2007年7月20日
千葉カン・梅郷での研修ゴルフ会に参加して
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 毎日ジメジメした気候は相変わらずで、気分まで暗ーくなってきますね。早く梅雨明けして欲しいと願う今日この頃であります。

 6月前半は弊社でも活発な商いが展開されていましたが、6月中旬以降から今日まで、売り買いともに減少してまいりました。今年の商いは、ほんま不調でございます。

 さて、今週は昨日お邪魔しました千葉カントリー倶楽部を取り上げてみたいと思います。

 あっ、そうそう、昨日付いて下さったキャディ(N)さんは、2005年12月に梅郷コースで開催された”日立3ツアーズ”(男子・女子・シニアプロによる対抗競技)時に、女子プロの不動選手に付かれた方でした。そのキャディ(A)さん曰く、「不動プロはラインもお聞きになりませんし、ボールも自身でお拭きになられ、私は単にクラブを運んでいるだけだったので、最初はかなり戸惑いました」だったそうです。
 このことについては賛否両論あると思いますが、私は不動プロのテレビから受ける頑固さと言うかプロは黙って仕事するという職人的な実直さはやはり本当なんだと思ってしまいました。そのことを聞いた私は、スタートしての数ホールをキャディさんにボールも拭いて貰わず、自分の手でゴシゴシとしごき、プレーしましたが、やっぱりタオルで拭いてもらった方がいいなーと感じ、途中からやめてしまいました。

 ちょっと脱線しましたが、千葉カンについては、2007年6月8日号でも少々取り上げたのですが、今回も私の頭の中ではホットな千葉カンを取り上げます。
 まずは、歴史から入って見ましょう。

昭和29年、日本初?の株主会員制ゴルフ場として会社設立
昭和30年、野田コース(18H)開場
昭和32年、川間コース(18H)開場
昭和35年、梅郷コース(18H)開場
昭和41年、北越谷パブリックコース開場
昭和50年、川間コース9ホール増設

 で、現在はメンバーシップコースの各3コースが半径5キロ以内に存在し、それぞれ違った場所に存在する63ホールの株主会員制大型林間コースであります。
 そして、これら3コースはそれぞれ違った趣のゴルフ場を目指していて、それぞれコンセプトがおありのようです。
 ご紹介しますと、
【野田コース】老若男女を問わずアベレージゴルファーからトッププロまで楽しめる、変化に富んだ、戦略性豊かな風格ある本格的林間コースを目指す。
【梅郷コース】ゴルファーの挑戦意欲を満足させる、日本屈指の本格的チャンピオンコースを目指す。
【川間コース】四季折々の花木に彩られ、池と適度な起伏を持つ雄大なコースを目指し、かつカートを使用することで、幅広いゴルファーの要望に合理的料金と柔軟性を持ったスタート方法で答える。
 また、北越谷パブリックにも基本概念があり、江戸川河川敷を活用し、低料金を望むゴルファーにプレーの場を提供する。
 とそれぞれなっているようです。

 正確な会員数は、平日会員の200名を含み3,173名。一見多いように思いがちですが、63ホールあるので、18ホールに換算して965名となりますから、全く多くはありません。

 バブル崩壊後、ゴルフ環境が著しく悪化してきた事により、平成16年(2004年)ゴルフ場運営を会社に移管しました。と同時に、会員の中から常勤の経営陣が選出され、現在の舘谷社長・多田専務による現経営体制が出来上がりました。
 経営陣は他倶楽部に先駆け、いち早く、年会費の増額と会員プレー費の値上げをメンバーに通知しました。この時の文面は、当時としては珍しい現在千葉カンの収支状況は芳しいとは言えないという内容のものであった為、一時、千葉カンが危ないのか?と言った問い合わせが我々業者にも多く寄せられたのを覚えております。
 そして、会員権相場も一時それに呼応するように買いが入らない時期がありました。
 私の記憶が正しければ、名門林間コースで、最初にこのような大鉈をふるったのは千葉カンだった筈です。
 
 しかしながら、これ以来、倶楽部を経営する側と注文を出す側(メンバー)との風通しは非常に良くなり、現在では倶楽部が良くなるのであればカネを出そうとするメンバー、そしてその期待に答えようと良い倶楽部作りに一層励もうとされている現経営陣との調和の取れた大変スムースな運営になっていると私の目には映っている次第です。
そして、平成18年度より収支は黒字に転換しております。

 各ゴルフ場には経営基本方針があり、当然この千葉カンにもあるそうです。千葉カンのそれの一項にある『クラブ会員やビジターが満足できる質の高いサービスを提供すること』そして、『サービス向上のために仕事を継続的に見直し・改善すること』更には、『ひとりひとりの職員が満足して仕事に従事できるよう、適切な動機付けを行うこと』という3項目は、現経営陣の根底にある、ゴルフ場経営はサービス業の最たるものであり、ハード・ソフト両面でこれが本当のゴルフ場のサービスを我々は行いたいという表れだと思っています。
 現に、メンバーさんからスタッフが明るくなった、また接客姿勢が格段に良くなったという声を聞きますし、最近ではビジターさんからも聞こえるようになりました。

 また、昨日のキャディ(N)さんも仰っていましたが、最近のフェアウェイの状態をことのほか褒められるそうです。確かに申し分ない出来栄えでありました。また、後に触れますが、フェアウェイの刈り高に自信がなければ、ファーストカット部分を造ることはできないでしょう。

 昨日お邪魔して、私が新に感じ入った点が3点ありました。
 1つは、シーズン時には打球場において、芝の上から直接ボールを打てること。
 2つ目は、フェアウェイ、ラフの他、トーナメントの様にファーストカットの部分が出来ていたこと。
 そして、3つ目ですが、これは懇親会時に長岡会員詮衡委員長(私的には会員選考委員長と受け止めている)のご挨拶の中にございました。
 長岡詮衡委員長は、「ゴルフがお好きで、ルールを遵守し、他のプレーヤーに対する思いやりのある心を持つゴルファーで、皆さんと仲良く過ごせる方であれば、我々は大歓迎をするし、ぜひとも業者の皆さんにもそのようなゴルファーがおられたら、当コースを推奨してください」と仰れました。
 名門コースというのは、諸条件からとかく狭き門になりがちな傾向にあります。が、昨日、千葉カン長岡詮衡委員長のお話を伺う限り、少なくとも千葉カンは門戸を閉ざしていないと感じ、イチゴルファーとして嬉しく感じた次第です。

 今回のゴルフ日記にも書きましたが、参加者一同が一見練習グリーンだと勘違いしたほどのアプローチ練習グリーン1面を含む合計3面のアプローチ練習場は、豪華そのものであります。私の千葉カンでの一番のお気に入りは、なんと云ってもこの梅郷のアプローチ練習場です。
 まだ味わったことのない方は、ぜひとも味わって下さい。私の褒める意味合いがきっと分ってくれると思います。
 
 日本橋から40キロの好立地、プレーに関するメンバーへの配慮、ラウンド後の手引きカートによるメンバープレーは追加料金なしという利便性という点では文句なしも、入会総費用1500万円を超えますので、誰にでも推奨出来るという訳にはいきません。が、多少高くても常磐道エリアでゴルフをするのに良い環境のコースはと問われれば、現時点では私は間違いなく千葉カンでしょうと申し上げます。
 
 最後になりますが、今日アップされます『MISOJI3兄弟』、すごいですねー、前田信吾感動しました。今日、20日(金)は特別豪華ラインナップ日で、ふむふむさもあらん『芝先案内人・特別編』、腹を抱えて笑い転げる『目土盛造・ゴルフ場の昼ご飯』、そして不肖私の『独りごと』一気にアップしちゃいます。