2004年8月20日
伸身の新月面の描く放物線は栄光への架け橋だ
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 先週は独りごとをお休みしまして失礼致しました。強行日程で久しぶりに車で金沢に行っておりました。先週の日曜日がとても気温が低かったためと思われますが、夏風邪をひいてしまい体調はあまりよくありません。皆様のお盆休みはいかがでしたでしょうか?

 通常、8月は商いが閑散なはずですが、今年は例年より動いている感じです。この要因としては、民事再生等により名変できるコースが昨年などは少なくなっていた、今年はそれらのコースの多くが名変を再開した為と、社会に漂い始めた会員権のここからの下落は考えられないという空気によると思われます。しかし私たちにとって、この扱える物件(名変再開)が増えてくるのは大変うれしいことですし神様に感謝したいと思います。今のところ心配しておりました大きな下落は8月を見る限りありません。これについては売り物がこれまでの年より格段に減っているからと言えそうです。
 今後も相場展開に期待したいと思います。

 さて、先週からアテネオリンピックが始まり皆さんもおそらく毎日寝不足の状態ではないでしょうか? いつもは真っ直ぐ家に帰らない方々も、柔道の試合をテレビ観戦するために早く帰っていることでしょう。私はこのコーナーでも何度も書きましたが、大のスポーツ観戦好きです。特に日の丸を付けて戦っている人たちを観ると、是が非でも生で応援したくなる性分なのです。今週はオリンピックについて書きたいと思います。

 今回のアテネオリンピックで私が感動して眼からしずくが落ちた競技があります。
 それは体操男子団体です。皆さんもご存知のように昔の日本男子体操陣は無茶苦茶強く、次いでソ連の2強時代でした。その後はソ連が大黄期を迎え、更に中国が体操大国に、そして米国や韓国の台頭があり残念ながら日本は取り残されていきました。
その男子体操競技の団体において日本チームは金メダルをアテネで取りました。おもわずテレビの前で涙がこみ上げたのは私だけではなかったのではないでしょうか。最終演技者の冨田選手の鉄棒の演技が始まる時の『冨田が冨田であることを証明すれば、日本は勝ちます』のアナウンスでグッと来て、固唾を呑んで手を合わせ離れ業コールマンが決まれとお祈りしそれが決まった時は大拍手。そして間もなく着地という場面で私の大好きなNHKの刈屋アナウンサーの『伸身の新月面の描く放物線は栄光への架け橋だ』でもう顔がクシャクシャになってしまいました。そして更に刈屋アナウンサーが解説の小西さんに『小西さん、泣いてください』で私は感動の頂点に達しました。
 今回、これだけ感動したのはすごい僅差での戦いだったことと、最後トップに変わった米国の選手が鉄棒の日本の米田、鹿島選手の演技に拍手を送っていたからだろう。そして先程までトップに立っていたルーマニア選手たちが握手を求めてきた場面を見て、私はスポーツってなんて素晴らしいのだろうと再認識させられたと同時にうれしさが込み上げてきた。
 私は今回の刈屋アナウンサーの-伸身の新月面の描く放物線は栄光への架け橋だ-の名アナウンスはベルリンオリンピックの-前畑がんばれ、前畑がんばれ-の河西アナウンサーに匹敵する後世に語り継がれる名セリフだと思います。

 今まで私がオリンピックでどきどきして尚感動したのは1972年に開催されたミュンヘンオリンピックの男子バレーボールでした。この年のテレビでは「ミュンヘンへの道」というアニメを放送しており、森田選手がどのようにして一人時間差攻撃を編み出したかなどをわかりやすく知らせてくれていましたので、夏休み中でもあり放送しているミュンヘンでの男子バレーの試合は全部見ておりました。
 ハラハラドキドキ感動の場面とは、そのバレーにおいての準決勝のブルガリヤ戦でした。1,2セットを連取されもうだめかという場面が幾度となくありましたが、森田、横田、大古、猫田選手などの活躍により勝利し、決勝も東ドイツを退け念願の金メダルを取りました。私にとってのオリンピックでの一番感動した種目はこの男子バレーの準決勝でしたが、これで新たにアテネの男子体操団体が加わりました。
 イヤー本当に男子体操団体はすごい試合を見せてくれました。本当に、本当にありがとうとそしてご苦労様でしたと申し上げたいです。そして日本人としてこれからも日の丸を背負ってプレーしてくれている日本選手を陰ながら応援していきたいと思います。

 以上、今週の独りごとでした。