2004年9月10日
会員権業界に衝撃が走る
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 先週の9月3日(金)の朝に衝撃的なニュースが飛び込んできました。神奈川県のレイクウッドと平塚富士見を経営する湘南観光開発が破綻したとのニュースでした。
レイクウッドは一時小金井を抜き、日本一の会員権価格になったこともあるコースです。昨年は経営者の税金の問題等でマスコミに書かれ、一時平塚富士見の正会員価格も700万円を割った時は確かに変な噂が出ていました。が、最近は価格も上昇しており、問題なしかと思われていました。それがまさか破綻するとは大変驚いたと同時に背筋が凍る思いを致しました。今回の騒動では8月16日に解散を決議し、27日に東京地裁に特別清算開始決定が出ていたにもかかわらず9月3日まで名義変更を停止せず、メンバーにも我々会員権業者にも知らせなかった事は理不尽なやり方だと思います。27日に知らせていれば防げた取引もあったはずです。更に現時点では8月中旬に書類を提出された入会希望者の入会をも不具合になっており大変気の毒な状況となっています。湘南観光開発の役員の方々も銀行との兼ね合い、そして引き継いでくれる会社との交渉をうまく纏め上げるため、又それが現メンバーにとって最良と判断されてこの事をしばらく隠したことと思いますが、入会を希望された方々にとっては腹立たしいこと間違いなしです。そしてその間証券に、取引に不具合がないか何度も確認しながら取引を進める我々会員権業者にも不幸がおきたことはまさに断腸の思いです。
 私は、業界人として現在宙ぶらりんになっている書換え業務を速やかに履行してもらいたい、と声を大にして申し上げたい。
 今回の特別清算によりもっとしっかりした会社(まだ未発表)がこれらのコースを引き継いで運営するようですので価格が大暴落をするという状況はさけられる見込みと判断しておりますが、相場価格が一流だったコースの今回の破綻がこれからの会員権相場に影響することは必至と思われます。
 今回の件により、たとえ一流コースであっても平成以降に作ったゴルフ場を併せ持つ経営会社、そしてそのゴルフ場らは破綻をする恐れが高いという事を学びました。
 そして一刻も早く経済の立て直しを期待致したく願うばかりです。

 以上、今週の独りごとでした。