2003年12月26日
今年の会員権総括
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 今年も大型倒産が続いた1年であったが、マンネリしてしてきたのか、去年、一昨年のような大きな話題にはならなかったようである。振り返ってみると1月に観光日本、2月にゴルフ振興、8月に緑営グループ、相武総合開発、11月に西野商事グループが会社更生法や民事再生法に踏み切った。
 ゴルフ業界も長いトンネルを抜け出せないでいるが、私はドン底は脱したとみている。
 各ゴルフ場もスリム化が効を奏し、少しづつ収益も改善されてきた所も出てきたので、来年以降に期待したいと思う。
 最近の動きとしては、倒産には至らないものの経営者が交代しているコースも目立っているが、私はひとりのゴルファーとしてメンバーが割を食うことにならないようにしてもらいたいと願っている。
 が、どうも最近は経営者が変わると今までの倶楽部の雰囲気が変わり、楽しくなくなるのが私自身わかってきたので、今後はこの点に注意して皆様にお知らせ致したいとも思っています。
 それでは、今年1年間のゴルフ会員権の動きを追ってみましょう。
 総じて云えるのは、ほとんどのコースの値段が変わらなかったという事です。大体6割のコースは今年の1月の値段とそう変わりません。そして1月より12月の方が高くなっているコースには更なる期待がもてるのではないかと考えられます。
 上昇したコースをご紹介致します。

【東京】 小金井700万(20%) 東京よみうり150万(8%)
     武蔵野30万(3倍)

【神奈川】清川200万(実に20倍) 戸塚150万(9%)
     本厚木270万(22%)

【埼玉】 川越90万(実に10倍)

【千葉】 我孫子350万(27%) カナリヤ60万(86%)
     キングフィール170万(45%) グレンオークス80万(60%)
     南総40万(45%) 真名60万(60%)

【茨城】 大洗60万(9%) 久慈大洋15万(2倍)
     宍戸ヒルズ50万(50%) ダイヤグリーン45万(3倍)

【栃木】 大平台10万(10倍) サンヒルズ35万(63%)
     プレステージ80万(5倍) 皆川城30万(42%)

【群馬】 伊香保30万(30%)

 といった具合です。これらのコースは来年も引き続き好調でしょう。
 中位価格のコースはほとんど横ばい、もしくは若干の下落でした。
 次に目立って下げたコース(20%以上)を紹介します。

【東京】 よみうり600万(20%) 多摩170万(38%)

【神奈川】東京GC20万(33%) 箱根190万(30%)
     横浜90万(45%)しかし現在上昇中 レインボー90万(27%)

【千葉】 市原京急40万(36%) 京葉100万(54%)
     習志野50万(33%) 平川180万(60%)
     船橋100万(33%) 房総80万(80%)

【茨城】 アジア下館15万(37%) アスレチック125万(83%)
     スプリングフィルズ70万(37%) 富士笠間30万(60%)
     龍ケ崎150万(20%)

【栃木】 唐沢65万(30%) 杉ノ郷15万(37%)

【群馬】 サンランド東軽井沢15万円(50%)

 といった具合です。この中には自分のホームコースも入っておりとても哀しい。ただ云えるのは1年で価格が半分以下になるのは異常なことです。メンバーさんから見限られたということなんでしょう。
これを打破するには余程の思い切った策をしないと、現状を変えるのは難しいと考えられます。
 
 来年の展望としては、会員権の総てが下がるといったことはなくなり、アクセスが良く、今年何度も申し上げてきましたが、特色のあるコースに購入希望者が集中するでしょう。そしていよいよ会員権の底は2003年だった。と後年言われるように徐々に上げていき、底固い動きになると私は見ています。
 今年1年間本当に大勢の方に加賀屋ゴルフのホームページに訪れていただき、大変感謝を致しております。また私の拙い独りごとにお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。
 来年も、加賀屋ゴルフは一生懸命お客様との心のふれあいを大事にして参りますので、益々のご声援を宜しくお願い致します。
 来年の皆様方のご健勝とご発展をお祈りいたし、本年最後の独りごとといたします。