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第5話

ラウンド終了後、朝食を済ませた父親は、本コースをラウンドする段取りをしている。
一人でラウンドするのかと思いきや、何故だか?一人で来ている中野さん(メガネ姿の男性)と運よく最終組でラウンド出来る事になった。(たしか・・・満員御礼だったような)

初めて歩く本コース。緑の芝生がとてもきれい。バンカーの砂は真っ白。池は大きく
グリーンは2段3段とあり、一緒について廻るだけでも楽しく、父親や中野さんの邪魔に
ならないように、プレーやコースを楽しんだ。父親のスコアは覚えてないが、父より中野さんの方が上手いのは子供のオッチャンでも解った。

ハーフが終わり、父親から「自分たちだけで、ショートコースに行って来るか?」と聞かれすぐさま頷き、今朝ラウンドしたショートコースへ再びやってきた。
父親がいないせいか?リラックスしたオッチャンと弟は、下手くそなりにもスコアをまとめ、パーやボギー・ダブルボギーなど、数えられるくらいの数字で収まっている。
池越えのホールも3Wで見事にグリーンを捕え、3パットはしましたがボギーであがり
その後もミラクルみたいなショット&パットの連続でした。

無事にラウンドを終えると、その足で父親を捜しにコースに出た。今では考えられないが子供2人で、本コースを縦横無尽に歩きまわり、ようやく父親の姿をみつける。
すでに17番ホールのセカンド地点に到達していて、2人の姿を見た父親は驚いた顔をしていて、「よくここがわかったね〜!!」褒めてくれました。

最終18番ホールセカンド地点で、父親が手にしていた6Iをオッチャンに手渡し、「これで打ってみな」と言われ、ポケットに入っていたボールを取り出しフェアーウェーの真ん中に球を置いた。突然の出来事に戸惑いをみせるも待たせる訳にもいかずにアドレスに入る。

見事なショットだったのは、記憶の中にしっかり残っている。たぶんこの一打でオッチャンはゴルフの気持ち良さを初めて知ったと思います。父親からも中野さんからもナイスショットの掛け声がかかり、照れながら歩き出し、「もう一回打ってみる?」と聞かれ
同じ6Iで池越えのショットを狙うも、今度は池の中へ沈んでしまった。

無事にラウンドも終了しお風呂へと向かう。ここのお風呂もまた贅沢で、露天風呂・サウナなど、その昔にしては豪華!!いい雰囲気を出しています。

精算を済ませていると、奥から支配人が出てきて、何やら父親にお土産を持たせています。
自家製の玉子(今は売っているか知らないが・・・)とJUNのポロシャツ
お互いに頭を下げながら、支配人から「是非、またご来場ください」と笑顔で言われ
玄関までお見送りして頂きました。

実は、ジュンクラシックへ来る時に、父親は花を持っていき、チェックインの時に
渡していました。一人での来場、子供がいる事で迷惑がかかるのではないかと、言うことでゴルフ場へたくさんの花をプレゼントしていました。
支配人は花を貰ったのが凄く嬉しく、少しばかりのお礼にと玉子とJUNのポロシャツを
父にプレゼントしてくれたらしいです。

深夜の東北道を順調に走り、12時過ぎに無事に帰宅となりました。
初めて訪れたゴルフ場がJUNで良かったとつくづく思う今日この頃です。