2005年7月8日
今年、下降コースしているコースの要因は
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 ゴルフ会員権はここにきて動きを見せない。かといって成約件数が少ないというわけではない。どういう状態かと申しますと、上にも下にも動かず、ある一定の価格にて推移している(成約している)ようです。価格が安定してきているとでも申し上げた方が正しいかもしれません。
 勿論、上昇しているコース下降しているコースともに見受けられますが、大部分のコースでは安定数値でおさまっています。

 今週は、現在下降しているコースがいったい何が原因で下がっているのかについてを私なりに検証して見たいと思います。

 昨年までの会員権相場においての下降というより下落要因は、ほとんどの場合が破綻する、あるいは破綻するのでは?というウワサによるものでした。
 では、今年の場合はどうでしょう。
 今のところ今年は破綻により大幅に価格が下がった銘柄はありません。しかしジワジワと下降しているコースは垣間見えます。
 私が考えるに、その原因は下記にあると思います。

@メンバーシップコースにおいても『友の会』といった年次会員を募集しているコースがあります。これらの『友の会』に入るとメンバーとほぼ同じ金額にてプレーが楽しめます。そうなるとメンバーになる、或いはなっている意味がなくなり売り手が増え、買い手は減ってきます。当然、会員権相場は下降してきました。
Aコース、施設ともに一級品なのにスタッフが大幅に入れ替わったり、キャディの数が著しく減ってきたことにより、雰囲気(空気)が変わってきたコース。メンバーである意味がなくなり、売り物が増え下降の要因になったと考えます。
Bインターネットにて誰でもが自由に予約が取れるコース、メンバーになっても予約が取りづらくなることが容易に予測できるコースを買う方はそう多くはいないでしょう。又、そのコースに慣れていない来場者が増えることによりプレー時間が長くなり渋滞が起こる。どうしても売り手が増えてきます。
C名変料を上げたコース、年会費を上げたコースも購買意欲は薄くなるので、買い手薄から下降してきました。
Dメンテナンスが悪いコース。メンバーになり毎週のようにプレーに来たいとは思いませんよね。

 今年下降しているコースの中には上記に当てはまらないコースもあるかもしれませんが、おおよそ、この通りだと思います。(ほんの一部下降理由が全く不明コースもあります。)
 いずれにしてもメンバーさんからの人気、不人気は即、会員権相場に響いてくると思います。

 で、来週は今年末にかけて、私が注目したいコースを県別に取り上げてみましょう。

 以上、今週の独りごとでした。