後も、このアルバの店を通るたびに、食べたい衝動に駆られましたが、あまり小遣いがなかった私は、スキーに行くので精一杯で、その後のカレー代にまでは廻りませんで、店に入ることすらままなりませんでした。
 やがて私も高校生になり、今度はその高校の近くの鳴和という土地にやはりアルバという名前のカレーショップを見つけたのです。入ってみると、店主の方と思しき方は西金沢のアルバのオヤジさんとは違う方でしたが、西金沢のアルバのオヤジさんととっても似ている方でした。で、伺ってみたら、なんとご兄弟とのことでした。どうりで、似ている筈です。
 中学生より小遣いが増えていた私は、アルバのカツカレーを週に1回は食べられるようになりましたが、兎に角絶品でありました。その後は何故か西金沢の店はたたまれてしまい、鳴和の店だけが残りました(今でもちゃんとアルバの鳴和店は残っています)。
 金沢はカレーが流行る町なのか知りませんが、今から30年以上も前、金沢の町で一番流行ったというか店舗を拡大していったカレーショップはターバンカレーという名前(やがてチャンピオンカレーと名称が変わる)のショップでした。ここのカレーも大変美味しいのでありますが、インディアンカレーやアルバカレーとはカレーのルーの色が違って(アルバやインディアンは黒っぽいが黄色っぽい)いました。
 このように金沢は小さな町でありながら、各々美味しいながらもそれぞれ違いがある3つのカレーショップが混在していました。店の数で言うと、1番がターバン(チャンピオン)カレー、2番目がインディアンカレー、そして当時一番店舗数が少なかったのがアルバのカレーでした。ちなみに今金沢ではゴーゴーカレー(松井にちなんでいるのだろう)というカレーショップの店舗数が多いそうですが、このカレーを私はあまり・・・であります。
 ちなみに、金沢のカレーに私がランクをつけるとすれば、間違いなくアルバのカレーが一番であります。2番目がインディアンカレーかな。あくまで、私の好みですがね。
 それら金沢のカレーの特色は、全ての容器が銀製の器に盛られていることと、それを銀製の先割れのスプーンで食べるのですが、最大の特色は、全てのカレーの左端には千切りのキャベツが盛られている事です。
 今や、私も東京で仕事をするようになり早26年が経過しましたが、当時から金沢に帰省した際、私が絶対に食するのがアルバのカレーでありました。実はもう一つ金沢へ帰った際、絶対に食するのがありまして、それは金沢でチェーン展開するラーメン店の8番ラーメンであります。あっ、8番ラーメンの話はいずれするとしまして、今日はカレーの話にします。
 カレーはルーを冷凍にすれば日持ちするので、必ず私は金沢へ帰った際には家にクール配送してもらっていました。しかし、毎晩、毎晩、家ではこのアルバのカレーばかりを食するのですぐにカレー・ルーはなくなってしまいます。それほど美味しいのがこのアルバのカレーです。私的には全く飽きが来ません。
 このアルバのカレーを、和倉温泉加賀屋へ社員研修旅行に行った折に、私がこよなく食すカレーはこれだ!とスタッフ全員を引き連れ、アルバの鳴和店に食しに行きましたが、皆全員が大変美味しいと評した(ハヤシっぽい、ビーフシチューのカレーバージョン等の評)のを私はよく覚えています。
 この時、このカレーを東京に持って来れれば絶対に成功する!とスタッフ全員に豪語し、一時は真剣に出店を考えた時もありましたが、結局、行動は起こさないままに終わりました。

 そんな折、ひょんなことから私は中山カントリーで、今では上場企業の社長さんをなさり大成功を収められておられる高校の12年先輩に偶然出くわしました。そこでのランチ時、その先輩の会社で私が大好きなアルバのカレーをなんとレトルト製品化し、販売していることを知りました。そして、先輩から頂いたそのレトルト1袋を頂いたその日に早速食してみてビックリ、この味、紛れもなく、私がこよなく食しているあのアルバのカレーそのものではありませんか。
 私は後日、その先輩の会社を訪ねた時、私がこのアルバのカレーをいかに好んでいるかを語った所、「前田さんはもしかしたら我々以上にこのカレーへの情熱をお持ちかもしれない、どうだろうか、それほどこのカレーを絶賛してくれるんなら、ぜひ、このアルバのカレーを知ってもらうのを協力してくれないか、そして前田さん、この金沢で生まれた最高の味!アルバのカレーを皆に広めてくださいな」という話になりました。そして「その昔、東京で店を出したいとまで本気で思った私であります、喜んで」と相成った次第であります。
 
 そんないきさつから、本日より、このHP上で、このレトルトカレーとなったアルバのカレーを販売します。これまでも自分が美味しいものは美味しい、美味しくないものは美味しくないとHP上でもはっきり述べてきた私です。そんな私の48年間の人生の中で、間違いなく私が一番美味しいと信ずるカレーであります。

 レトルトなので、袋ごとお湯に入れて暖めたのを食しても良いのですが、出来れば袋から出して、それを鍋に入れて弱火で暖めたルーをご飯にかけるのが一番美味しく頂くコツであります。
 更に云うと、そのまま食しても無論最高のカレーでありますが、出来たらカツを乗せたカツカレーで食して頂く、または、赤いウインナーを乗せたウインナーカレーで食して頂くと更に絶品となります。どちらにしてもカレーを更に引き立ててくれること、間違いなしです!
 ですので私としては、食し方としては、上記の食べ方を推奨します。
 
 ご興味を持たれた方、並びに、前田信吾がそれほど云うなら味わってみてやろうかと思われた方はこちらをクリックしてください!!

 私前田信吾が絶対に美味しいと絶賛する金沢のカレー、アルバカレーをぜひ、ご賞味下さいませ。きっと、ゴルフの持つ魔力と同じように、きっと、止められない味になることでしょう。そして、食することで、貴方には、ゴルフ回数が年間160回を超えようともビクともしない体力が約束される筈(笑)です!その代わり、骨は多少弱くなるかも知れませんが(大笑)・・・。
 
 以上、風変わりとなった今週の独りごとでした。