2004年11月12日
男子トーナメントはどうなるんだろう
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 11月に入って損金処理の依頼がますます多くなってきた。同業他社に聞いても皆、大変多忙を極めているらしい。毎日顧客の皆様から「いよいよ今年が最後なんだってね」というセルフを聞かされます。会員権価格も今年の上昇分が全部吹っ飛び、去年の今頃の価格になったコースが多く存在します。これだけ安くなってきますと色めき立つ方々も多く存在するのでそれらのコースには買いが多くなってきました。しかし私自身これだけ下がるとは9月の時点では思わなかったというのが本音です。秋口を乗り切れば本物相場と申し上げておりましたが、一部の高額コースを除いては大幅に下がったという事実だけが残りました。が、今後の会員権相場を睨んだ場合、絶好の買い場面には変わりはないでしょう。木曜、金曜と買いが増えてきました。
 このまま12月までは多忙の状態が続くと予想されますので、スタッフ一同健康に留意し乗り切りたいと思います。

 さて今年のプロゴルフトーナメントもいよいよ大づめに入ってきましたが、今年ほど女子のトーナメントが脚光を浴びた年も珍しいのではなかったのではないでしょうか。
 18歳の宮里藍選手がグイグイ人を惹きつけてくれました。また、負けじと横峯さくら選手の頑張りなど10代の選手の台頭が目立ち、そしてその追随を許さない女王不動裕理の落ち着き払ったプレー振り、更には北田瑠衣選手や古閑美保選手のような美形女子プロの大活躍により、ギャラリーは大幅増、更にテレビ中継の視聴率の高さも目を見張るものがございました。

 それに引き換え男子プロの目立たなさといったら。うーん残念です。

 なんといっても驚きを隠せないのが獲得賞金です。なんと11月12日現在で日本のプロゴルファーで獲得賞金のトップは不動裕理選手で2位が宮里藍選手なのです。この二人だけが1億円を突破しているのが現状です。
 確かにここ数年の男子プロの賞金総額は減っているとはいえ、女子の賞金総額のほうがまだまだ低いのです。このままでは国内の男子プロトーナメントを見る人はますますいなくなり、アメリカの男子トーナメントにしか目を向けなくなってしまう可能性が高くなります。最近、どうも何をとっても男は元気がなく弱々しいと言われがちですがゴルフひとつとってもこの有り様を見ていると本当、その通りだと窺えます。

 私は今度注目を集めるのは日本ではシニアトーナメントだと思います。今年からトミー中嶋選手や友利勝良選手たちがツアーデビューを果たしました。私は来年はジャンボ尾崎選手選手にもシニアに目を向けて頂き、大活躍をしてもらいたいと思っています。なにせ今のゴルフ人口の大部分は50歳以上なのですから。シニアの選手のほうが名前も知っているし、また自分たちのゴルフにより近いから参考になるはずです。そうすれば必然的にトーナメントの数は増え、賞金総額も増え、ギャラリーの数は増え、ゴルフトーナメントをテレビ中継する数も増えるでしょう。私は密かに来年以降のシニアトーナメントに期待しています。

 以上、今週の独りごとでした。