2008年07月14日

第5回加賀屋杯を終えて

 7月10日(木)第5回加賀屋杯(岩手・宮城内陸地方義援チャリティーコンペ)は参加総数91名の下、無事、終了致しました。お陰さまで今回のチャリティー金額は84,350円が集まりまして、これを『第5回加賀屋杯参加者からの義援金』としてお送りしたいと思います。

 梅雨時での開催ということもあり、当然のことながら雨が降るやもしれないと思っていましたが、当日は全く雨に降られず、9時過ぎからは晴天となった一日で、本当、神様に感謝しなければなりません。

 イベントを開催するにあたり、まず大変なのは人集めでありましょう。人が集まらなければ事は始まりませんからねぇ。
 これまでの加賀屋杯では、以前、渡若造さんが『私の名前は渡若造』で書いておられる(アスリート系のゴルファーを多く見受ける)ように、これまでの加賀屋杯であればまず人数集めから苦労する事が多く、どうしても私の友人たちに協力を仰ぐ事が多くなっていました。が、今回の加賀屋杯では、お陰さまでこの苦労はほとんどありませんでした。募集と同時に多くの方よりご出席のご返答を頂き、今回初めて私からお声掛けをすることなく参加人数が集まりました。

 加賀屋杯への参加はお一人様から受け付けており、場合によっては2名、或いは3名、そして4名での応募を頂きます。
 私のドローの作り方は、まずは4名、いわゆる組単位でお申し込み頂いた方々を真ん中へ持ってきます。そして、それを挟むように2名でお申し込み頂いた方々同士を組み合わせますが、その場合、女性がおられる場合は女性2名・男性2名でなるべく組み合わせます。
 お一人様でお申し込み頂いた方々はその方々同士を組み合わせますが、1年以上の京カンメンバーさんの数人の方には遅めのスタートに入って頂き、京カンお初の方々と思われる方々に早めのスタート枠(遅いスタートが良いというリクエストがあれば別)に入って頂いています。これは、京カン自慢のお風呂とラウンジを満喫して頂きたいとの私の願いからです。
 
 今回も数名の参加者の方から、「今回のようなイベントを開催して果たして費用対効果が期待出来るのでしょうか?」「どうみても大きく○字が出ただけのような気がするのですが・・・」とのお言葉を頂戴しておりますが、私もその通りであろうと思っております(笑)。
 毎度お馴染みで、参加者の皆様からは参加費用を一切徴収せず、プレー代金のみを頂いているだけですから、パーティの食事・飲み代や昼食時の1ドリンク、そして今回などは暑い最中の開催ですからプレー中のペットボトルを装着させて頂きました。

 では、どうしてこのような採算を度外視した大・小のイベントを加賀屋ゴルフは開催しているのか?
 これまで、私は加賀屋杯を振り返り、加賀屋杯は日頃お世話になっている方々への謝恩の意味で行っており、ご参加いただけた方々に楽しかったと喜んでお帰り頂くというのが最大のテーマなどと綺麗事を並べて来ました。勿論、この言葉に全くウソはありません。が、今回を振り返って、本当は、ただ単に加賀屋ゴルフの社長である私がイベント好きなだけなのかも知れないと思い始めました。

 今回、パーティ会場でアンケートを実施しましたが「加賀屋ゴルフさん、有難う!」そしてその後のメールにて「スタッフの皆さんの心に感謝しています」「加賀屋ゴルフ、万歳!」との嬉しいお言葉も頂戴しましたが、その反面「司会者がウルサイ!内輪で盛り上っているだけ」といったご批判も頂戴致しました。加賀屋杯の欠点は、参加者全員のお名前を読み上げ、参加者全員に賞品を手渡しする慣わしの関係上、どうしても表彰式の時間が長くなる事です。その為、当人は、どうしたら皆様が飽きずに最後までドキドキしながら楽しんで頂けるかに頭を悩まし、腰に痛みを感じながらも声を枯らして現場に臨んでいるつもりではあるのです。
 ですが、ご批判は真摯に受け留めたいと思っておりますし、どうしたらもっともっと皆さんが喜んで下さるのかを考え、そして、私のこれからの人生への教訓に致したいと思っています。
 とは申せ、私としましては楽しんで頂いた方々のほうが多くおられたと思っております故、今回の加賀屋杯も総じて見れば成功だったとも思っております。
 こうしてつくづく考えますと、万人に喜んで頂くって、本当、難しいですね!

 この加賀屋杯を5回開催して来ましてイベント好きの私が得ましたことは、この杯は私が元気な間は続けるべき!しかしながら、この杯は、私の主旨である感謝の気持ちを持って全員のお名前を読み上げ、参加者全員に賞品を手渡しする関係上、決して参加人数は多くしてはいけない、そして、加賀屋ゴルフをよく知っている方々だけに集って頂くようにしようという事であります。

 今回の第5回加賀屋杯も第3回に引き続きまして、お祭りイベントに相応しいホールインワンがまたまた出ました。ホールインワンというのはそう多くは出ないものと思っておりますが、こう続きますと、原油高から来ています不況感真っ只中ではありますが、加賀屋ゴルフにも明日はあるのではないかという前向きな気持ちが芽生えた事は、大変私にとってはありがたい誤算(笑)でした。

 今回のイベント開催に協賛を頂きました京カントリーさん、そして、多大なご協力を頂きました京カンスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 また、沢山のお花を提供して下さいました花屋のオッチャン、お食事券を提供して頂いたシティクラブのOさん、無料プレー券を提供して頂いた上総モナークのTさん、ボールを提供して頂いたKさん、100本ものボールペンを提供して頂いたHさん、本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
 更には、参加もしないのに表彰式に駆け付けてくれて、表彰式を円滑にする為の助手を引き受けてくれたBUNちゃんと芝先案内人さん、本当にありがとう。
 そして、参加者の皆様、本当にありがとうございました。大変長らくお体を拘束致しまして申し訳ありませんでした、そして、お疲れ様でございました。

 最後になりますが、今回のイベント開催日が通年の夏季賞与日でありながらもスタッフの皆に渡しもせず、逆にあれやれこれやれとの私の命に黙って従ってくれた加賀屋ゴルフのスタッフの諸君、ありがとう。
 今回は少なくて申し訳ないけれども、14日にはキチンとお渡しさせて頂きますので、どうかご勘弁。

 以上、独りごとでした。

 と結んだのですが、本日早朝に、渡若造さんから今回のタイトルに関連する素晴しい寄稿を頂きましたので、恐れながら今回の独りごとに併せて掲載させて頂きます。

 前田社長 殿

先日はお世話になりました。皆さんも無事終えて、ホッとしておられるのではないでしょうか。
この原稿が応援団?に相応しいのであれば、「第5回 加賀屋杯コンペ」の報告の中に入れるか、「よもやま話」に掲載してください。

『加賀屋杯コンペで想うこと』

7月10日の梅雨の合間の薄日の差すゴルフ日和に、第5回加賀屋杯コンペが千葉県京カントリークラブで行われました。私の参加は第3回以来の2回目です。前回は参加者を募るのに苦労されたようですが、今回は定員を上回る91名の参加者でした。加賀屋コンペの特長は若い人が多いことです。大半が勤め人ですから、平日の昼間にこれだけの人数が集まるのは珍しいことです。それだけゴルフ愛好者が加賀屋の周りにいることを示しています。

成績発表パーティでまず感じたのは、前田社長・目土盛造さんの70台のスコアはさすがでした。特に盛造さんのホール・イン・ワンのおまけ付きはご立派。花屋のオッチャン・芝先案内人さん等ホームページの執筆者は80台前半に収める実力を遺憾なく発揮されました。資金と情熱を投入した成果は出ています。惜しむらくは癒し系と揶揄されるBUNちゃんが仕事優先で欠場されたことです。参加しておれば、「やっぱり癒し系か」とからかわれたか、「凄い!」と感心されたか、これは本人でも分からないでしょう。

パーティの席上、私は加賀屋杯コンペがどうして盛大なのかを考えていました。

第一は、全国に数百社あるであろうゴルフ会員権業者の中で、加賀屋ゴルフの社長がラウンド回数だけでなく、ゴルフに対する情熱が最も高いからだと思うのです。
そして前田社長は現場志向主義です。コースの状態・経営状態のみならず運営の仕方を直接自分の目で確認しているからお客さんに自信を持って説明できるのです。
コツコツ日誌で分かるように、彼の超人的タフネスは『ゴルフが好き』以外の何物でもないでしょう。バブル時には電話一本で開業できると言われたものですが、加賀屋ゴルフは全く逆のやり方です。

第二は、業界内ナンバー1のホームページを開設しているからです。
商売に関係ない『遊び・余興』の項目を複数掲載しており、執筆者はお客さんであることに最大の特色があります。会員権相場だけでは、売買に関係ない人は読みません。この遊び・余興の記事が加賀屋ゴルフホームページを開ける原動力になっているのです。従って、200万ラウンド達成の早いこと。

第三は、お客さんを巻き込んだ加賀屋ゴルフファミリーが形成されていることです。
コンペはいつも社員総出で運営され、社長のご家族までが接客されている。
ホームページには、かつてはお客様であった友人達が原稿を寄稿してくれる。コンペには花・食事券・ボール等の提供が参加者からなされている。
私はこれまで9つのゴルフ会員権を購入し、接触した会員権業者は10を超えるが、売買が済めばそれまでです。売買だけで終わるのが悪いのではありません。それが通常なのです。私自身も会員権業者と交流が続いているのは加賀屋ゴルフだけです。
加賀屋ゴルフは購入者が多い京カントリークラブ、きみさらずゴルフリンクス、上総モナークカントリークラブに於いて懇親コンペを開催しました。このように後々まで面倒を見る会員権業者が他にあるでしょうか。

モータリゼーションと流通革命により、お客さんとの接触を大切にする小売業者は日本から消えつつあります。「おまたせしません」「お客様を大切にする」を社是とする加賀屋ゴルフの存在価値はここにあると改めて思いました。    
 
手間がかかるだけでなく、経費のかかるコンペを続けることは容易なことではありませんが、少しでも長く継続されるよう願っております。加賀屋ゴルフのみならず、ゴルフ界の発展のためにも・・・

    <渡 若造>

 渡若造さん、今、私は思わず目頭が熱くなっております。きっと、スタッフ全員が同じ気持ちだと思います。本当に、本当にありがとうございました。