2009年01月23日

PGMグループの一員である京カン


 石川遼選手が今年のマスターズトーナメントに出場することが決まった。これは充分予想されたことではあったが、この事で、これまでゴルフに関心を持たれずマスターズをご覧になられたことがなかった方々もテレビを見ることになるのでは?と思います。
 間違いなくゴルフ業界の方には朗報といえるでしょう。

 テレビを通じて一番美しいと感じるトーナメントは、間違いなくマスターズトーナメントでありましょう。兎に角、緑の美しさが他のトーナメントと大きく異なります。今や日本のほとんどのご家庭におかれまして、地上波放映はアナログ放映ではなく、デジタル放送でご覧になられていると思いますが、このデジタル化で更にグリーンが映えるようになりました。
 まさに、このデジタル放送を通じて緑鮮やかに映るマスターズ観戦は、人々をゴルフ場へ向かわせるビッグファクターであり、ゴルフをなさったことのない方へゴルフを普及させる上において、最も視覚効果があると考えます。
 そして、もし、石川遼選手が予選を突破し、マスターズで上位に名を連ねる事があれば・・・ゴルフ界にとってのみならず日本経済においての経済波及は物凄いものになる期待されます。
 そうなれば・・・、想像しただけで超楽しみである。

 さて、現在、私はPGM所有の数コースに入会させて頂いております。このうち、京カンは入会以来、自身並びに友人を誘いかなり頻繁に利用して来ました。
 そんなこんなもあり、私は色々な観点を踏まえ、PGMは他の外資とは違うとこの独りごとでも取り上げてきましたが、今は??であります。

 今日は、前出の京カントリーについて書いてみましょう。

 昨年から、PGMグループのひとつである京カンの年会費が25,200円(月2,000円)から37,800円(月3,000円)に増額されました。この時、私は支配人から、その分メンバーさんに還元していきます!とお聞きし、これでコースが良くなり、メンバーの受けるサービスが向上するのならと黙認していました。
 が、しばらく経って、値上げして高品質のサービスが受けられるどころか、昨年、ゴルフ場の命であるグリーンは焼けてしまい、更には、数年前に行った暗渠排水で大変良くなったスルーザグリーンが、その後メンテナンス作業を怠ってしまったからであろうか、京カンの最大の弱点である水はけの悪さを露呈させ、昔の状態に戻ってしまった。
 そして、昨年末、京カンの代名詞であるお風呂の後、いわゆるバスタイム後のくつろぎの空間(ラウンジ)での飲料サービスがなくなった。更にはメンバーのプレー料金の実質値上げを今年から行いました。
 まさに料金が高くなりました、サービスは悪くなりましたの世界である。

 普通、年会費が下がるのを喜ぶことはあっても上がることをメンバーは好感しません。が、百歩譲って、コースのグレードがどんどん高くなり、メンバーの受けるサービスが向上したなら納得するメンバーも出てこよう。先日プレーに行き、鶴舞ではそう感じた。
 が、逆の場合は、メンバーから理解は得られないであろう。そしてそういう企業を側面から応援し、付いていく人がいるのであろうか?その企業が上場企業であるなら尚更でありましょう。

 はっきり言って、京カンの施設はそんじゃそこらにあるゴルフ場の施設では断然ない。が、そんな設備を搭載した京カンの魅力・特色を打ち出さず、そのような設備を持たない普通のコースであるかのように運営し、大衆化路線を歩んでいる。4600ccの車に乗っていながら軽自動車に乗っているかの如く。
 コンセプトが逆ではないですか!と私は申し上げたい。
 
 今回の事で、コースに愛情を持った良識のあるメンバーさんがコースに来たくなくなり、終には来なくなるのを私は恐れます。

 危機感を抱いた私は、1週間前、京カンの各評議委員長にご参集を呼びかけ、意見交換会を致しました。当然、各委員長皆、このコースに大変愛情をお持ちの方ばかりであり、忌憚ない意見が飛び交いました。そして、M競技委員長代行の号令の下、全評議委員が集まり、2月には合同委員会を開こうとなりました。
 この席で、評議委員の意見を集約し、PGMに陳情を行って参りたいと存じます。我々が陳情をしたとて、どうにもならないかもしれませんが、現経営陣そしてメンバーが話し合うことで前進することもあるのではないかとも思っています。
 今、世界各国が不況にあえいでいます。何処もかしこも苦しい。が、だからこそ、ここはメンバー皆でカバーするから、PGMもこの点は考え直してもらいたい、といった妥協点をお互いが模索しながら共存共栄を計って行けるクラブで京カンがあったなら、と私は願っています。

 以上、今週の独りごとでした。