2009年04月24日

成田ハイツリーが戻って来た


 この1週間で私がプレーした千葉県のゴルフ場の芝も完全に緑色になりました。やはり、ゴルフ場の芝は緑が似合います。

 さて、会社によっては明日から大型連休入りとなるところもあるかと存じますが、例年この季節から、各ゴルフ場のボード競技が始まります。
 私の春の通例一大イベントは、この時期に行われる理事長杯予選を突破し、念願のマッチプレー進出を決め、日頃はなかなか味わえないマッチプレーを満喫する事です。
 なんといってもゴルフにおいての一番の醍醐味と言えばマッチプレーでしょうからね。無論、存分の楽しみも感じますが、その代わり、負けた時のショックも半端ではないですが(笑)。
 ですのでまず私は、今度の日曜日に行われる4月26日の中山での理事長杯予選に参加し、なんとか初の中山理事長杯予選突破を目指しますが、もし、ここで念願叶わずマッチに進めなかった時は、翌週の5月3日に行われる江戸崎の理事長杯予選でマッチプレーを目指す予定です。
 中山での今年のドロー表を見る限り、参加者120名中上位16名がマッチプレーに進出となり、江戸崎でのドロー表を見る限り136名中上位32名がマッチプレーに進出します。
 弊社HPで御馴染みのBUN日記作者も、虎視眈々とマンブリさんに続くタイトルホルダーを狙っていますし、今の調子なら、マジでBUNチャンにも大いにチャンスありなんじゃないかと思っている次第です。

 ご本人様或いはご友人から弊社縁の方々の各クラブでの競技会の好成績を伺うのは弊社にとっては誠に嬉しいお話であります。特に、今年はハンディが上がったお話や月例での好成績、予選が伴う競技会での通過のお話などが多く、我々それらの嬉しいご報告を伺う度に、殊更の喜びを感じています。
 いよいよ今年のゴルフシーズンイン、皆様の各競技会での好成績をこれからも期待しています。

 さて、今週は、場所・素材ともに秀逸であったのに、なかなか名変再開がなされなかった、ゴルフ倶楽部成田ハイツリーについて書いてみようと思います。

 このコース名の由来は、発足時オーナーだった高木社長の名前(高い木だからハイツリー)からだそうです。過去の相場最高値は1991年の3500万円です。
 このコースの特色は、なんといっても植栽の見事さであります。まずは、貝塚伊吹の多さとその大きさにビックリします。で、これら全てが綺麗に手入れされているところが見事であります。
 また、先日のゴルフ日記の写真からも分るように、春においても種類豊富なもみじがまるでここだけ紅葉時と思わせる模様は実に圧巻であります。当時の植栽に掛けられた費用たるや、間違いなく想像を絶する金額であったろうと推察できます。

 運営においても、当時からメンバーの年会費は18万円と高額でしたが、メンバーのプライベートクラブ的に運営されており、メンバーはいつでも気軽にプレー出来るという特色を持った倶楽部でした。
 成田空港からも程近く、混まない東関道・大栄インターから程近いアクセスの良さも十分魅力なコースでした。
 そんなコースでありましたが、平成10年2月9日、親会社の高木工業が会社更生法の申請を出し、ゴルフ倶楽部成田ハイツリーも破綻という運命を辿りました。
 その後、紆余曲折がありながらも千葉県信連さんのご協力の下、匿名組合制度を利用したゴルフ場として再生の道を歩みました。
 最近まで5,571,000円で募集を致してはおりましたが、平成21年5月1日より、一般売買出来るようになり、この度名義書換が再開されます。会員権業界にこのコースが戻って来るのは、実に11年振りであります。
 
 現在の年会費も18万円と高額であり、はっきり云って庶民的な倶楽部ではありません。が、ゴルフが大好きでいつでも好きな時にゴルフをなさりたい方、また手入れが抜群のコース、並びにメンバーとしての優遇感を味わえるコースを欲している方にとっては、この成田ハイツリーはこの上ないコースではないでしょうか?
 破綻の憂き目に合いながらも、良い意味で申し上げますが、ずっと長い間高額と思われる年会費を徴収し続けながら、今後もそのスタイルを頑なに崩そうとしない成田ハイツリー。このことから、私はメンバー重視の良き伝統を今後も守り続けようとする成田ハイツリーの強い意志を感じます。
 そしてバブル崩壊後20年が経ち、破綻後10年が経過した今尚、植栽部門専門のスタッフ2名を雇って、自分のコースの最大特色であるコース木々・草花の育成に全力を注いでいる点など、その辺のゴルフ場とは一線を画したゴルフ場であります。

 名変料は1,071,000円でその他に出資金100万円(退会時には戻される)が必要となるゴルフ倶楽部成田ハイツリーの相場はいくらになるのか分りませんが、メンバー数800名のうち、稼動しているメンバー数は400名ほどと伺いましたので、高額年会費を考慮すれば売り物は出てくるのではないか?とも私は予想しています。

 しかしながら、私は、こういう普通のゴルフ場とは音色が違う運営スタイルを貫く成田ハイツリーに共感を覚えると同時に、前々から個人的にとても好きだった成田ハイツリーの相場に注目して見たいと思います。

 以上、今週の独りごとでした。