2006年9月1日
メンバーの意識改革を見た気がする
戻 る トップに戻る
 今日から9月に入ったが、未だ私は自宅療養中である。

 ここに来て、少しずつ会員権にも買い手が増えてきたようである。
 昨年同様、秋口になっても損金処理の話はほとんど無いようである。安い会員権が年末近くになるとジャンジャン出てくるという時代はもう過ぎたようである。今や安い会員権も時間をかけねば見つからない。

 先日、『ガイヤの夜明け』に浜野ゴルフクラブのことが取り上げられていた。
 浜野は、メンバー主導に生まれ変わり、更に素晴らしいコースに変貌することを予感させる番組でした。私が今回の番組の中でおやっと思ったのは、メンバーさん自らが目土をする姿を映像で流した時でした。ずいぶんと世の中が変わったものだと思ったからです。これまで、ゴルフ専門チャンネル以外の番組で、プレーヤーが自分のターフ跡以外の目土をしている映像があったでしょうか?私の記憶にはありません。これまで(バブル期)は、メンテナンスなどはゴルフ場の仕事であり、我々にはあまり関係がないというメンバーさんが多かったのではないでしょうか。
 それがバブル崩壊後、そこら中のゴルフ場が破綻の憂き目に合いました。各ゴルフ場は集客に躍起になり、プレー価格を近隣ゴルフ場より下げる事を競い集客してきました。当然、ゴルフ場は儲けがなくなり、簡単なところから経費を削減しだします。例えば、社員数を大幅に削減する、キャディ制を廃止しセルフ化を目指す、メンテナンス費用を削るといった具合です。
 社員がいなくなり、キャディがいなくなればコースが荒れてくるのは必定です。そうなってくると、メンバーさんたちは自分の通うゴルフ場を自分たちで守ろうとします。浜野はキャディ付のゴルフ場で、いつでも大変綺麗なゴルフ場ですが、私はあの場面から、メンバーが自分のコースに大変愛情を注いでいるなぁと感じ取ったわけです。私はメンバーの意識改革を感じ取りました。
 浜野は確かに250万円くらいの念書の時代がありましたが、現在は1000万円を越える相場になっています。このような高額会員権を誰でもが買う事はなかなか難しいでしょう。
 このコーナーで何度も書いてきましたが、高額コースには当然それなりの倶楽部ライフはあるでしょう。が、高額でなくてもそのようなコースはあるはずです。それらのコースは本来ならもっと高い価格がついてもおかしくないコースと云えるでしょう。

 人によってゴルフプレーに求めるものは全く異なります。
 とにかく安くプレーがしたいのでセルフが良いという人やキャディがいないとダメだという人、健康のために歩きたいのでカートはイヤだという人やカートがないと行きたくない人、知らない人と廻っても全然平気な人と常にゴルフは仲間内とだけの人、四季折々の風情を楽しみたい人やいつもスコアばかりを追い求める人、どんなに叩いても難しいコースに立ち向かおうとする人や良いスコアが出ないコースは嫌がる人、ただゴルフが出来ればよい人やゴルフだけではなく食事や付帯設備でも楽しみたい人など様々であります。
 また、ゴルフ場のコースレイアウトによっても好き好きが分かれるでしょう。
 池が多いコースが好きな人や池が少ない方が良い人、平坦なコースが良い人とアップダウンがある程度あるほうが好きな人、フェアウェイが広いのが好きな人と所々狭いホールがないと嫌な人、とにかくいつでもピンが見渡せる真っ直ぐなホールが好きな人やドッグレッグの多いコースが好きな人など様々です。

 しかし、どんなコースであれ、どんな人であれ、コースコンディションの良いコースには満足されるはずです。メンテナンスの良いコースは万人に好かれるはずです。東京ゴルフ倶楽部や武蔵といった一流コースのメンテナンスは無論素晴らしく、コースコンディションはいつも良い状態です。100万円のコースでもそれに負けないコースも現に存在しておりますし、そういうゴルフ場を今後も探って行きたいと思っています。

 という事から今は全くゴルフが出来ない私ですが、復帰後のゴルフ日記からは、ちょっぴりスパイスを加えたものにしようかと思っています。来週の独りごとは会社で書いているはずです。いよいよ社会復帰しますよー。

 以上、今週の独りごとでした。