2009年10月02日
昨日から10月入りしましたが、本当、月日が経つのが早いですね。
また、10月入りするや否や、株価も急激に下落するなど相変わらず世の中は慌しく動いているようです。
迷走?を続けていた東千葉のスポンサー選定が一歩前進しました。メンバーさんからのアンケート結果によると、オリックスゴルフマネージメントが宜しいという意見が多かった模様で、どうやらその意向通りに動くようです。
オリックスゴルフマネージメント(OGM)は専業大手であった富士カントリーグループの委譲先として名を馳せて以来、グループコースを増やし、今では国内資本最大手のゴルフ場運営会社であります。
ちなみに私は、富士カントリー時代からメンバーだった関係もあり、富士OGM市原のほか、きみさらず、NSAJとOGM3コースのメンバーになっています。
丁度4年前、OGMとして再出発する市原が名変を再開(当時65万円相場)する際、このコーナーでもこれから期待できる注目銘柄として取り上げました。ちなみにこの時の相場は鶴舞195万円、かずさ90万円、上総モナーク80万円、カナリア100万円、大多喜城70万円、停止中の木更津は75万円でした。その後は、幸いにもこのコースの良さが浸透したのか、会員権価格は上昇し、入会なさった方々からも良いクラブに入会出来て嬉しいのお声を頂戴しておりました。
それから2年後の10月、OGMは前々から運営していたきみさらず(募集金額231万円・名変料105万円とすれば相場価格は120万円ほどとなるか)の募集に踏み切りました。この時の富士OGM市原の相場は150万円でした。ちなみにこの時の相場は鶴舞350万円、かずさ100万円、上総モナーク70万円、カナリア160万円、大多喜城120万円、更にこの時は既に名変再開されていた木更津は230万円でありました。
そして、更に2年経った今の現在の相場は、OGM市原55万円、鶴舞290万円、かずさ115万円、上総モナーク60万円、カナリア90万円、大多喜城75万円、木更津100万円であります。
ここ4年の最高値も加えながら、ここで分りやすく表にしてみましょう。
コース名 | 2005年9月末 | 2007年9月末 | 2009年9月末 | 過去4年間の最高値 |
---|---|---|---|---|
富士OGM市原 | 65万円 | 150万円 | 55万円 | 160万円 |
鶴舞 | 195万円 | 350万円 | 290万円 | 415万円 |
かずさ | 90万円 | 100万円 | 115万円 | 130万円 |
上総モナーク | 80万円 | 70万円 | 60万円 | 110万円 |
カナリヤ | 100万円 | 160万円 | 90万円 | 220万円 |
大多喜城 | 70万円 | 120万円 | 75万円 | 120万円 |
木更津 | (停止)75万円 | (再開)230万円 | 100万円 | 280万円 |
かなり、コースによってバラツキがありますね。同じようなエリアにありながら、これらの価格動向の違いは何処から来るのでしょうか?今週は、このうち鶴舞、かずさ、富士OGM市原の3コースについて書いてみます。
鶴舞とかずさと富士OGM市原は、ほぼ同一エリアです。市原は18ホール、かずさは27ホール、鶴舞は36ホールです。名変料は全て同じ105万円(税込)です。年会費は鶴舞63,000円、OGM市原37,800円、かずさ25,200円と違いがあります。運営会社はいずれも一部上場会社もしくはその子会社の運営であります。練習場もそれぞれ打球場、バンカー及びアプ練習場完備であります。
この4年間でのこの価格差はどこから生じたのでしょうかね。
一番の違いは、証券に額面があるないの違いと言えるかもしれません。鶴舞やかずさにはそれぞれ額面金額(それぞれ大なり小なりはあれども)がありますが、一度破綻してしまったOGM市原は、その時無額面プレー会員権に変わってしまったので額面がありません。4年前当時、私はこれ(無額面プレー会員権への変化)にはあまり大きな意味はないと考えていましたが、どうやら大ありだったかもしれません。
会員権相場が下がると市場で売買する人はいなくなり、どうしても償還に動きます。そんな時、名前が通ったビックカンパニーは、償還に対してそうおかしな真似はできません。ですので、事前にその対策(相場対策)が講じられてしかるべきです。相場維持のためにも、現メンバーの居心地具合を高めながら、新規で購入検討される方により入会意欲を高めて頂く必要があります。その為には、メンバー同士の交流を深める為の競技会の充実など、全てにおいてメンバー本位制が確立されなければなりません。だから、この両コース(鶴舞・かずさ)の上層部の方々に相場価格形成への配慮があるから相場がしっかりしていると云えるのではないでしょうか。
が、OGM市原にはそれがない訳ですから、極端な話相場が安くなっても償還がないので、困らないという論法も成り立つわけです。
8月3日の東千葉会員説明会でのプレゼン時、OGM代表者の方が「ウチなら東千葉の相場を上げて皆さんメンバーの方に喜んで頂けます!」と話された時、ある方が「私はOGMのコースに入っているが、OGMのコースで相場が高いコースはない」と申されましたが、私も同意見で、相場形成に配慮しメンバーの財産を高めるという気持ちは乏しいと思っていました。
オリックス(OGM)のコース群はメンテナンス抜群のコースが多いのですけどね〜。しかし、相場に目を移すと残念な結果になってしまっている。無論、上記のような無額面プレー権だからなのかも知れませんが、“無額面であろうとなかろうとメンバーと経営会社ともどもウイン、ウインの関係をオリックスならやってくれるはず”と期待した方々にとっては、この4年間は、相場だけで判断した場合、他の同一エリア2コースに比べOGM市原は残念な結果になっています。
相場形成力が弱い理由として考えられるとすれば、競技会の充実度が低いからなのかもしれません。市原では未だ、クラブ選手権も開催されていないですしね。
相場は購入者が増えれば上がりますし、逆に少ないと相場は下がってきます。また、現メンバーから満足感が得られないコースは退会(売却)したいという方が多くなります。
OGMのコース群には歴史がまだ浅いからなのかもしれんませんが、クラブの成熟度がこれまで乏しく感じられましたが、倶楽部競技が豊富な東千葉がグループ入りする事により、他のコースにも競技会を含めたより充実したクラブライフを楽しめる倶楽部になってくれれば、そして、オリックスの各コースはメンバー本位なのか相場が強いねという相場形成にもより配慮したマネージメントがなされることをイチメンバーとして願っています。
以上、今週の独りごとでした。