2006年1月27日
最近の値動き「東京、神奈川、埼玉」
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 先週末には関東でも大雪が降りました。この程度の雪で大雪とは何事と思われる雪国の方々も多いでしょうが、関東人にはビックリの雪でしたね。私も当然のごとくゴルフはお休みになりました。ですので、バルコニーで子供と雪だるまを作り楽しんでいました。私が週末の昼間に珍しく家に居るので子供も喜んでいたようです。
 今回の雪は、これまで関東ではあまり影響が出にくい千葉県のゴルフ場でも被害が大きく出たようですが、なんと栃木県のゴルフ場ではあまり影響がなかったようです。各地区のゴルフ場は今日から営業、もしくは明日から営業のゴルフ場が多いと思いますが、先週クローズの為出来なかった分、週末は大混雑が予想されるでしょう。

 さて、1月も終わりに近づきましたが、会員権はライブドアショックの影響は全く見られず売り手薄の状態が続いています。
 最近の流れを説明しますと、あるコースには売り手は300万円から入っている。買い手は230万円から入っている。これまでの会員権の場合は買い手主導でしたので、買い手の希望に近づいての成約が多く見られました。が、最近は売り手の300万円に近い値段でないと成約しなくなりました。
 最近、成約された方の傾向を観察してみますと、自分の希望する値段に固守せず、現時点で買える値段をズバリ聞き早々に返答している方が成約出来ているようです。
 そして、1本成約した後、売り手はその価格の更に上の値段を指してきます。そして売り気配は徐々に上がり、買い気配はどんどん増えて上昇してくるという図式を描いています。上昇する時は必ずこういった動きになります。
 私の友人で会員権コレクター(失礼)がいます。先々週もある会員権の取引の為弊社に来られた時、彼は、「この相場上昇は実需相場か?」と聞いてきました。私は、「間違いなく実需である」と答えました。彼はすかさず「本当はあんたら業者が隠してるんじゃないの?」と再度尋ねましたが、私は「隠していない」と答えました。
 これまで確かに、何度か年末に優良物件を数本在庫に出来た年もありましたが、昨年は本当に在庫に出来るほど売り物が市場に出なかったのです。売りがあっても年末、そして年初に買いが殺到したため在庫に出来る余裕がなくエンドユーザーにお譲りしたというのが本当のところだと思われます。
 今は各メンバーさんに電話(テレコール)やダイレクトメールがじゃんじゃん行っているので、益々売り手から見ればやっぱりまだ上がるんだと言う論法になるでしょう。売る気はあっても様子見となり、市場に売り手は少なくなるのです。

 さて、今日は、東京、神奈川、埼玉県の値動きを追って見たいと思います。

 まずは、東京都からです。
 小金井、東京よみうり、よみうりの3本柱には売り物はほとんど見当たりません。よって、市場としてもほとんど売買が成立していないと思われます。桜ヶ丘も売り物は出づらく、いよいよ2000万円を睨んだ展開に入ってきました。多摩カンは成約が見られず気配値だけが上がっています。府中は昨年の500万円台から一気に上昇しましたが、現在は700万円台での売り買いの綱引きを見せています。八王子も購入希望者は増えてくるが成約はせず、買い気配がずっと続いています。赤羽は相変わらず堅調な動きを見せ、一時は地に落ちた青梅もグングンと値を飛ばし150万円に迫っています。相武、立国も売り物が薄い動きとなっています。念書物件の東京国際も値を飛ばしています。破綻直後の300万円に復帰するのか?といった動きです。武蔵野や東京五日市、GMG八王子は値を上げているものの、大幅上昇には至っておりません。

 続いて神奈川に参ります。
 戸塚、相模原は一向に売り物が出てこなく、気配値が毎日上昇しているといった状況です。しかし磯子は2000万円で買い方、売り方が睨みあっています。レイクウッドの相場展開はちょっと私にはコメントしづらい(よくわからない)状況となっています。本厚木は上げ相場の時もじっとしている性質どおりに1600万円で安定しています。平塚富士見はあっという間に上昇し、今後の成約価格は1100万円を越える感じです。箱根にも売り物はなく買い気配だらけです。横浜もじわっじわっと上昇しており実力を発揮し出しました。中堅の清川やレインボーにも買いが入っていますが、じっとしている性質の相模湖は安定しています。湘南シーサイドや鎌倉、葉山にも人気は集まっており(成約が多い)価格を押し上げています。また、茅ヶ崎は安定期に入ってきております。大相模や津久井湖も上昇を続けており、売り手の価格を飲まないと成約が難しい状況です。他のコースには目立った動きはないものの、東名厚木は低価格帯のなかでは買い気配を上げております。しかし、神奈川県の低位銘柄には元気が見られません。

 埼玉県に入ります。
 武蔵、狭山は気配を上げ出しました。成約困難と云わざるを得ません。日高に価格面で遅れを取っていた飯能にも明るい日差しが差し込め、日高と上位を争っています。高坂は他のコースのように動きはまだ見られていません。しかし2月に入れば間違いなく上昇と思われます。鳩山が大奮闘をしています。名変料を80万円に下げ、ユーザーに受け入れられた点と素材の良さから買われています。高麗川、東松山という実力派も徐々に徐々に上値を追っています。昨年元気のなかった入間も活発になってきました。私が密かに注目しているのは嵐山です。なかなか人気が出なかったコースですが、コース素材、運営など注目点は高いコースですので、景気と共にちょっとした起爆剤があれば大化けの要素は高いコースですが、価格は上昇し出しました。高根や川越にもものすごい人気が集中し、売り手さんに合わせねば買えない状況が続いています。富貴が100万円を越えて130万円の攻防となっています。飯能グリーンも100万円を睨んだ展開です。神奈川県に比べて低位銘柄も幅広い人気を集め、多くの商いをこなしている様子です。どの銘柄にも買いは多く、売り物はまばらな県です。

 来週はその他の県の値動きを追って見たいと思います。

 以上、今週の独りごとでした。