2007年2月2日
女性会員枠の撤廃はいかがでしょう
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 2月に入っても関東地方の天候はすこぶる快調で、各ゴルフ場の方々も大いに微笑んでおられることでしょう。昨年などは土日の書き入れ時に雪が降り、営業面で大ダメージを受けていたのですから。
 とにかくゴルフをしていても、とても1月とは思えない陽気の日々ばかりでした。ゴルファーにとっては願ったり叶ったりの気候ですが、本格的な冬が来ないというのは地球温暖化が確実に進行しているのでしょうから、これまで以上に真剣にこの問題に取り組んでいかないと本当に映画の「デイ・アフター・トゥモロー」になってしまいそうで恐ろしくなります。

 さて、会員権は相変わらずの薄商いを続けています。弊社においても過去5年間の1月の中で2007年は最も商い件数が少ない年でした。
 弊社の仕事に対する取り組み方が悪いからなのでしょうが、先週も書きましたが、異常なまでの会員権アップダウンの終焉を表していると思われます。
 これからしばらく、各ゴルフ場の常連さんのお顔ぶれもおそらく安定していく事でしょう。

 これまでは、会員権を売却した時、損が出るというのが大半でした。が、これからは今売却すると利益が出て税金を払わねばならないという方も出てくるでしょうし、実際そういう方もポツラポツラ見られるようになりました。が、現時点での多くの方(高額物件以外)は、入会時取得総費用から売却金額を引いて50万円以上の利益となっていない方が多いと思われますので、実際に税金を払わねばならない方はそうはいないでしょう。

 現在、ある大臣が不用意に発した言葉(自分の心の根底に本当にあったものを素直に表現してしまったのでしょう)から世間では大問題になり、その事が日夜新聞テレビで大きく報道されています。
 今の日本で問題なのは、子供を生まなくなったのではなく、子供が欲しくても、自分たちが子供を作っても果たしてその子供を立派に育てていけるだろうかその夫婦に自信が持てないからであり、つまりはそうなってしまった社会環境にあると私は思います。

 ちなみに私は昭和36年の丑年生まれですが、私の過ごした幼少時代、私の遊びは春は小川で道端にある葉っぱを千切って作った船で競争をしたり、夏にはおたまじゃくしやカエルを採って遊んだり、又、草っ原でパンツのゴムを用いた弓を作り、それで弓矢ごっこをしたり、殿様バッタやしょうりょうバッタを採ったり、秋になればコオロギや鈴虫、カマキリを採ったり、冬にはかまくらを作ったり、竹スキーで遊んだりしていたものです。それらの遊びにお金は全然かかりませんでした。
 更には、小学校では受験という言葉はなく、小学校から塾に行く子などいなく、現代社会のように小中学校の教育費に膨大な費用がかかるということはなかったと思います。(こう感じるのは、単に私が田舎育ちだからなのかもしれませんが)

 言うならば、子供を育て上げるのに今のようにお金がかかる世の中を是正しなければ、少子化の問題にピリオドを打つことは無理ではないでしょうか。
 こんな風に書くと、そんなことを今更あなたに言われなくても分ってますよと言われるでしょうけど、、、。

 なにやらいつもと違った展開になってきました。

 現在社会では以前の世の中と違い、女性の地位が格段に向上しています。お父さんは外で仕事を、お母さんは育児と家事をという世の中から、父母共に仕事をし、父母共に育児と家事をこなすというスタイルが確立されてきました。
 そんな中、共通の趣味を持つ夫婦が多くなり、そんなにハードではないゴルフは受け入れられやすかったのか、以前にも増して女性ゴルファーが多くなってきました。女性受けするゴルフ場は、平日の集客面でも大きく数字を伸ばしているようです。今では、女性受けしないゴルフ場は淘汰されていくとまで言われるようになっています。
 最近は、夫婦で同一コースのメンバーをと考えている方は多く、弊社にも、夫婦で購入を考えているのですがというお問い合わせが多く寄せられます。
 ところがちょっとグレードの高いゴルフ場になると、男性の会員権は買えても女性の会員権は婦人制限があったりして、予算越えや物件が出て来なくて購入を断念するというケースが度々見られます。
 確かにハウスの女性施設のキャパシティーから女性枠を制限する、又は、私たちは高いお金を出して入会したのにーという方々への財産権の侵害等の問題を考えてこれまで通り制限したいというゴルフ場さんの立場は分りますが、男女平等が叫ばれ、大臣が不用意に発した言葉でこれだけの問題になるのであれば、男女の枠を撤廃して下さるゴルフ場さんがもっともっと出てきても不思議ではないのではないでしょうか。さすればもっともっとゴルフ業界に活気が出てくると思われます。

 以上、ちょっと今週はちぐはぐな独りごととなってしまいましたが、今週の独りごととさせて頂きます。