2005年11月11日
ノンタイトル、とりとめのない話いろいろ
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 会員権にも株の大商いの波及の動きが見え始めました。
 連日、会員権購入のご相談が舞い込んできます。

 株式市況においての最近の出来高増加は、バブル期にはあまり見られなかったデイトレーダーがインターネットを駆使して毎日大量の売買を繰り返していることを物語っていると思います。今回、その利益分の一部を高額会員権にシフトしている30歳代、40歳代の方々も多く見られます。
 株と違って会員権は一旦購入すればそう簡単には売却はしません。従って、株式市況と違い大商いがずっと続くということは考えられません。ただ、会員権の場合は会員権価格が上がったからといって利益確保の為に売却することもないのです。景気が良くなってくると今すぐ会員権を売らなくても、会員権価格が下落するという心配がなくなるので、売却しようと考える方は少なくなります。何度もこのコーナーで申し上げてきましたが、買い手は増えなくても売り手が少なくなるので成約しづらくなります。成約しない為、買い手は少しずつ取り残され、次の売り手を待つの繰り返しで価格は少しずつ上昇していくのです。

 数ヶ月前に、売却物件のほとんどが相続物件か別のコースに乗り換える方々であるとこのコーナーで報告しましたが、少しずつ音色が変わってきました。ここに来て、最後の損益通算を考える方々が多くなって参りました。ただし、売り物の数は昨年に比べ全く少ないため買い手の数は変わらないのに成約する時の価格については、売り手の希望値に近くなっています。銘柄的にはこれが当てはまらないコースもありますが、全般的にはこのようになっています。
 最近の傾向は、これまでのように正会員一本狙いから平日会員などにも目を向けるユーザーの方々が多くなってきました。これは何を表しているのでしょう。私が思うに最近買い注文を出している方々の中には2コース目、あるいは3コース目の方々が多くなっているのだと思います。『月例に出るならAコース、しかし近場のBコースも欲しい。が、正会員は高いし、競技はAで出るから土付のBコース平日を買おう』が多くなっているのだと思います。
 習志野なんかは良い例で、正会員より平日会員の価格の方が高いくらいです。

 私はこの5年ほどでエンドユーザーの目が非常に肥えてきていると非常に感じます。インターネットの普及のお陰で、ゴルフ場の評価をある程度(他のゴルファーがそのゴルフ場をどのように評価しているか)知ることが出来ます。以前ならゴルフ雑誌の評論家のコメントしか判断材料はなかったでしょう。また、友人知人からの情報しか知り得なかったでしょう。
 それが今では見ず知らずの方からの情報も取れるのです。(無論、頓珍漢情報も多いですが)
 また、どこの会員権に人気が集まっているのかを知ることも出来ます。人気があるコースには買いが集中し、人気のでないコースには買いが全く入りません。
 現在、そのような人気がないコースでも価格の下落は見られません。

 9月より名変を35万円で再開した京カントリーにいよいよ火がついて来ました。再開時成約50万円からスタートしましたが、ここ1ヶ月程38万円から40万円でずっと推移してきました。再開2ヶ月超でなんと約100本が名義書換に出されています。約1年半ストップしたままでしたから損益通算したい方はここぞと売りに出されましたが、その売り物もとうとう11月11日現在においては60万円の指値があるのみになりました。
 急激に上がるということもないでしょうが、年末にかけ50万円を睨んだ相場展開になると思われます。
 その京カントリーもグループ入りしたPGMが昨日の11月10日に東京証券取引所の上場審査部から上場承認を受けました。これにより12月15日には上場開始される見込みです。
 PGMの有言実行の早かったこと、恐れ入ります。これによりPGM傘下のゴルフ場がどのように運営されていくのか私は見守るしかすべがないのですが、私は密かに期待しております。

 10月28日号の独りごとをご覧になられ、私の考えに同調して頂きゴルフ場にご進言申し上げられたメンバーさんがおられたことをゴルフ場さんからお聞きいたしました。このことで私はゴルフ場さんからお小言を頂戴いたしましたが、あくまでそのゴルフ場を思ってのことなので(よけいなお世話だと言われているのかもしれないが)ご理解して頂きたく思います。
 私はこのコースの株主会員でもありますし、又預託金会員でもあります。口数にしても6本持っているので、メンバーの声としてお取り上げ頂きたく候と思っています。
 どうでもよいと思っているコースならあれだけ熱の入った事を書かないですから。

 以上、今週の独りごとでした。