2007年11月16日
ゴルフは自分が選手であり審判でもある
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 これまで暖かかった陽気も、今日は一変し、いよいよ冬が間近であると感じました。
 昨日、一昨日とゴルフに行きましたが、ゴルフ場の状態は素晴しく、まさにシーズン真っ盛り・今がプレーに最適であることを皆さんも感じ取っておられるでありましょう。

 ゴルフ会員権の動きには、まだ目立った動きは感じ取れていません。株式市況の低迷もあってか、今日、各社の首脳陣と話をした時も、全く景気の良い話は聞こえてきませんでした。
 どうやら、今年一杯くらいは、我々も我慢が続きそうな感じです。
 しかし、買い手が少ない今、私は購入のチャンスだと思っているのですがねぇ。

 さて、ゴルフでは自分が選手であり審判でもある。
 今日、私はグリーン上で同伴者のラインに自分のマーカーがかかるので、マークをずらした。この時、同伴者のH.Kさんと冗談を言い合っていて、お腹を抱えて大笑いをしている時でもあり、私はうっかりしてしまい、マークを元に戻さずパッティングを行ってしまった。当然、この行為にはぺナルティーが付く。
 私はこの時の2パット目をストロークする時に戻さなかったことに気が付いた。そして、動揺して3パンチとしてしまった。この時に私はペナルティーを申告して、いくつとストローク数を述べたのだが、その時に同伴者のお一方は、別にプロではないのだからそんなのいいではないかと仰られた。その言葉の真意は、あくまで私への思いやりから好意的に仰って下さったのであろう。
 確かに私はプロではないし、今日はあくまで懇親会が目的であり、競技でもないプレー日である。
 
 しかし、私は、その方が好意的に仰られたスコアを申告はせず、ぺナルティーを付したスコアを申告し、自分のスコアカードにもその数字を書き入れた。
 私は今から数年前、悪魔に心を売り払おうとした事がある。
 それは、私が友人たちとタイにゴルフに行った時のことだった。タイにロイヤルというゴルフ場があるのだが、そのゴルフ場で私はドライバーを左に曲げ、池方向に打ってしまった。探したがボールはない、しかし、2分ほど経ったとき、キャディさんがタイトリストの1番のボールを見つけてくれた。あっ、これだ、これだと私は打とうとアドレスを取ったとき、このボールに加賀屋ゴルフの刻印がないことに気が付いた。この時の私のゴルフスコアは大変悲惨なもので、相当の負けを背負っていたのである。時間は本当に数秒であったであろうが、この時は私は数分悩んだ気分であったが、ついに私は「このボールは僕のではない!」と叫んだのだが、この時同時にキャディさんが「ここにもタイトの1番がある」と川の中から加賀屋ゴルフの刻印のあるボールを見つけた。
 この時の同伴者は、よく私のゴルフ日記に登場する往年の名プレーヤーM.Tさんだったのだが、この時のM.Tさんのセルフが「信吾ちゃん、悪魔に魂を売らなくてよかったね」であったのである。かって、私が加賀屋のHPで数回使ったことのあるこのフレーズは、実は私が悪魔に魂を売リ払おうとした時に、M.Tさんが私に使ったセリフなのである。

 それ以来、私は決して悪魔に魂を売り払おうか?と考えることはなくなっている。私はM.Tさんのことを今では往年の名プレーヤーと茶化しているが、実にクラチャンを5回以上取っている方なのである。
 この方の素晴しい所は、絶対に自分のスコアをごまかさないことである。そんなの当り前だろうが!と皆さんは仰るかもしれない。でも、自分が予選なんかでボーダーラインにいる時に、もしボールが動いた時など、果たしてそのペナルティーをちゃんと申告できる方がどれ位いるのだろうか?
 だからM.Tさんは、いつまで経っても私にとってのゴルフの師匠である。と言っても、技術の師匠ではないのであるが(笑)。

 ゴルフは自分が選手でもあり審判でもあるスポーツであり、まさに心の葛藤のスポーツと言えるのではないでしょうか。

 今週は会社にいる時間が少なく、ちょっとつけ刃的な独りごととなってしまった。本来ならもう少し肉付けをしたいところであるが、時既に20時50分を過ぎてしまっている。ということで、今週の独りごとは以上で完成と致します。

 P.S
 たった今、ある方からものすごく感激するお電話を頂戴した。
 サービス業というのは、まさしくこれなのである!
 この事を書きたくて仕方がないが、その方と『この事は○○には内緒にして下さいね』と約束したので当然ながらHPにも書かないが、今、私はまさに感動しています。