2007年7月6日
いよいよ頭角を現し始めた鶴舞カントリー
戻 る トップに戻る
 早いもので、今年ももう半分を過ぎた。明日は七夕、また歳をひとつ取るのか。
 7月に入った途端に、弊社での商い件数はガクンと落ち込み出した。大変お寒い限りである。が、他社の情報ではありますが、「株主総会が終わり法人さんからの依頼が増えてきたよ」と嬉しそうに話しておられるのを聞くに、弊社にもこれから少し明るい兆しが見えてくるかも?と期待したいと願う今日この頃であります。

 今年の上半期で、私はこれまで34コースの探訪を行い、74回ゴルフ場でプレーしております。その中には、会員権価格が約1億円するコースや1000万円を楽に超えるコースへの探訪もございました。
 そこで、プレーしたゴルフ場を思い出しながら、今年プレーしてみて「いやー兎に角、素晴しい」と最も感じたゴルフ場を今週は取り上げて見ましょう。
 そのコース名はズバリ、鶴舞カントリー倶楽部であります。

 鶴舞カントリー倶楽部の会員権価格は、現在390万円〜400万円あたりで推移しており、価格だけを見れば、決して一握りの人しか買えないような高額のコースではありません。名変料の105万円を含めましても、500万円ちょっとで入会できるコースであります。
 鶴舞は、日本人設計家としてはおそらく一番有名であり、人気があるであろう井上誠一氏の設計のコースであります。そういう観点からも、従来から根強い鶴舞ファンはおられ、あの地域の中では会員権価格も上の部類に入っておりました。
 が、常にプレーヤーを悩ませて参りましたマンネリ状態化している穴川の渋滞や特に夏場の海水浴客とのバッティングによる交通渋滞もあり、これまでは時間が掛かる、遠いというイメージが必ずついて参りました。が、アクアラインという怪物の出現以来、それらのマイナスイメージは随分と払拭されてきました。
 また、アクアラインの開通以来、昨今の市原・君津エリアの来場者人口の住まいは、従来の千葉・東京の東地区から神奈川県・東京西地区のそれへと完全に変貌を遂げてきております。
 アクアラインの開通は、鶴舞のみならず、市原・君津地区のゴルフ場を、いきなりスターダムに押し上げる効果を上げたと私は感じています。

 このように大きく変貌したアクセス状況を鑑みても、鶴舞を素晴しいと私がイマイチ思えなかったのはコースのメンテナンスと接客姿勢にあったのです。
 弊社でも、鶴舞への入会希望者のお問い合わせは多く、この6年間で40件ほどの商いに携わってきました。にも拘らず、私はこのコーナーでこの鶴舞を大きく取り上げたことはありませんでした。
 鶴舞は、皆様もご承知の通り、三井東圧、三井物産、そして一昨年暮れに東急不動産へと母体が変わってまいりました。母体が東急に変わってからというもの、鶴舞の状態は日増しに良くなって行きました。
 そして、今年5月に西コースを、そして6月に東コースをそれぞれ廻りましたが、思わず『ワンダフル、ビューティフル』という形容がピッタリのコースへと変貌を遂げました。先程も書きましたが、鶴舞より会員権価格は断然上のコースと比較しても、コースそのもの(レイアウトやメンテナンス)に関しては勝りはしていても、劣っているとは全く思えません。
 また、以前は少し不満が残る箇所が数点見られた接客姿勢においても現在では大きく改善され、ゴルフ場はサービス産業であるという基本原理に則ったものに変化を見せております。

 鶴舞が他のコースと比べて特に優れている点は、アプローチ練習場にあると思います。名門コースといわれているコースのアプローチ練習場は、いずれのコースも大変素晴しい施設をお持ちであります。が、その中でも特に傑出したアプローチ練習場3面だと思います。【話は変わるが、因みに私が思うナンバーワンコースは千葉カン梅郷コースで、あの本グリーンと変わらぬアプローチ用グリーンは最高の練習環境と思われます。】
 更には、メンバーがお連れする同伴ゲスト料金(平日1万円・土日祝日2万円)への配慮、また、予約の取れ具合とフリー来場者への配慮(36ホールある点)も鶴舞の点数を上げる重要ポイントになっている。
 また、鶴舞が他のコースに比べて優れている点(この事をご存知の方は少ないと思われる)は、クラブ会報の年間発行回数(発行すればするほど当然経費は掛かります)とその充実度であろう。

 今年、西コースが2ベントグリーンに変わり、来年には東コースも2ベントグリーンに変わります。
 更には、現在木更津東まで開通している圏央道ですが、間もなく鶴舞から1キロの所にインターが開通します。
 この2年ほどで大きな変貌を遂げた鶴舞カントリー倶楽部ですが、私如きによる次のような云い方は生意気に聞こえるでしょうけれども、敢えて云わせて頂きます。
 このままの状態をこれから先ずっと維持していく事が出来るようであれば、鶴舞カントリー倶楽部は、これから益々楽しみな上々コースになると云えるのではないでしょうか!

 最後に、最近、鶴舞にご夫妻でご入会されたMさんより、私宛に届いたメール(ご了解の上、よもやま話と生声に活用させて頂きました)をご紹介し、今週の独りごとの結びとさせて頂きます。