2005年11月18日
今後の会員権相場の判断基準について
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 5月27日号の独りごと『マッチプレーで争われる競技 埼玉県』において、東松山カントリーでのクラブ選手権はストロークプレーにて行われると記しましたが、恐らくメンバーさんだと思われますがUさんより「開催は5月〜6月にかけて開催されますが、32名を選抜して後はマッチプレーで行われます」とご指摘を頂き、調査した結果、間違いに気づきました。どうやら私のヒアリングミスのようでした。
 私としてはあれだけのクラブゆえに何故ストロークプレー?と思い驚いたので、当時あのようなコメントを発した次第でした。誤った情報を載せてしまいゴメンナサイ。

 さて、会員権市況でございますが、相変わらず活況を示しています。
 最近の情勢を睨みますと、高額会員権に人気が集中しているわけではなく、むしろ50万円から100万円の立地の良いコース。また、200万円ほどの有力中堅コースに売買が集中してきております。
 先日からの独りごとのコーナーでも触れておりますが、平日会員にも最近は人気が出始めており、私は密かにバブル時代を思い起こします。
 また、ゴルフ場の予約状況についてですが、平日も予約が取れなくなっている日が多くあります。特に水曜、木曜日は土曜日かと間違える位、入っているようです。
 いったいどうしたのでしょう?
 時期的なせいだけなのでしょうか。景気のせいでしょうか。いずれにしてもゴルフ場さんが潤いかけてきたことは、弊社にとっても大変良い事なので大歓迎です。

 現在、会員権はどの会員権も強含みですが、春先には大きく上昇しましたが、今は値を下げていて現在人気が落ちているコースもあります。これは上昇しすぎた反動なのかも知れませんが、それだけではないコースもあると思います。そのうちの一つは、今や弊社では余程でないとお取り扱いはしたくないコースと化しました。ここでそのコースの名前や理由を明かすことは出来ませんが、とにかく触りたくないというのが今の私の本心です。同業で私と同じ思いを抱いている方はきっと何人もおられると思います。だから春先に比べ4割も下落しているのじゃないかなーと。考え方が変わらない限り、もっと人気がなくなる気がします。
 ゴルフ場はオーナーだけのものではありません。メンバーだけのものでもありません。また、スタッフだけのものでもありません。皆で協力し合いクラブを良いものにしていく、そこには大人の社交場としての価値が生まれます。それがやがて評価され会員権相場にも反映していくものと私は思っております。
 最近の世の中は動きが非常に早く、あそこはねーと云った悪い風評は瞬時に広まります。これからのゴルフ会員権を考えた場合、私は、オーナーの考え方はどうなのか?オーナーのゴルフ場に対しての愛情はどうなんだろう?メンバーさんが自分の所属するゴルフ場に対する思い入れはどうなんだろう?スタッフの自分の職場に対する考え方はどうなんだろう?が大切になってくると考えています。私はこれからの会員権相場を考えるに、都心からの利便性や予約が取れるかレイアウトはどうか、メンテナンスはどうかといった最重要項目の他に、この三位一体(オーナー、メンバー、スタッフ)の総合判断も大変重要になるのではないかと思っています。

 以上、今週の独りごとでした。