2007年6月8日
ゴルフ界にも待望の王子出現
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 男子ゴルフ界も石川遼選手という王子の出現で、久し振りに華やいだ雰囲気になって来ました。今週のスポーツ紙には、千葉カン梅郷で開催されている関東アマの記事が連日一面に掲載されています。
 男子プロトーナメントでアマチュア選手が勝利することは並大抵ではないので、その直後の公式戦に当の本人石川遼選手が出場するとあっては、大騒ぎになるのも致し方ないと思います。
 その関東アマでは石川遼選手も9位に入り、日本アマへの出場権を得たので、7月初旬の愛知カントリーにおいても人、人、人、そしてものすごい盛り上がりを見せることでしょう。

 米国ではタイガーウッズの出現により、スポーツ界におけるゴルフへの注目度は大変高くなりました。このまま石川遼選手が順調に成長して行くならば、日本のスポーツ界におけるゴルフへの注目度も大きく変動する事にあるでしょう。
 また、そのことにより、ゴルフ業界における経済効果も絶大になると思われます。そうなれば、我々会員権業界においても効果が出て来ることが予想される事でしょう。
 実際、今週に入って、ジュニアである息子と一緒に入会できるコースは?というお問い合わせが弊社にはすでに1,2件入って来ております。

 ゴルフ日記をご覧頂きますとお分りになるかと思いますが、私は、会場になっていた千葉カン梅郷コースへは昨年も数回お邪魔しています。我々が、いつもプレーしている状態とは全く違い、ラフは相当伸ばしているよう(KGAの友人に今週伺った)だったので、フェアウェイを外した時には、選手の皆さんが相当苦労しただろうと想像します。また、テレビから拝見するグリーンの状態は申し分なく、フェアウェイの状態も大変良かったように感じました。
 しかし、この千葉カン梅郷コースも2005年8月6日のプレー日記では、私はフェアウェイは良くないと表現しております。

 実は、私がこの千葉カンにプレーに来るには理由があります。
 千葉カンと親しい私の友人Tさんが、コース側からの要請で視察プレーをして当コースの悪い点を包み隠さず指摘して下さいと依頼される時、Tさんから私に一緒に同行してチェックレポートを作ってくれとお声が掛かるからであります。
 千葉カンといえば、過去には男子の日本オープン(1962年・梅郷)や女子の日本女子オープン(2003年・野田)が開催されるなど、名門と呼ばれるに相応しい歴史と伝統を兼ね揃えたコースであります。

 そんな名門コースに対してチェックレポートを書くというのは甚だ恐縮なわけですが、千葉カンさんの考えは、過去の歴史にあぐらをかくのではなく、他のコースに比べ現時点で足りないもの、劣っていると思われるものを、日頃から色んなコースへプレーに行き、他コースと比較検討してくれるプレーヤーから聞く事でその劣っている部分を早急に対処したいとの考えのようです。ですので、決してオベンチャラレポートではなく、歯に衣着せず遠慮なくレポートしてくださいとは云われているものの、いつもここまで書いて気分を害されないだろうか?不安になりながらレポートしています。

 今回関東アマの会場にもなっている梅郷コースの2005年8月頃のグリーンは、数年前に1グリーン化され、グリーンのスピードはまずまずだったものの、ボールマークが多いグリーンで決して綺麗なグリーンではありませんでした。が、1年後にはものの見事にボールマークがないグリーンに変貌しておりました。
 2005年8月当時、特に良くなかったフェアウェイについては、1年経ってもなかなか復調しませんでした。が、その芝も、キャディさんを含む管理業務スタッフによる目土の徹底と樹木の間引きにより日当たりが良くなったからか1年半後には見違えるような状態に変貌し、今ではテレビに映る現在の好コンディションとなっております。
 私が千葉カンで一番変わったと感じる点は、接客姿勢であります。どちらかというと少し暗い感じがありましたが、最近はフロント・マスター室のスタッフの方々の笑顔は特に好印象で、さすがは一流コースと思わせる雰囲気が感じられます。また、キャディさんの作業や応対なども随分と改善されたように思われます。
 
 今回ハニカミ王子の出現で、これだけ千葉カン梅郷にギャラリー・マスコミ関係者が集まる事は、千葉カンにとっても大変喜ばしい事で、そうなったことで逆に大変であったろうとは思いますが、千葉カンさんにとってはきっと嬉しい誤算だったと思います。で、これは、常に良いフィールドを、そして良いサービスを提供したいと常日頃から研磨されている千葉カンさんへの神様からのご褒美だと私には思えてなりません。

 このコーナーでも時々書いてきておりますが、常日頃から真摯な姿勢で仕事をしている企業には、神様はきっと微笑んでくれると信じ、加賀屋ゴルフもかくありたいと願う今日このごろであります。

 最後に会員権の話を少々。
 これまで会員権を引っ張ってきた高額コースは、お休みモードから抜け出せていませんが、300万円以下のコースには動きが出てまいりました。今年の主役は法人ではなく、ここまでの動きを見ますと、完全に個人が主役になっているようですね。

 先週、このコーナーで『ついにやったぜ!理事長杯チャンピオン!』のゴルフ日記を書くと意気込んでおりましたが達成できませんでした。大言壮語、本当、失礼致しました。

 以上、今週の独りごとでした。