2003年9月12日
会員権とはなんぞや?
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 ここのところ、引き続きゴルフ会員権は堅調な動きを致しております。
 ここが底値と考えている方も多くなっているようです。そんな会員権は平成2年をピークに下がり始め、今では20分の一以下の会員権も多く見られます。ということは、この間に会員権を購入した方は皆、今売却すれば損をしてしまうということになります。それではこの間の方々は皆落ち込んでいるのでしょうか? 私はノーと思います。そりゃ、その損金額を計算すれば、ひぇーという事に私自身なるわけですが、私は決して後悔はしていません。なぜならその間に色々な方々とゴルフを通じて知り合いになれ、2000年には、ゴルファーなら誰でも夢見る倶楽部チャンピオンにもまぐれとは云えなれたのですから。この様な事は会員権を持っていなければ決してありえなかった事です。
 もしこのコーナーをご覧の方で、私がコース選定のアドバイスをするとすれば、次の点が一番肝要だと思われます。
 肩肘張らずに気楽に、そして楽しく廻れるコースで、更に雰囲気が自分に合うコースを選ばれるのが一番大事だと思います。
 ゴルフ場は今も大変で、預託金の返還が強硬に行なわれそうになれば、ゴルフ場は必ず民事再生法を申請します。しかしそうなっても、皆さんが最大の被害を被るであろうプレー権については、最近の例によれば残りますし、その会社が会員の皆様と共存共栄を計っていけば必ず再生するとも考えられます。
 また私は、今後会員権の預託金については永久債権化されると考えています。と申しますのは、どのコースのメンバーも初期の頃のメンバーの多くは退会され、安く購入した方が増えている点と、残っている方々はそのコースを愛していると思われるので経営不安を払拭するため永久債権化に同意すると考えられるからです。
 ですので預託金問題がどうのというよりも購入者にとって本当のクラブライフがおくれそうなコースを選ぶべきと考えています。(その為にはコースの複数のメンバーの生の声が必要ですね。)そしてそれを維持していく為にはメンバーの資質とそこで働く従業員の資質が重要になると思います。そして加賀屋Gは、そこでいろいろアドバイスできるコンサルタント的な業務にも力を入れなくてはいけないと最近は思い始めた次第です。
 以上、今週の独りごとでした。

P.S 先週の独りごとで書いた若い方より「私の認識不足でした。教えていただきありがとうございました。」というメールと電話を頂き、まだまだ日本も捨てたものじゃないなと思いうれしくなりました。