2007年1月19日
グニャグニャッと曲がった松の木
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 ここのところ晴天続きで、本来であればシーズンオフのゴルフ場にもどっと人が押し寄せているようです。今年に入り、6日の土曜日の大雨の日以外はゴルフ楽しやの日々が続いています。ですので、先週なども高速道路の交通量は多くなっているなあと感じました。

 先週まで静かだった会員権は、今週に入りまして動きが見られるようになりました。ジワッジワッと買い手が増えて来た感があります。
 今週動き出したコースは、ズバリ、アクセスが良いコースであります。また、今年の特色としては、平日会員に買い手が多く入って来たことです。この平日会員人気現象はバブル崩壊後初めてではないでしょうか。2007年に入り、本当の意味での2007年問題が本格的になってきたと見るべきなのでしょう。ただし、この現象もあくまで都心から近いコースに限ってであります。
 東京都や神奈川県のコース、並びに埼玉県、千葉県、茨城県南部の林間コースの平日会員権は、まだまだ物色傾向が続くと思われます。

 いよいよ座談会出席メンバーによる”ザ・談会”なるコンペを加賀屋G縁のゲスト目土盛造氏やBUNちゃん同席の上20日(土)に行いますが、天気もまずまずのようですし、面白おかしく楽しく一日が過ごせれば良いと思っています。
 また、弊社を通じ、京カンには昨年から今年にかけても大勢の方々が入会して下さっていますので、一昨年に実施し好評だった京カン新メンバー交流会(皆さんが仲良くなってもらい更に楽しいクラブライフをエンジョイしてもらいたいと願い)を3月に40名ほどで行います。無論、皆がメンバーですので、開催日は集まりやすい土曜日を考えています。(すでに日にちは決まっていますが)案内が届いた方はぜひこの機会にお仲間を増やす為にご参加下さいませ。
 今年、加賀屋ゴルフでは、こんな交流会を他のコース(弊社取り扱い上位)でも行うつもりですので、どうぞご期待下さい。

 さて、ご存知の方も多いと思われますが、私の出身地は石川県の金沢市であります。金沢といえば、真っ先に連想されるのが『兼六園』でしょう。私はこの兼六園が大好きで、以前は無料で入れたからなのか(現在は有料)、しょっちゅうあの小石混じりのじゃりじゃり道を散策したものです。
 兼六園の何を見に行っていたかと申しますと、私は植物にはほとんど興味がないのですが、唯一松の木だけには興味があったのです。松の木は真っ直ぐ生えている松の木もありますが、途中からグニャッと折れ曲がっている松がありますが、兼六園にはあのグニャグニャッと曲がった松の大木が多くあり、私はその松の大木を見る為に兼六園(特に雪吊りの時期で、雪が降っていない時は最高)に行っておりました。又、私は松ボックリが好きで、大量の松ボックリを拾ってはビニール袋に入れて家によく持ち帰ったものでした。
 ゴルフにおいても、林間コースに行けば松の木が多く見受けられる訳ですが、コースによっては私の好きなグニャグニャッと折れ曲がっている松が多いコースと少ないコースとに分かれます。
 もし、ゴルファーに松の有名なコースは何処だと思いますか?と尋ねれば、関東の多くのゴルファーが大洗と答えるでしょうか?大洗は黒松を中心とした松林をなしていて、特徴として斜めに伸びている松が多くあり、素晴らしい景観をかもしだしています。
 が、私が大好きなグニャグニャッと曲がっている松の木で一番印象に残ったコースは私にとっては江戸崎だったのです。私が江戸崎で最初にプレーしたのは28歳の時で、当時、江戸崎は27ホールで営業していたわけですが、私はあのグニャッと曲がった松の大木の多くを見て、思わず故郷の兼六園を思い出し、えらく感動したのを今でもはっきり覚えています。この時、私はこのコースのメンバーになりたいと強く思いましたが、当時の江戸崎は平日会員権でも1600万を越えておりましたので、私なんぞには到底手が出せる代物ではなかったのです。
 その時から私の心にはいつかは江戸崎への思いが強まっていったのです。それから10年ちょっと後、会員権相場の下落から私はようやく長年の夢であった江戸崎入会の夢を果たしたわけです。しかし残念ながら、多くの林間コースの松の木が害虫の被害から毎年枯れていて、江戸崎でも私が大好きなグニャグニャッとした松が随分と少なくなってしまったことは大変残念なことです。

 人によりゴルフ場に入会する動機は違います。しかし、そのゴルフ場でプレーした時、いつかはこのコースのメンバーになりたいと私のように感じた事は皆さんにもおありなのではないでしょうか。
 今週は、グニャグニャッと曲がった松の木を大好きな私が、江戸崎に憧れ、ついには入会したエピソードを独りごとと致します。

 以上、今週の独りごとでした。