2005年7月1日
セルフプレーにおける心構え
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 ゴルフ会員権の動きに少しずつ変化が出てきました。購入希望者の数がにわかに増えてきております。特に顕著な動きは都心に近いコースになればなるほど見受けられます。ゴルフは遠方に行けばいくほど、プレー料金は安くなりますが、高速代金や体の疲労を考えるならば近いところに限るとお考えの方が多くなり、今の会員権価格なら買ってメンバーになれそうだというスタンスから今の動きになっていると私は思います。
 また、最近の売却したい方の多くは、父親が亡くなったので売却して欲しいという方々と、この会員権を処分し、別の会員権に乗り換えたいと希望している方々です。ここ3年くらいで会員権を初めて買った方々の中にはステップアップしたいので名変料分だけは損したが、プレーにより元は取ったので次は○○カントリーに入会しますといった方が多くなってこられました。それらの方々の中には名変料を入れても売却益が出ている方々もおられるのです。そのような人々を間近に見ておりますと私は会員権の動きが完全に変わったと感じずにはいられません。
  
 さて、昨今のゴルフにおいてはセルフプレーが目立つようになりました。セルフプレーが増えてきた背景には、キャディ不足、人件費の削減、安く仕上げたいを第一に考えるプレーヤーが増えたことに要因があると思います。
 しかしセルフプレーだからといって遅延プレーはご法度です。最近のゴルフ場でのクレームは『ハーフ3時間以上かかっちゃって最悪だ』が多く見受けられます。確かに組数を多く入れるからという理由もひとつあるかもしれません。が、それが最大理由でしょうか?私はノーと思います。今あるゴルフ場で声高らかに『ウチのゴルフ場は18ホールで55組入っていても、プレー時間の2時間半は守られていますよ』『待ち待ちゴルフがイヤな方はぜひウチでプレーしてみてください』と宣伝しているゴルフ場はないですよね。もし、私がゴルフ場のオーナーならば、ここに最大限の注意を払うことで改善し、この点を大いに宣伝したいと考えます。遅くなる(渋滞する)理由は勿論コース(ホール)の難しさもありますが、大部分は「プレーヤー自身の遅れてはいけないという意識の低さ」が原因と私は考えます。
 良いコースとはそのコースのメンバー自身がそのコースに惚れ込み、他のプレーヤーに迷惑をかけず、他のプレーヤーのことを思いやり迅速にプレーを心がけているメンバーが多いコースではないでしょうか。さすれば予約も多めに取ることが出来、予約が取れないの苦情も減り、フリーで来た方々にも対応でき、収益も上がると良いことずくめです。パブリックコースにおいては、この根底にあるコースを愛するという点においては芽生えにくいので、難しいと思いますが、、、、。
 話が長くなりましたが、というわけで今週はセルフプレーにおける心得を考えてみたいと思います。
 今回の心得についてのほとんどは私のゴルフ仲間のH.Sさんにご協力いただきました。
 
@セルフプレーとスロープレー
★スロープレー、スロープレーヤーとは?自分のプレーは遅い?遅くない?
個人に対する絶対的な規準が無い為、判断が非常に難しいのですが、私が思うに『自分は遅くないから大丈夫。と勝手に考え、漫然とプレー。結果、同伴者への配慮が無く、プレー中は常に迷惑を掛け続ける』と言うのが良くあるパターンでしょうか。自覚が無いと、こうなりますよね。

セルフの場合、キャディさんがいない分だけ自作業が増え、スロープレーになりやすい傾向があります。ブラインドホールが多いコースでは球探しの時間が必須。つまり、通常プレーで時間を節約しておかないとすぐに遅れます。よって、常に「急ぐ」「急ごう」と言う気持ちを持ってプレーして丁度良い位です。次打のクラブやボールの準備などの基本的な事前準備も重要です。セルフプレーでは必ず同伴競技者の球の行方を全員で追いましょう。4人の眼があればどこにランディングしたかを確認でき、ロストや球探しの時間がここでも短縮できるはずです。

※セルフプレーでは、キャディ付きプレーと同じ感覚でいるとスロープレーになります。

自分がスロープレーヤーにならない為には・・・
*プレー速度で同伴者に貢献できているか?(自分は大丈夫は×、如何に削れるかが大事)
*どうすれば一組全体が早くプレーできるのか?
*常に次に何をするのか?できるのか?
を18H考えて続けてプレーすれば大丈夫でしょう。
私たちが日頃から実践しているのは、パターとボール拭きタオルはグリーンにオンした方、あるいは近づいた方がカートから取り出し、グリーンに運ぶ。これにより「あっ、パターを忘れた」を回避できる。また、最初にホールアウトした方がグリーン近くに置いてあるウェッジ類をカートに運ぶ。次の方はピンを持って待機。更に時間を短縮するには、次のホールのティーグラウンドまでウェッジ類を各人に分類せずに、それを手に持ち素早くカートに乗り込み、ティーショットを打つときに各人が分類をすれば時間をここでも短縮できます。

迅速プレーに1秒でも貢献できるように、大人(気配り)のプレーを期待します。(カートに乗っている時も、自分が次ホールのオナーだから準備を急ごうと考えたり、次打のラインや番手想定する、やるべき事は多数あります。)

目標は、牛丼ゴルフ(安い、早い、上手い)。
遅い上手いでは意味が無く、「早くて上手いプレーが出来る事」が理想です!早く打てるのも技術の一つと思いましょう。
今日は「○○○で貢献できたな」と心の中でこっそり振り返る事が出来たら最高だと思います。
「1秒節約の心構え」を忘れないようにプレーをしましょう。

Aセルフプレーと危険回避義務
ゴルフは自動車運転と同じです(ですので保険も当然。車は入ってゴルフは入らないは?何かが起きてからでは遅い。)。
事故を回避する為の努力、義務があり、事故発生に備える事は必須と言えるでしょう。
よって、以下の作業を守って下さい。
*拡散広角打法の結果に対しては、力の限り叫びましょう。ファーの掛け声は無料です!
*打ち込みには細心の注意を払いましょう。セルフの場合、ブラインドなどの危険性を考え、安全の為の「刻み」も時には大切です。
*同伴者への打球事故回避。打つ前に同伴者に告知する。打ちますと言えば、皆、気が付きます。

 これが実践できれば貴方は牛丼ゴルフ(セルフゴルフ)の達人です。

 以上、今週の独りごとでした。