2007年10月15日
15年の眠りから覚めたコースとは?
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私の大好きなキンモクセイの匂いが巷に漂い始め、大変ご機嫌な季節となってまいりました。各ゴルフ場もいよいよ本格的シーズンインとなり、これからの3ヶ月は日没の関係もあり、日が暮れるまでプレーヤーで賑わい出すこととなりましょう。となると予約が大変となります。
 今年のゴルフ場の特徴としては、まず第一にコンペの数がここ数年の中で一番多いという点です。間違いなく、ゴルフ場には人が戻り始めています。
 花屋のオッチャンのレポートにも書いてありますが、これからは、特にコンペの幹事さんは大変になると思われます。
 また、総務省統計局の発表によると、8月のゴルフプレー料金は、前年同期比で1%を超える上昇で、これで5月から4ヶ月連続で上昇したと伝えている。

 ここに来てゴルフ場の売買金額はうなぎ上り。一番手っ取り早いはずの既存のコースの売買が難しくなってくると、考えられるのは建設を中断しているゴルフ場を買い、造り上げて行くという手法である。
 ただし、ここでもポイントになるのがエリアである。

 全国でゴルフ場建設が中断している数は約100箇所。で、その大半は開発許可を返上しているコースが多い。そんな中、唯一例外的に動き始めたのが千葉県なのである。そして、その千葉県でもアクセス面で優れた地点のコースのみが工事を再開しているようである。
 その場所とは?ズバリ、成田地区と東京ベイエリアなのである。

 成田近辺へのアプローチ道路である東関道は、東京近郊では最も混雑が少ないと言われている高速ライン。その上、千葉で最も客単価を見込めるエリアでもある。
 また、東京ベイエリアは、その昔は道路事情の最も悪いエリアの一つだったのだが、アクアラインという怪物ラインのお陰で、集客力が数倍もアップしたエリアである。

 そう、ゴルフ場で最も大事なのは何と言っても場所なのである。

 そのアクアラインを使って一番近いインターはこれまでは木更津北インターであった。が、今年、同じ位近いインターである木更津東インターが出来た。

 その木更津東インターから5キロ、7分という至便な場所に『きみさらずゴルフリンクス』という名前のゴルフ場があります。そう、バブル初期には真理谷という名前で呼ばれていたあのゴルフ場であり、当時の会員権が5000万円で売買されていたゴルフ場でありました。
 その真理谷も平成4年に破綻し、その後、オリックスグループが競売で取得致しました。
 そして、ゴルフ場名こそ『きみさらずゴルフリンクス』と改めましたが、市場環境の悪化から、一切の新規募集を行うことも叶わず、結局、真理谷の暫定会員(正会員180名と平日会員98名)とビジターでの営業に終始して来た訳であります。
 が、とうとう15年の眠りから覚め、この度募集を開始することになりました。つまり、これまでの15年間はどんなに興味がある方であっても、このコースへは入会叶わず状態だった訳です。
ゲート
 日本初のピート・ダイ設計のコース。
 まずは、ゲートからハウスまでのあのアプローチ道路にワクワク感が溢れます。当時、際立って目立っていたパンパース(ススキ)こそホール内プレーゾーンからはなくなりましたが、ピート・ダイ独特のあの造りは無論健在であります。多少、ハウスまわりの草臥れた感は否めませんが、なかなか他に類を見ないコースレイアウトは、プレーヤーの挑戦意欲をこれでもか!と掻き立てます。中でも圧巻は、PGA男子ツアー第5のメジャーと言われているザ・プレーヤーズ選手権が開催されるTPC・ソーグラスを彷彿させるあの17番ショートであろう。
 まさに、鬼才ピート・ダイ、どうしてもこの名前には、コレクター前田信吾は否が上にも興味をそそられてしまう。
ゲートからハウスへのアプローチ道路
パンパース(ススキ) 17番ショートホール フロント
ロビー ロビー レストラン


 無論、募集金額が高ければコレクター前田信吾も手が出せない!が、この募集金額が231万円(税込み)と聞けば、オッオーと唸ってしまう。
 例えば、このエリアでの他のコースとの購入総金額をこのきみさらずと比べて見ましょう。木更津北より5分の木更津が340万円、木更津東より25分ほどの鶴舞が460万円、同エリアのかずさが230万円、同じオリックスの富士OGM市原が260万円、そしてちょっとインターから走り、コースの系統が同じであろうと私が感じるオークビレッジが500万円である。
 こう考えて見ると、今回のきみさらず、安く感じるのは私だけであろうか?


OGMのサービス理念

 次に、私が興味を持つ理由を列挙してみますと

  1. 往路・復路共に、アクアラインノン渋滞、木更津東降りてからノン渋滞という究極のアクセス(ちなみにコースから川崎のジャンクションまで40キロで日本橋の加賀屋ゴルフまで50キロ)
  2. 鬼才ピート・ダイという名前とそのピート・ダイが造った日本初コースである点
  3. 経営がオリックスである点
  4. オリックスマネージメントのコースメンテナンスが総じて素晴しい点
  5. 現在はKGA加盟だけであるが、すぐさまJGAに加盟すると伺ったから
  6. 今回の200名募集終了後、月例を始めとする公式競技をすぐさま行うと伺ったから
  7. 最終会員数の正会員1400名・平日会員(土不可)400名は私が考える適人数の範疇だから
  8. ローンが使えるから

 の8点からであります。

打球場  バンカー練習場  18番ホール
 9番ホール   9番ホール  9番ホール

 過去、私は2005年7月22日号で「茨城県にホームランコース現る」と題し、このコーナーで取り上げました。そして、そのうちの筑波東急はあっという間に募集を完了したのですが、自分には人気が出るコースか否かを見分ける嗅覚があると自負しております。(生意気ゴメンナサイ)
 この独りごとのコーナーで募集コースを取り上げるのはその時以来2度目でありますが、この『きみさらずゴルフリンクス』は、2年前の筑波東急以上に皆様方に推薦できるコースであると私は思っています。無論、オーソドックスなコースを欲している方には向かないコースですが、そうでない方には又とない機会であろうと思われます。
 
 今日10月15日からこの募集が正式に開始されましたが、ご関心をお持ちになられました貴方、ぜひともご用命は、オリックスゴルフマネージメントと正式な募集契約を交わしております加賀屋ゴルフへお願い申し上げる次第であります。

 以上、独りごとと致します。