2004年2月13日
京カントリークラブ
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 2月10日(火)9時30分、東京地方裁判所にRCCと大洋緑化が共同で会社更生法を申請し、同日保全命令が出されました。
 私は、加賀屋ゴルフのホームページを立ち上げて以来、一貫してこのグループのひとつである京カントリークラブを推奨してまいりまして、大勢の方々に入会して頂きました。

 私が京カントリーを初めてプレーしたのは平成5年頃と記憶しております。その時はお風呂に入らず帰宅した為、変わったコースだなーという印象を持っただけでした。それから何年かの時が流れ、メンバーの知人に誘われ、とある土曜日に京カントリーを訪れたのです。この時初めてお風呂に入ったのですが、私は大のお風呂好き(特にサウナ)の為とてもこの施設が気に入りました。そしてガウンに着替えサロンに行き、そこで滝を眺めながら飲んだビールは格別でなんともいえない幸福感に感動を憶え、早速月曜日には会員権を、当時は総額250万円を越えていましたが入手してしまいました。
 そして暫くしてワイフを連れて行ったところ、ワイフも大変気に入りましたのですぐに入会を致しました。それからは私の多くの友人が「信吾ちゃんが入っているコースなら」とこの京カントリーに入会されました。
 
 私がこのゴルフ場を好きになった理由は、予約の取り易さは勿論、食事の美味しさでした。が何といっても最大の理由は、スタッフの応対の素晴らしさでした。自分がくつろげるゴルフ場がある。これは私にとって大変ありがたいことでした。
 私が入会した頃の京カントリーはクラブ競技も充実しておらず、夏と冬には月例もなく、クラチャンの競技会すらありませんでした。しかし競技委員の皆さんを中心としたメンバーの声により4年前からクラブ選手権も開催されるようになりました。そして2年前から運営推進委員会が設立され、様々な楽しい競技会(ミックスダブルス等)も行われメンバーの交流の場もできるようになりました。又、今年から横尾総支配人のご尽力により、シニア選手権と理事長杯も行われる事となりました。

 私は、経営者の杉尾さんにも加賀の殿様と気軽に声を掛けていただきました。私が入会した当時から杉尾さんの目土や、雑草取りに精を出されている姿を垣間見ていて、ああこの人は本当にゴルフ場を愛しているんだなと思い、当時入会していたゴルフ場の経営者(現在は破綻して外資に事前に譲渡していた方)とは全然違うなあと思っていました。
 破綻した翌日の2月11日(祝)にも京カントリーに行っていましたが、この時にゴルフ場問題に明るく、ご自身も大のゴルフ好きの西村弁護士にお会いしましたところ、杉尾さんは最後の最後まで一貫して、メンバーと従業員をくれぐれもお頼み申しますと言っておられましたというお話を伺いました。

 私がこよなく愛し破綻した今も尚愛している京カントリーを、そして加賀屋ゴルフの前田信吾が入会していることにより入会を決心された方も多いであろう京カントリーのメンバーライフ(ただプレー権が残るだけではない、今まで同様の真のクラブライフがそこにある)を守る為、そして私たちをいつも笑顔で迎えてくれたスタッフの為にも私は出来る限りの尽力をしようと思っています。

 以上、今週の独りごとでした。