2007年9月28日
同伴者から好かれるプレーヤーになりたい
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 先週は独りごと作成の時間が全く取れず、お休みしてしまいまして失礼致しました。今週も時間があまりなく、どうなることやら心配ですが、頑張ってみましょう。

 福田新体制がスタート。お金の問題で大丈夫かな?と思われる数名の閣僚の名前も見受けられた福田内閣であるが、私は福田新総理には期待したいと思っています。
 私の描く福田新総理の私のイメージは、大変失礼な表現かと存じますが、どちらかというとボケ役が上手であり、またちょっとした言葉にブラックユーモアを感じる人というイメージである。
 報道によると一部の方から冷たい人と表現されておられるようだが、私にはそういうイメージは全くなく、むしろ何でも相談できる温かい人に感じる。そして、ソフトに感じられるが、実は信念が強い人であるというイメージである。
 私は小泉政権時代の福田官房長官に大変好感を持っていました。
 個人的には支持率は低いところから徐々にと思っていたが、新聞紙上の支持率を拝見するとかなり支持率が高い。総理ご自身が仰っておられるように、ま、これはこれで良しといった所なのでしょう。
 いずれにしても、最後にはどうしても幼さを感じさせられた前内閣よりは充分に期待が出来ると個人的には思っています。

 柄にもなく、ゴルフの話題からそれた内容で始まりました。

 あっという間に、9月ももう終わりであります。
 先週、今週と月曜日が祝日となっていた為、更に時間が進むのが早い早い。
 また、9月の終盤は平日のゴルフも多くなっていて、体力的にもかなりしんどい状況であります。いかんいかん、弱音を吐いては!
 時々このコーナーでも触れていますが、最近ゴルフに行ってとにかく感じる事は、人がよーけ入っているという事であります。とにかくコンペの数が多い。近郊のゴルフ場さんにとっては、まさに万々歳なのではないでしょうか。
 私どもの業種を含めて、必ずしも景気が良いと感じられない人も大勢おられると思うのですが、近郊のゴルフ場に行くと本当は景気が良いのではないか?と常に思ってしまいます。
 そして、最近ゴルフ場へ行ってつくづく感じるのは、ゴルフ場の心構えの変化であります。これも何度かこのコーナーで触れておりますが、ここ1,2年で接客姿勢がすこぶる改善されております。
 今週、筑波カントリーにプレーに行った際にも、高橋社長より『真心を込めたおもてなし』という言葉をお聞き致しましたし、これらの姿勢はとにかく各ゴルフ場からより強く感じるようになりました(加賀屋ゴルフもより精進せねばなりません)。
 また、最近付いて下さるキャディさんも大変素晴らしい方が多く、大変気持ちよくプレーが出来ている次第であります。

 大変気持ちよくプレーと言えば、同伴者によっても気分良く廻れる時とそうでない時がありますね。私の場合は嫌な同伴者に当たるのは滅多にないのですが、今月はエーッと感じる同伴者と廻ることになりました。
 その日はコンペで、一度も廻ったことのない方がお二人ともうお一方は数回廻っている御仁であった。
 前回にも書いたように、私はプレー時にはサッササッサと歩いて行きます。自身の球がフェアウェイに飛んだ時で、同伴者の球がややこしい地点に飛んだ時は、当然のようにその方の球を一緒に探すようにしています。この日も数回林に飛んだ同伴者の球を捜索し、その都度発見致した次第。
 このような時は大概の方が「ありがとう」というお礼の言葉を仰っしゃいます。しかし、その日の同伴競技者の一人の方は最後まで礼を述べられることはなかった。
 3人は代わる代わるピンを差しますが、当然その方はそれもやらない。
 その方のその日のスコアは100ストローク前後で18ホールで3個のパーを取られた。その際に、同伴者からナイスパー!の言葉が掛かっても知らん顔。
 日頃どのようなゴルフライフを楽しんでおられるのか分らないが、私のハートがブルーになったのはお解り頂けるであろう。
 
 そこで、今週は2週間ほど前、私の独りごとをお読みになられた顧客のY.Tさんから興味深いメールが届きましたので、そのメールをご紹介しましょう。勿論、ご本人様にはご了承頂いております。


                9月14日号独りごとについて
社長さん よくぞ言ってくれた。

世の中、無神経、わがまま、独りよがり、気配りの無いプレイヤーのなんと多いことか。
偉そうにするプレイヤーほど、失敗したときの態度が醜い。

むかしむかし、まだ私が若い頃で女房とまだ結婚する前の話。

女房の父に結婚の承諾をもらう為に、女房の家に行こうと女房に言ったら、数日して女房から伝言が。

女房
「家には来なくて良い。でも一ヶ月後の何月何日に○○○○○○で一緒にプレイするから準備しておくようにって父は言ってるわよ」


「俺、ゴルフしたことないし、道具だって何も持ってないぜ」

数日すると私の自宅に、ゴルフクラブの全セット、靴、キャディバック、ルールブックが送付されて来た。

それから一ヶ月ぐらい、私は明けても暮れてもゴルフ練習場へ。電車の中ではルールを必死に勉強。

そして迎えたプレイ当日。スコアは無残、惨め、悲惨、自信喪失、惨憺たるものでした。

しかし、義理の父は結婚を許してくれました。


数年経ったある日、私は義理の父に聞きました。


「何故、家に訪問するのでなくて、ゴルフのプレイを選んだのか?」

義父
「家で1時間や2時間話をして相手の人間性がわかるかい? 判る訳ないね。ゴルフで6時間ぐらい一緒にいてみろ。性格が如実に出る。なんといってもこれはごまかせないからね」

今思えば、義父のゴルフプレーの選択は鋭いの一言。

残念ながら、私には娘がいませんが3人の息子がいるので、嫁さん候補には視察プレーを課すつもりです。

社長さんの本旨からはそれてしまいましたが、社長さんの独りごとを読んで、ふっとその時を思い出してしまいました。

埼玉県 Y.Tより
 皆様、如何でしたか?
 
 今週のパーゴルフの『父・勝美さんが語る石川遼クン』の文中には、「世界一好かれるプレーヤーになりたい」と言ったコメントには二つの意味があり、ゴルフファンから好かれるプレーヤーになりたいという意味もありますが、遼の本心は、「同伴のプレーヤーから好かれたい」ということなのですとあります。
 ゴルフは本当に楽しいもの。であれば、自分もそれを充分楽しみ、そして同伴プレーヤーとも打ち解けながら皆で楽しむ。それが本来のゴルフというものではないでしょうか。

 埼玉県のY.Tさん、頂いたメールを題材として今週は使わせていただきました。掲載に際しまして、快く承諾頂けましたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 以上、今週の独りごとでした。