最近の会員権の売り買いのバランスは、圧倒的に買い件数が売り件数を上回っており、物が出始めると途端に成約率は高くなります。しかしながら、この売り物も何十本と出てくることは考えられず、あるまとまった本数をこなすと、急に市場から売り物がゼロになるのです。しかし、買い方もその時には同時に市場から姿を消すことになります。いわゆるブランク期間です。 ここから買い件数が増えて来るのか? はてまた、売り件数が増えてくるのか? ここが会員権相場の今後を占う上で大切な分岐点になるのです。 6月、7月にかけて市場に買い物件の件数が多く感じられれば、今後も相場は強含みで推移するでしょう。 最近の会員権相場は、バブル相場になっているという話を耳にします。 さて、会員権は本当にバブっているのでしょうか。私はノーだと思います。 このコーナーで何度か申し上げましたが、確かに大きく値を上げたコースが数多くありますが、私はここまではただ戻しているだけだと思っています。 しかし、会員権相場を読むのも大変難しく、外れることもしょっちゅうです。最近では、4月28日号の独りごとで、横浜カントリーは5月に調整が入るでしょうと書きましたが、全然入らず安定相場を維持しております。私はどうやら横浜の実力を甘く見ていたようです。 そんな中、調整が入ったと思われるコースもありますが、売り物が多くないので、成約価格が果たして安くなるのかは微妙であります。例えるなら、鶴舞カントリーは一気に380万円の成約価格を付けましたが、ここに来て弱含みの相場展開です。現在の買い手指値は310万円といった状態です。しかし、今度、成約する価格が330万円あたりまで下がるのでしょうか?ここも私はノーだと思います。今の鶴舞の相場展開が、先程書いた、いわゆるブランク期間なのです。 先の事は誰にもわかりませんが、この鶴舞において、予想するなら、直近成約値段から10%ほど下で拾うことが出来れば、最高の買い物になる気がします。 会員権を考えている貴方、これからの調整時期が動き出すチャンスかもしれませんよ。 以上、今週の独りごとでした。 |