2006年2月3日
最近の値動き「千葉、茨城」
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 2月に入りました。
 会員権は依然品薄状態が続いています。最近はテレビニュースでも会員権のことを何度か取り上げています。先日もテレコールを主体に営業されている会員権業者のある社長さんが「ここの所、メンバーさんにいくら電話しても、電話しても、使ってない(そのゴルフ場に行っていない)けど上がりそうだからしばらく持ってますよ」ばかりで商売にならないとこぼしていました。
 当然、コースによっては売り物が全く皆無と言うことではないので、弊社では幾ばくかの商いを先月もこなしました。ただ、やはり買い人気が根強く、各コースの相場を押し上げています。

 さて、今週は最近の値動き「千葉、茨城」です。

 まずは千葉県からです。
 プライスリーダーの鷹之台には売り物はなく3000万円を越えての成約状況となるでしょう。同様に、我孫子も売り物はなく2000万円を越える勢いです。カメリアヒルズは額面償還をしているコースですので、相変わらず安定感が随一です。
 続いてのグループとしての藤ヶ谷はジリッジリッと気配値を上げてきており1200万円を窺っておりますし、袖ヶ浦も次の成約値段は1000万円となるでしょう。千葉カンもここに来て一気に上昇しており成約1000万円は堅い動きです。中山やキングフィールズには現在目立った上昇は見られません。今後の注目銘柄としては、売買は停止しておりますが私は浜野を挙げたいと思います。
 佐倉や総武も徐々に売り物が減っております。相変わらず成田ゴルフの買い人気は強く、売り物がなく気配値を上げており、総武を早い時期に抜き去るかもしれません。船橋はいよいよ理事会と会社のわだかまりが解消され、噴火の様相を示しており、300万円中盤の成約と思われます。経営が東急不動産に変わった鶴舞もこのクラスに入ってきまして300万の動きが定着しそうです。平川や鎌ヶ谷も300万円を越えるのは時間の問題と思われます。
 続いてのグループとしては、目立った動きをしているのは南総です。売り物が大変薄く、買い手は上値を追う傾向があり、アクアライン便利地区では鶴舞と並んでプライスを引っ張っています。また、京葉も早い時期に200万円を越えると思われます。グレンオークスやオークヒルズにも根強い人気があります。姉ヶ崎には一服感から少し息切れがみられてきました。相対的に見て、この100万円から200万円の価格帯の千葉のコースには買いの手が少し薄らいで来て安定感が見られるようになりました。目立っているのはスカイウエイ位で、ほとんどのコースに価格の変動は見られないようです。が、鳳琳には経営方針への反駁からか逆に買いがありません。上総モナークも年会費の値上げにより、少々弱含み(私はそう心配していない)です。人気が出始めているのは、大多喜城で一気に100万円を越え千葉県の現在の元気印となっています。また、勝浦東急も急上昇しています。(東急不動産グループ恐るべしと言った感です)紫あやめにも売りが全く出てきません。
 100万円以下のコースに目を移すと、長太郎に人気が出始めましたが、何といっても引っ張っているのは京カントリーでしょう。売り物もそこそこ出る物件ですが、成約件数が多く、売り物を依然こなしながら(気配値だけではなく)上昇を続けています。じわり上昇しているのは花生で、常に買い先行で売りがほとんど出ません。この価格帯のコースにおいて元気が出るにはアクセス、もしくはコース素材の良さがないと上昇は厳しいものがあります。
 こうしてみると千葉は前週の3都県に比べコースの数が多いだけ人気のバラツキが激しいようです。
 言うなら2極化というより3極化が始まっていると云えるでしょう。

 続いて茨城県に移ります。
 茨城のプライスリーダーの大利根は商い数をこなしながら上昇を見せておりますが、2000万円までの上昇には、もう少し時間がかかりそうな感じです。大利根と同様筑波にも買いは集中しておりますが、これまたグングン上がって行きそうな感はなく、半信半疑の様相を見せています。が、個人的な感想としては、今後の筑波の価格は大利根と以前ほどの差はなくなると見ており、これからの注目コースだと思っています。
 セカンドの茨城は素材の良さから1000万円台を回復しまして、これからのジワジワと上昇と思われます。龍ヶ崎も当然上昇しておりますが、茨城ほどの人気はありません。大洗には根強いファンが多く、相変わらず買いの手は多く入っています。
 茨城では数少ない500万円前後のコースの取手国際は、大幅な上昇は見られなくなってきまして安定期に入ってきたようです。続いて常陽、江戸崎、フレンドシップのこれまでいつも同価格で推移していた3コースは、頭ひとつ常陽が抜け出し、江戸崎、フレンドの順になっていますが、3コースとも連動しながら順調に上昇してきております。個人的にはフレンドの平日価格が現在の七不思議(平成16年後半の鶴舞平日状態・あの時のH.Aさんは見事だった)であります。狙っている方には120%絶好のチャンスでしょう。
 新興勢力の美浦は大変な勢いを見せ、200万円を越える成約状況です。トーナメントコースでもある宍戸は上昇しすぎたか一服感があり、安定期に入った模様です。藤代はあまり価格変動を見せておりません。メンバー数が多くない金乃台、アスレチックも売り物は皆無のままです。
 100万円未満のコースで現在大人気なのは、かさまフォレスト、ダイヤグリーンです。続いて人気があるのは、麻生、白帆、セベバレのインターから距離がある地域のコースです。又、レイクスには買いの手が多くなって来ておりますし、セゴビアも売買をこなしております(コースにアクセントがあるコース)。それらの人気コースを更に上回っているのはコース素材がピカイチのセントラルです。昨年まで名変無料の会員権が大幅に出回ったことで価格は異常なまでに下がっておりましたが、その措置もなくなり、現在は本来の実力が反映されてきた模様です。これから更に上値を追うと思われます。(去年入会した方々は最高でしたね)ここに名前が出てこない100万円以下のコースは、現時点ではまだ元気が出ておりません。
 茨城にも人気のバラツキが感じられます。

 この2県をまとめますと、やはり都心から離れるに従い人気が極端に薄くなっております。先週の3都県に比べ、コース上昇の違いがはっきりと現れています。これからはアクセス主体にコース人気度が出てくるのかも知れませんね。

 来週はその他の県を検証してみましょう。

 現在、朝の7時45分を過ぎておりますが、いよいよ100万ラウンドが近づいて参りました。来週月曜日には達成していると思われますが、2001年にこのHPを立ち上げ、丁度5年で到達できそうです。
 思えば、あっという間の5年でしたが、現在もこのように続いてこられましたのも色々とご協力を頂いている顧客の皆様を始めとする読者の皆様方のお陰です。その感謝の意味を込めての100万ラウンド記念加賀屋杯を3月9日(木)に行います。
 弊社としても、現時点での精一杯の背伸びをして皆様方をお迎え致したく存じますので、奮ってご参加をお願い申し上げます。これまでどのような形で加賀屋杯を実施して来たかにつきましては、過去の加賀屋杯模様をご覧頂きますればお分かりいただけると思います。
 これまでの参加者の皆様からもとても楽しかったという感想を沢山頂戴致して来ましたし、期待して頂いてよろしかろうと存じますので、皆様方からの参加申し込みを切にお待ち申し上げております。

 以上、今週の独りごとでした。