2005年12月2日
高額会員権のここ2年半の推移
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 なんやかんやしているうちに12月に入ってしまいました。
 昨年もこの時期はバタバタの連続でしたが、今年のバタバタは去年とちょっと音色が違います。昨年は売り買いのバランスが取れておりましたが、今年は買い、買い、買いが圧倒的に多いです。
 そして関東近郊のゴルフ場はどこも予約で一杯になり、多いなる賑わいを見せております。
 
 さて、今週は高額会員権が2年半ほど前に比べ、どのように変化してきたかを検証してみましょう。
 このコーナーの2003年3月20日号によりますと、この時は価格が下落傾向になり、1000万円以上の会員権は、3600万円の小金井を筆頭に1100万円の桜ヶ丘と武蔵まで1都8県で14コースでした。
 更に2003年7月11日号によりますと3月20日から更に桜ヶ丘、武蔵が減りまして12コースとなっていました。
 それが、今は(前が2003年3月20日、後が2005年現在)
 小金井3600万円→5350万円、よみうり2600万円→3800万円、東京よみうり1600万円→3800万円、鷹之台1750万円→3100万円、戸塚1650万円→3100万円、レイクウッド2900万円→2800万円、相模原1460万円→2070万円、磯子1250万円→1900万円、本厚木1400万円→1600万円、桜ヶ丘1100万円→1600万円、我孫子1500万円→1500万円、武蔵1100万円→1400万円、大利根1420万円→1350万円、筑波1200万円→1250万円 と推移しています。
 これを見ますと東京よみうりの230%上昇2200万円アップ、そして鷹之台と戸塚の大幅上昇(約倍近く)がわかります。しかしながら、我孫子や大利根、筑波にはさほど変化が見られません。地域的に見ると、東に比べ西側に上昇が見られています。とすれば、お金持ちはやはり東京の西側に住んでいるのでしょう。また、ここ数年の勝ち組の方々は都心の真ん中に移り住んでいるのかなと思ってしまいます。
 更に窺い知れるのは、よみうり、戸塚、鷹之台の上昇は法人筋の買いが相場を押し上げた要因だと見ることが出来ます。(この3コースは法人の買いが多いコースなので、価格の急激な上昇にもついていける。)
 先日千葉県の名門コースにお邪魔した時、我々は最終組近くであったのですが、17時を過ぎても大勢の方々がクラブハウスでお酒等を召し上がられ談笑されておられました。そして外には多くのハイヤーが待機しておりました。少し前にはあまりなかった光景です。私は、また接待が増えてきたんだなと思いました。
 おそらく来年には、1000万円以下に下がっている平塚富士見や藤ヶ谷あたりも1000万円超に復活してくると予想されますが、個人的には開場75周年を過ぎた名門我孫子が鷹之台の半分はいくらなんでも安すぎるかと思いますので、今後の我孫子の相場価格には注目してみたいと思います。

 以上、今週の独りごとでした。