2003年7月18日
地下鉄の話から
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 昨日、私が地下鉄日比谷線に乗っていた時、60歳を過ぎた方々5人がゴルフの話をしていた。10分位だったがその時の会話をご紹介致します。
 5人のうちの1人が、ハンディキャップ証明書を皆にみせていました。14と書かれていました(見えてしまった)。
「このコースは今5万円位でしょう?」「だけど買うとすればなんだかんだで50万円位掛かるんだよ。」「良いコースだったよね。」「そうだよ。とても良いコースだよ。昼の時間が長いけど気に入ってるんだ。」「ところで○○ちゃんも入っていて、たしかハンデが13だったんじゃない?」「そうなんだ。13だよー。俺とは1つしか違わないけど、その1つがとても大きいんだ。」というどこにでもある会話を非常に楽しそうにしていました。

 私が何を思ったかと申しますと、このコース名は皆さんがご存知の栃木県の大勢メンバーがいるコースなのですが、この方はこのコースにとても愛着をもっている。ということがうかがえました。
 このように自分のコースがどんなコースであれ、コースに愛着を抱いている人が多いと言う事です。この人たちがビジターさんを連れてきたり、また紹介したりしてゴルフ場は成り立っています。
 とすればそのように愛着をもっているメンバーさんを決してないがしろにしてはいけないと思います。

 ゴルフはスポーツですが、ゴルフ場に健康の為、あるいは自分が気持ち良くリフレッシュするために来場している方も多いでしょう。
 たとえコースが悪くても、メンテナンスに問題があっても、クラブハウスがオンボロでもそこに働く従業員の方々が「お客様に気持ち良くプレーしていただきたい。」と願う、ただそれだけでゴルフ場の評価は必ず上がると思うからです。
 皆さんはそんなことだけじゃなあー。と感じるかもしれませんが、例えばフロントの女性がいつも笑顔で送迎をしたならば、またグリーンキーパーさんが気持ちを込めてメンテをしたら、レストランスタッフがお待たせしないよう機敏に動いたら、厨房の人がお客様の笑顔を思い浮かべながら新しい料理に挑戦したら、どうなりますか?
 全てのサービス業の基本はここにあるはずです。
 (勿論、傍若無人な御客様は別となるでしょうけど。)

私どもの会社もお客様に喜んでいただける仕事を目指して日々精進いたしたいと思います。

以上今週の独りごとでした。