独りごと

リーマン以降の神奈川県の会員権相場

2009年11月20日


 先週の冒頭でも書きましたが、諸外国に比べ、景気回復が大幅に遅れている日本。報道によると、此度の物価下落は50数年ぶりとか。モノがどんどん安くなる、こういった状態は、年金生活者にとっては宜しい状況ではあるかもしれないが、モノの価格下落により働いている方々の賃金は減る傾向であろうから、一般的にはかなり厳しい形となろう。

 不況真っ只中ではあるが、ゴルフ場には依然人が入っており、日没が掛かるこの時期は、今年もゴルフ場の予約が取り辛い。
 今年は、民主党政権に変わり、会員権を売って売却損を出す個人の方が多いと思われたが、今年この時期を迎えても思ったほどの売り物は出て来ていない。しかしながら、秋口に掛けての一部優良銘柄を所持する法人筋からの売り物は、逆にいつもの年よりはるかに多く感じました。
 そして、11月に入るや、逆に個人の売り物の数自体が大幅に減少しだしているように感じてしまいます。
 非常に読みづらい相場展開であります。

 さて、今週は、リーマン以降の神奈川県の会員権相場を調査してみましょう。
 
 神奈川県も東京同様安定している県ではありますが、個別に追って見ますと、この1年で価格が大きく変動したコースもあります。
 一番変動(下落)したコースは、レイクウッドで、リーマン直前には2200万円の相場でしたが、それ以降は下落が続き、今では当時の半値1100万円となっております。
 その他のコースでは、小田原湯本が55万円からこれまた春先の上げ相場時にも上がらず下降を続け、現在15万円。大相模、中津川も動きは芳しくない。
 それに対して、安定から人気上昇化しているのが、清川である。リーマン以降、230万円まで下がったが、現在は350万円の値を維持し続けている。
 その他神奈川県で安定を続けているのが、長竹、葉山国際、横浜、レインボーである。これら4銘柄はリーマンショックに関係なく、とても安定した値動きを見せています。
 神奈川は高額コースも多いのですが、高額コースに目を向けた時、磯子が安定した動きを見せています。また、いつの世でも超安定銘柄として有名な本厚木は今回も安定した動きであります。が、全体的に高額コースは現在弱含み傾向にあります。
 いずれにしても、清川、レイクウッド、小田原湯本、大相模、中津川以外、神奈川県はリーマン以降、大きな価格変動を見せていません。

 今週は時間がなく、イマイチな独りごととなってしまいました。しかし、この時期、会員権相談が多くなってきましたね〜。とってもありがたい事であります。

 以上、今週の独りごとでした。