2006年10月27日
いったいクラブライフとは?
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 日本シリーズも北海道日本ハムファイターズが昨日日本一を決め、新庄選手のまるで映画を見ているようなシーンで幕を閉じた。

 会員権は、動いているのか動いていないのか、業に携わっている私にもよく解らない動きを見せている。個人的には、次の1,2週間の動きが今後の会員権を占う意味で重要な週となる気がしています。

 10月16日(月)から公募し始めた11月22日(水)の座談会企画は、皆様方からのご協力で、昨日時点で予定定員の8名から参加表明を頂きました。人数集まらずに企画倒れか?との懸念もございましたが、開催できそうであることに喜びを感じている次第です。参加表明を頂きました顧客の皆様に、前田信吾、心より御礼申し上げます。
 日頃このコーナーで何度も書いてきておりますが、加賀屋ゴルフのHPは皆様方からのご協力で成り立っています。今回、ご多忙にも関わらず、ご出席頂けます皆様に有意義な時を過ごしていただけますよう、また、座談会参加者の皆様からの声を偽らず正直に、弊社HPに掲載したいと考えておりますので、御期待頂きたく存じます。

 最近よくクラブライフという言葉を見たり聞いたりします。
 では、クラブライフとはいったい何なのでしょう。その問いに即座に正確に答えられる方は大変少ないのではないでしょうか。
 直訳すれば、”クラブにおけるそのメンバーさんの暮らし”となりますでしょうか。クラブと云ってもゴルフクラブもあれば、テニスクラブやスポーツクラブ等いろんなクラブがありますよね。で、ゴルフクラブにおける具体的なクラブライフとは、メンバーが行きたい時に自由にそして気楽にプレーを楽しむことが出来、そのプレー中も然ることながら、プレー後も他のクラブメンバーとの肩の凝らない語らいが出来る事を云うのでしょう。更には、同じクラブ同士のメンバーが集まり、他のコースでのプレーや旅行に出かけるというのもクラブライフと一般的に云えるのではないかと思っています。
 
 その中の行きたい時に自由にプレーが出来るという点については、ゴルフシーズンたけなわの場合は絶対にという事は難しいかもしれませんね。
 いつでもガラガラのゴルフ場や超名門と言われるゴルフ場であれば可能なのかも知れませんが。
 そんな中、イーグルポイントというゴルフ場は、10人のオーナーによる厳格な会員制ゴルフ場として注目を集めています。ゴルフ場での収益を期待せず、自分たちの庭を共有しながらクラブライフを楽しむというコンセプトのゴルフ場です。赤字が出てもオーナーたちで賄って行くというスタイルのゴルフ場のようです。このようなゴルフ場であれば、いつでも必ずプレーが出来るでしょうし、快適なクラブライフをおくれそうですね。
 しかしながら、そのコースのメンバーになるには1000万円以上の資金がかかりますし、更に維持費としての年会費は50万円です。最高のゴルフコースと言えると思いますが、一般ピープルにはなかなか高嶺の華というのが現実でありましょう。
 
 私は現在いくつかのクラブに入会させて頂いており、勘定してみますと〆て603ホールをメンバーとしてプレー出来る事になっているようです。<まるで他人事のようですが正直、実感がわかないのです。>かって年会費無料のコースにもいくつか入っていましたが、今は全てのコースに年会費が掛かりますので、結構な額になると思います(今だかって計算したことがないし、今後も計算はしない)が、それらを売却すれば、資金は調達できるかもしれませんし、イーグルポイントの年会費も払えるかも知れません(入会させて頂けるかは甚だ疑問ではありますが・・)。
 しかし、私がたとえ同クラブに入会できたとしても、果たして自分が満足のいくクラブライフをおくれるでしょうか?

 よく引用されている言葉に「日本のゴルフクラブに真のクラブはない」という言葉を見たり聞いたりしたことのある方々は多いと思います。私は欧米のクラブのことを全然知らないので、ふーんそうなんだといつも思っているのですが、果たして日本で欧米のクラブスタイルというのは合うんでしょうか?
 私個人としては、狭い土地でいつもセカセカ動き回っている日本人には、欧米のスタイルより、それとは違う日本独特のゴルフクラブスタイルが合っていると思っています。

 私が考えるクラブというのは、仲間を作り上げることが出来る場所のことであり、私が考えるライフとは、その日は一緒に廻らなくともそのクラブの仲間同士でプレー後も肩の凝らない会話を楽しめることです。

 私はゴルフクラブのメンバーになって以来、クラブを通じて知り合った仲間に結婚の相談をしたことや相談を受けたこともあります。また、変な話、離婚の相談もありました。更に、仕事や人生についてのアドバイスをしたり、逆に受けたりもあり、現在の私の心の糧になっているものもございます。
 なかなか真の友人というのは作れるものではありませんが、ゴルフ場のメンバーになったことで、真の友人が出来たという方もおられるのではないでしょうか。

 小金井や東京ゴルフ倶楽部、程ヶ谷などの超名門コースには、ゆったりとしたソファーが談話室に置いてあり、メンバーさんがそこはかとなく充分くつろげるスペースがございます。
 そんなスペースを見て私は、流石は万人が名門と認めるコースだなと拝見しておりました。
 私は7年程前だったと記憶しておりますが、朝日新聞から依頼を受けてコラムを書いたことがあります。タイトルは『私のクラブライフ』でした。その時は、私の京カントリーでの一日の過ごし方をそのコラムに書いたのです。ここでまた京カンのことを述べると、「御社のHPを楽しみに拝見しておりますが、京カントリーに少し傾き過ぎのキライあり(笑)」と言われてしまうかも知れませんが、今週は触れてみます。

 京カントリーには、他のコースにはなかなか無いものがございます。それは、ゴージャスなお風呂とラウンジです。色んなゴルフ場にお邪魔させて頂いている私ですが、京カンほどのラウンジを持つコースを見たことがありません。
 プレー終了後、滝を眺めながらのここでのひと時は、格別であります。この空間で、メンバー同士が京(今日)のプレーを振り返りながらの歓談は、私にはこれぞクラブライフだと思えて仕方がないのです。日本人プレーヤーは帰りの渋滞を考えている方が多いので、このようなラウンジがあってもゆっくり寛げないかもしれませんが、渋滞しないところにお住まいの方や狭い日本渋滞もよろしからずやの方にはこの空間は最高のスペースだと思われます。
 また、お風呂や歓談なんてと朝から晩までガンガンゴルフをやりたい人には、ワンハンだろうとどうぞどうぞですから、その点もお気軽ゴルフ場と云えるでしょう。(但し、照明設備はありませんから、暗くなって日没ご帰還もありますがね)
 そういう京カンもメンバー数が2300名程と少なくはなく、又、アクティブメンバーがここ1年で増えているので、以前より予約が取り難くなっているようです。が、京カンは現在の相場においても80万程度のコースです。この金額で全てを望めるコースなどないのは私を含め大勢の方が百も承知ではないでしょうか。
 私にとってのクラブライフとは、ゴルフ仲間を作り上げる場所であり、プレー終了後もクラブ仲間同士で肩の凝らない会話が楽しめることでありますので、その点では満足度の高いクラブライフをエンジョイさせてもらっていると云えるでしょう。
 そして、クラブに気軽に気楽に行ける、そのような場所があるというのは私には大変幸せなのです。

 今回は私のクラブライフに対する考えを述べてきましたが、クラブライフへの思いは千差万別、各人各人が違うと思われます。
 皆さんが望むクラブライフ、一体何処にあるんでしょう。すでに見つかっている方も大勢おられると思いますが、まだ見つかっていない方にもいつの日かそんなクラブが見つかることをお祈り致し、今週の独りごとと致します。