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2009年まっちゃんの総武CC理事長杯の記録 あれよあれよとチャンピオン

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みなさんこんにちは。
花屋のオッチャン(花屋のオッチャン奮闘記)の親友であり好敵手のまっちゃん。あれよあれよと総武カントリークラブ2009年度の理事長杯で優勝。まっちゃんの新しい連載がスタートいたします。お楽しみに




あれよあれよとチャンピオン第一部

7月5日(日)はいよいよ総武カントリー理事長杯予選です。

総武は東・中・西の27ホールを有する誰もが認めるチャンピオンコースであり、その27ホールを使って168人の中から本戦マッチプレーに進む32名を選出します。
昨年は前半戦をネットパープレーで折り返すも後半崩れ予選落ちしたので、リベンジです。
加賀屋ゴルフのホームページを見ていてマッチプレーの面白さを強く感じていましたが、二桁のハンデのアマチュアゴルファーがマッチプレーを経験する唯一の競技が理事長杯です。
とにかく予選会を通過してマッチプレーを経験することが今年の目標であります。

ここ最近のまっちゃんはライバルの花屋のオッチャンに勝つために毎週水曜日にKプロからご指導を頂いております。
棒立ちだったアドレスを修正され、右足の蹴りを意識しながら練習ラウンドのような気持ちで予選会に臨みました。

今年は組み合わせを決めた6月末時点でハンデが13で、7月に入るとハンデ11になっています。
つまり今回の理事長杯は13のハンデでの出場となり、かなり有利なような気がしております。

しかしスイング改造中なのでなんともいえません。
組み合わせはローハンデからハイハンデまでバランスよく組み合わせてありました。
私は西のスタート。


西コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 4 5 36
まっちゃん 7 6 4 5 4 5 5 5 5 46
パター 2 3 1 2 2 2 1 1 1 15

1番ロングは慎重に打ったドライバーはフェアウェーを捉え一安心です。
しかしレイアップの2打目6鉄が引っかかり左のラフ。
3打目100ヤードを52度で狙うも、ラフの芝がクラブに絡みつき70ヤードしか飛ばない。
4打目のアプローチもミスしなんと5オン。
グリーン上では同伴競技者2名が同時に打ってしまい、ボールとボールがグリーン上で当たってしまうトラブル発生。
結局無罰であると結論が出たが、そんなこんなで私は2パットのダボスタート。

続く2番でもドライバーはフェアウェーを捉えるが、セカンド4鉄が引っかかりバンカーイン。
バンカーショットはグリーンオーバーで連続ダボ。

ドライバーは良いがアイアンの精度が悪く4個のダボを叩き西は46回で予選通過に黄色信号点灯です。

昼食をはさんで残りの18ホールを連続で東・中とプレーして勝負が決します。


東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん 6 6 3 4 6 3 6 6 4 44
パター 2 3 1 2 2 1 2 0 0 13

東コースではドライバーは多少曲がりだすがボギーを重ねるゴルフ。
8番ロングで大ピンチが訪れる。
球が暴れて花道にたどり着くのに5打を要する。
6打目は残り20ヤードを駄目かなと思いながら58度で低く出したアプローチは高麗グリーンをシュルシュルと生き物のように進みカップに吸いこまれチップインボギー。
命拾いです。

9番ミドルは3打目が花道で、10ヤードのアプローチが残る。
先ほどの感覚で58度で打ってみると、これまたカップに吸い込まれていくチップインパー。
まっちゃんゴルフはお祭り状態になる。
東を44回でホールアウト


中コース 10 11 12 13 14 15 16 17 18 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 5 3 5 4 6 5 5 6 5 44
パター 2 0 1 2 1 2 2 2 1 13

中10番ロングでは3打目を初のバーディーチャンスピン横3メートルに付ける。
しかしこれはきれてバーディーを逃すが、まだまだお祭りムード。

11番ミドルではドライバーがフェアウェーを捉えるとセカンド150ヤード7番で僅かにグリーンに届かず花道。
同伴競技者からもう一回入るよと言われながら打った58度はこれまたピンに一直線でチップインバーディー。
もはやブラジルのサンバカーニバル状態です。
このチップインバーディーで予選通過が見えてきました。

しかしその後はパーが取れず中も44回。
トータルではネット6.5オーバーとなり、予選落ちを覚悟して、コースを後にし、仕事場へと向かった。
しかしチップイン3回は気分が良い。
花屋のオッチャンの会社の絨毯で練習したのが良かったみたい。
ありがとう花屋のオッチャン。

夕方コースにカットラインを尋ねると7.5オーバーで予選通過を伝えられる。
今日の総武はティーグランドがサントリーオープンの位置に近かったので皆さんかなり叩き、カットラインが上がった模様です。

来週までにスイングを馴染ませ、生涯初のマッチプレーに向けて頑張ることを誓います。


あれよあれよとチャンピオン第二部

まっちゃんの理事長杯マッチ1回戦

奇跡のチップイン3回で予選を通過したまっちゃんですが、翌週7月12日(日)にはマッチプレー1回戦と2回戦を戦います。
とにかく1回戦の勝利を目指して練習あるのみです。

月曜日は足立区のゴルフサポートさんでスイングチェックし、昨日の酷いアイアンショットの原因をセルフチェックです。
火曜日は腰痛防止の為にコアピラティスとストレッチ。
水曜日はKプロに1時間鍛えてもらう。
木曜日は埼玉県のハートランドゴルフ練習場の天然芝アプローチ練習場でアプとバンカーの不安を無くす。
組み合わせも送られてきて、1回戦のお相手はシングルのSさんに決定です。
金曜日はゴルフサポートさんでスイングチェック。
夜には加賀屋ゴルフ前田社長より激励の電話を頂き感激する。
そしてマッチプレーのルールの確認をしたが、お先ショットが取り消される事や、誤報がそのホール負けになる事を知る。
土曜日は朝4時に起きて東京ジャンボの早朝でラウンドを想定した練習。

やれることはやって日曜日の朝がきました。
4時に起床し6時にはコース近くのアリスゴルフガーデンで1カゴ60球を打ち肩慣らし。
総武の練習場はいまいち使いずらいので、こちらを利用してます。
7時前にコースに入り誰もいない練習グリーンで高麗グリーンにタッチを合わせます。
その後アプローチ練習場でバンカーとグリーン周りのアプローチを確認。

7時50分を過ぎ、いよいよ中コースからスタートです。
コースの方からハンデが4分の3掛けで私が10でS氏が6になるので4ホール頂ける説明があり、その後なんと競技委員をされているトップアマのS山氏がくじを引かせてくれました。
正直これが一番緊張しました。


中コース 10 11 12 13 14 15 16 17 18 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 4 5 4 - 5 4 3 5 5 イーブン
S氏 - 4 4 2 - - 3 5 4 イーブン

まずS氏がドライバーを打つとボールはフックして左の林。
私のドライバーはあまり飛んでないが無難に右ラフ。
S氏のボールを捜しに行くも全英オープンのような深いラフの中でロストボールに。
暫定球を打っていなかったので、戻って打ち直しです。
私の方はこれでリラックスして7Wで残り90ヤードのフェアウェーに運びます。
3打目を52度でピン左3mに付け、バーディー発進で1UP。
人生初のマッチプレー1ホール目はバーディーとなり、幸先良い船出です。

中11番ミドルで私はドライバーで、S氏は3Wでフェアウェー絶好の位置。
セカンドは先にS氏が左バンカーに入れ、私はピン手前10mにオン。
S氏のバンカーショットが炸裂しピンに絡みパーセーブ。
それを見てたじろいだバーディーパットは2mショート。
相手が予想を超えたショットをした時にこちらにミスが出るのがマッチプレーの面白い所です。
2mのパーパットは入るわけも無くボギーでイーブンに戻る。

中12番ミドルはお互い見事な寄せワンパーでドロー。

中13番ショートは190ヤードをS氏がユーティリティーでピン右上3mに付ける。
さすがにシングルさんです。
私は7Wをバンカーに入れて、脱出に2打を要し万事休すの1ダウン。
しかし序盤なのであまりプレッシャーはないです。

中14番長いミドルはハンデホールなので3オン2パットのボギーで勝ち、イーブンに戻す。

中15番ミドルはドライバー・9鉄でピンの上3mに付けバーディーは逃すもパーで1UP。

中16番はお互い1オン2パットのパーで譲らない。

中17番ロングはS氏が見事に3オンしてパー。
私は3打目をショートするもアプで1mに付けパーセーブしドロー。
かなりいい試合になっています。

中18番ミドルはカップの右70cmに私が、50cmにS氏がパーパットを残す。
この70cmを不用意にも外してイーブンに戻してしまう。
自分の愚かさを噛締めながら東コースに移動する。


東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん 4 4 3 4 5 4アップ
S氏 - - 3 4 - × 4ダウン

東の1番ロングはハンデホールだが、先ほどのミスを取り消すナイスバーディーで1UPにもどす。

2番ミドルはドライバーがバンカーギリギリのラフで止まり、8鉄でグリーン手前のラフ。
アプを1mに付けパーセーブし2UPに。

3番ショートは私が右バンカーでS氏がピン手前10m。
私のバンカーショットは出るだけでラフに止まる。
8m位のアプを58度で打つと、これがなんとチップインパーで不利な状況からドローに持ち込む。
S氏は相当ビックリされたご様子。

4番ミドルはS氏が無難に2オンしパー。
私はセカンドを左バンカーにインし、バンカーショットはピン下4mに付ける。
このパーパットを根性で放り込みドローに。
流れが来ているのを感じる。

5番長いミドルはハンデホールで私は左の土手に当てた為、レイアップし3オン。
S氏はナイスドライバーでフェアウェーに置くもセカンドが奥まで転がりパーセーブできず。
私が2パットボギーなのでハンデが付き、勝利で3UP。

UPドーミーの6番ショートでは4鉄でグリーンを捉える。
S氏はバンカーインして、バンカーショットが奥のOB杭を超える。
打ち直しのバンカーショットがチップインしないのを見届けるとS氏に握手を求められ、勝負が決した。

S氏はマッチに滅法強く、4アンド3の大差で負けたのは初めてなので優勝を目指してくださいとのお言葉を頂戴する。

昼食のジャージャー麺を食べながらストロークで計算すると15番までで4オーバーペース。
これは自己ベストのペースです。
マッチプレーの中で集中力が最大限高まったからでしょうか。
マッチプレーは緊張感からか1打1打やその時の気持ちが鮮明に残っている。
ストロークプレーとこんなに違うとは経験してみて初めてわかりました。
こんな素晴らしい競技を開催してくれている総武カントリーに感謝です。

1回戦勝利の報告を花屋のオッチャンにしてから2回戦に備えます。


まっちゃんの理事長杯マッチ2回戦

東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん 5 5 4 4 5 3 8 - 5 2アップ
U氏 6 5 4 4 - - 6 5 7 2ダウン

人生初のマッチプレーを勝利で飾り、午後から2回戦に突入。
2回戦のお相手は飛ばしやのU氏でハンデを1ホール頂いての勝負。

東コース1番ロングからのスタートでU氏はショットが冴え3打目をピン奥5mに付ける。
私は3打目をショートし花道からのアプをピン奥2mに付ける。
U氏のバーディーパットは2mオーバーし、私は下りの2mパーパットを先に決める。
U氏は緊張されたのかパーパットを外して1UPとなる。
先制したのが効いて6番までで3UPとなり、勝利を確信する。

ところが7番ミドルで疲れからか気が緩んだのか、ドライバーが右にすっぽ抜けOB。
U氏はビックドライブでフェアウェーをキープ。
打ち直しも右の谷底に落として万事休すの2UPに後退する。

8番ロングもドライバーがまたまた右で、谷底まで落ちて1UPに後退。
スイングがおかしいことに気づく。

9番ミドルは左サイドの壁が崩れているのが原因と思い、必死に修正してドライバーは右ラフ。
セカンドは右に抜けバンカーイン。
U氏もセカンドを奥のバンカーに入れる。
先に打った私のバンカーショットは飛びすぎて、U氏の待つバンカーへこんにちは。
U氏のバンカーショットも飛びすぎて手前側のバンカーイン。
お互い冴えが無く泥仕合に・・・・
私の2回目のバンカーショットは目玉だが、58度を被せて打ちぬくとピンに絡みボギー。
U氏は2度目のバンカーショットは出ただけで2UP。


中コース 10 11 12 13 14 15 16 8 9 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 6 6 5 4 - 7 3 6 2アップ
U氏 6 6 6 4 5 4 - × 2ダウン

中に移動して10番・11番はドロー。

12番ミドルはナイスドライブでフェアウェーをキープするも、セカンド5鉄は花道止まり。
アプも寄せきれず3オン2パットのボギーだが、U氏は右の木の中からダボで3UP。

13番はボギーでドローとなり迎えた14番ミドルは、最後の力を振り絞りスーパードライバーでフェアウェー。
しかしセカンドをミスしてボギーのU氏に勝利を献上して2UPに後退。

15番ミドルはU氏の調子が出てきて、スーパードライブでフェアウェーをキープすると、私は右の谷底に落とし1UPに後退。
右に球が行く危険な状態で1UPはまずい・・・

16番ショートはU氏がグリーンを外したのを見て、疲労困憊の中5鉄で勝負を賭ける。
そのショットが見事グリーンを捉えてパーで2UPに。

ドーミーホールの17番ロングは私のドライバーは力なく左のラフに。
U氏のドライバーは右の林の中へ。
U氏は逆転に望みを繋ぐ木の下を抜くスーパーショットを繰り出すも、飛びすぎて二本木の方向へ向かい、一瞬場が凍る。
しかしその二本木に当たり、フェアウェーセンターにはじき返される。
勇気あるショットに勝利の女神が微笑みかけたようだ。
逆に私はこの二本木が邪魔で、ショートアイアンでのレイアップしかできず形成逆転。
3打目を7Wで残り100ヤードとなり、52度でグリーンを狙うも手前ラフ。
そこからアプをピンに絡ませOKボギー。
それに対しU氏は3オンできず、4打目のアプをピン奥2mに付ける。
下りのパーパットを入れなければU氏の負けとなる。
逆転に望みを繋ぐパーパットはカップの淵で止まり勝負あり。
2アンド1の厳しい勝負となった。

お互い2試合目で球が散らばっていたが、特に私は7番からが酷かった。
ショットではU氏に遅れを取ったが、グリーン周りでは私の方が一枚上だったので勝てたのでしょう。

3回戦に進めたのはラッキーだが、1回戦で全力を使い果たしてしまった感がある。
それに疲れたし、足がかなり痛くなった。
来週に向けてペース配分や疲労と暑さ対策を練らなくてはならない。

暑い中我々をパスさせて頂いた皆様に感謝です。
そして前田社長・花屋のオッチャン・青砥のOさんに勝利報告です。


あれよあれよとチャンピオン第三部

まっちゃんの理事長杯マッチ3回戦

理事長杯マッチプレー1・2回戦が終了した翌日はとにかく足が痛い。
しかしゲンをかつぎ先週となるべく同じ一週間を過ごすことにする。

2ラウンド対策としては花屋のオッチャンから高機能アンダーウェアが良いと薦められて、早速スキンズを購入する。
値段はかなり高いが背に腹はかえられない。

加賀屋ゴルフのホームページにK・Tさんの理事長杯1回戦の状況がアップされ、惜敗されたK・Tさんの分も頑張らなくてはと思い、より一層闘志が沸きました。

前田社長からも「チャンスはそうそうないのだから、次があるとは思わないで頑張れ!!」と激励を受け、優勝のみを目指すことにする。

7月19日の朝も4時に目覚め、6時からボールを打つ。
しかし力んでいるのかボールは左へ左へと行く。
練習終了直後にKプロから電話があり、いくつかのアドバイスを頂く。

3回戦のお相手はS氏で、ハンデを1ホール頂いての勝負となる。
スタートは中コースから。


中コース 10 11 12 13 14 15 16 17 18 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 6 8 5 3 5 4 5 4 3アップ
S氏 6 5 6 - 6 × 4 5 4 3ダウン
 

10番ロングは普通にティーショットをしたつもりだが、ボールは練習場と同じように左に曲がり林の中へ。
嫌な予感がしてすぐさま暫定球を打ち、これは左ラフで耐える。
林の中のボールは案の上ロストボールとなる。
フェアウェーをキープされたS氏は3打目でグリーン横のラフ。
私は5打目を左ガードバンカーに入れる。
誰もがS氏の1UPを確信した中で放ったバンカーショットが、イメージどおりに飛び出しカップに吸い込まれる値千金のチップインボギー。
S氏はそれを見てパーパットを外されて、このホールをドローとする。
これで相当気分が乗ってきた。

11番二股ミドルはドライバーが飛ぶも左ベント側のフェアウェー。
右側のフェアウェーに戻してから3打目を左バンカーに入れ目玉。
バンカーショットは大オーバーで奥のバンカーに入り万事休すの1ダウン。

12番ミドルはドライバーがフックし左ラフだが3オン2パットのボギー。
S氏は右の林に入れダボを叩きイーブンにすぐさま戻す。

13番194ヤードのショートは7Wが炸裂し、ピン横3mに付ける。
S氏はグリーンを外しパーセーブできず、1UP。

14番右ドックのミドルはフェアウェーを捉える。
S氏は左ラフにティーショットを外し、そこからダボ。
私はセカンド7Wでガードバンカー、そこから3オン2パットのボギーで2UP。

15番ミドルはドライバーがナイスでフェアウェー。
S氏は1打目を右の林で、暫定球も同じ方向に。
2球とも無かったのでギブアップされて、3UP。

16番ショートは仲良くグリーンを外しボギーでドロー。

17番ロングは仲良くフェアウェーをキープしパーでドロー。
やっと試合が締まってきました。

18番ミドルは右のラフから2打目を打つもショート。
アプをカップ横5mだが、それを見事に放り込みパーセーブ。
S氏はアプを2mに寄せ、雰囲気は私に有利だったが根性で放り込みパーでドロー。
3UPでハーフターンする。


東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん 6 - - 5 5 4 - 3アップ
S氏 7 5 3 4 6 - 5 × 3ダウン

東の1番ロングはフェアウェーをキープするもセカンド5鉄は右のラフで、ボギーがやっと。
しかしS氏がダボを叩いたために4UPで、ここで勝利を確信してしまう。

2番ミドルは気が緩んだのか左に引っ掛け林の中。
手堅くボギーのS氏に勝ちを譲り3UPに後退。

3番ショートは二人ともグリーンを外すが、S氏のアプが決まりパー。
S氏はグリーン周りのアプローチが本当にお上手である。
私のアプはカップをオーバーし、奥2m。
この入れなくてはいけないパーパットを外し2UPに後退。

4番ミドルもドライバーが乱れ、お見事寄せワンパーのS氏に脱帽で1UPに後退。
流れが完全にS氏に行ってしまった。

5番長いミドルは超アゲンストでS氏は右の斜面に打ち込む。
私はフェアウェーをキープするも、距離が出ていないのでレイアップし3オン2パットのボギー。
S氏はティーショットのトラブルからダボを叩き、久しぶりの勝ちで2UP。

6番ショートは4鉄が噛んで40ヤードもショートしボギーがやっと。
しかしS氏が左に外してダボを叩き3UP。

ドーミーの7番長いミドルはドライバーが左ラフ。
そこから気の抜けた6鉄が引っかかり、更に深いラフで万事休す。
S氏は左ラフからキッチリボギーで2UPに後退。

8番ロングはS氏が右の林に打ち込みトラブル。
S氏の勝ちが無くなり、ここで握手。
3アンド1の勝利となる。

振り返ると3回戦は球が良く曲がった。
4回戦に不安ありです。
昼食の豚シャブとウドンのセットは喉をとおらず半分残す。
助けて花屋のオッチャン。


まっちゃんの理事長杯マッチ4回戦


東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん 5 5 4 5 6 3 × 6 3 1アップ
O氏 - 5 4 4 5 3 6 - 1ダウン

4回戦のお相手は研修会のメンバーでシングルのO氏。
以前月例でご一緒したことがある方で、大変ゴルフがお上手で尊敬できる紳士。
ハンデを5ホール頂いての勝負です。
キャディーは研修生のA君が付く。
足の痛みや疲れはスキンズ効果でまったく感じられない。

スタートの東1番はハンデホール。
O氏が先に打ちビックボールでフェアウェーセンターをキープ。
さすがシングルです。
続いて私がドライバーを打つと、低いストレートボールでフェアウェー右サイドをキープし、O氏のボールとは5ヤード程度の差しかない。
3回戦とは人が変わったようで、これなら戦えそうだ。
セカンド6鉄、サードを8鉄でピンの下5mに付けバーディーチャンス。
これじゃまずいとO氏はボヤキながらサードショットを打ち、グリーンの奥に外しパーセーブできず。
私はOKパーに付け、幸先良く1UP。

2番ミドルは私のドライバーが右の林。
O氏は右サイドのラフで距離は出ている。
私はセカンド出すだけだが、出しきれずにラフで止まる。
木が邪魔なのでグリーンを狙うには170ヤードのスライス球が必要。
だめもとで7Wを短く持ちカット目に振りぬくと、上手くスライスがかかりグリーンの左の壁に喰らいつく。
アプはまずまずだがパーパットが外れボギー。
O氏はセカンドがグリーン右のラフで、アプを2mに寄せる。
当然パーだと思ったが、これを外してラッキーなドロー。

3番192ヤードショートはアゲているので5Wをティーアップ低めで打つとグリーンを捉えるが、止まらず奥のラフ。
O氏は手前にショートする。
お互い寄らず入らずのボギーでドロー。

4番ミドルは低いストレートボールでフェアウェーをキープ。
O氏は右ラフだが距離は出ている。
セカンド4鉄はフックして左バンカーへ。
O氏のセカンドはグリーンを捉えるも、転がって奥のラフ。
私のバンカーショットは3mに付くもパーセーブできず。
O氏はアプを2mにつけ貫禄のパーでイーブンに。

5番446ヤードミドルはハンデホールだが、強烈なアゲンスト。
O氏は見事にフェアウェーをキープするも、距離は出ていない。
私のドライバーは引っかかり左ラフで木下。
8鉄で低くフェアウェーに出すも3オンできずダボを叩く。
O氏は3オンでボギーだがハンデがありドロー。

6番174ヤードのショートはO氏がピン左10mにオン。
私は4鉄で花道を駆け上がり、ピン左5mにナイスオン。
お互いバーディーは取れずパーでドロー。

7番ロングはO氏がフェアウェーにナイスドライブ。
私はドライバーが右にすっ飛び山の上のブッシュで万事休すの1ダウン。

8番ロングはハンデホールでO氏はドライバーを左に曲げ斜面。
私はドライバーを右サイドに打つが、僅かに右ラフにこぼれる。
そこからお互いボギーだが、ハンデが付いてイーブンに戻す。

9番ミドルは風が左から右へのアゲンストで、私のドライバーは右に流れバンカー手前のラフ。
O氏もまったく同じ球で同じ場所に打ち込む。
私は160ヤードを6鉄で低くストレートに打ち出し、ピンの横3mに付けるスーパーショット。
バーディーパットを決めて1UPで折り返す。
これで勢いがつくはず。

中コース 10 11 12 13 14 15 16 17 18 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 7 5 5 × 4 4 3 6 2アップ
O氏 6 4 6 - 4 - 6 2ダウン

中の10番ロングはアゲンストで私のドライバーは右ラフで飛んでない。
O氏はロストの多い左の林に打ち込む。
なかなか見つからず、ロストになる直前に研修生A君が全英オープンのようなラフからO氏のボールを発見。
すごいぞA君。
そこからO氏が打つも、球は10ヤード前進しただけ。
3打目もラフでザザザと50ヤード前進。
4打目でやっとバンカーを越える。
それを見てこのホールの勝利を確信した私は、気が緩み7Wを左の林に突っ込む。
その直後に残り200ヤードの強烈なアゲンストの中、O氏は渾身のフェアウェーウッドを打つと、なんとこれがピン奥3mに付く。
正直これはプロ以上のショットで、お見事です。
私は3打目を林から出し、4打目を3回戦でチップインしたバンカーへ。
2匹目のどじょうはおらず、5オン2パットのダボ。
O氏は気合でボギーパットを入れ、ハンデホールの為ドロー。
正直気分的には負けです。

11番二股ミドルのドライバーはセパレートのラフまで届く。
O氏は更に上を行き、高麗側のフェアウェーにスーパードライブ。
ラフからは120ヤードのフックボールが必要となるが、9鉄は右バンカーに力なく落ちる。
バンカーから無難に出して2パットボギー。
O氏はセカンド最高の位置からバーディー逃しのパーでイーブンに後退。

12番ミドルはアゲンストの中O氏が左に曲げラフ。
私はドライバーを右目に狙いどおり打ち出し、傾斜を使ってフェアウェーセンターに。
3Wでグリーンを狙うも、引っ掛け左バンカー手前のベアグランド。
木の枝が邪魔なのでピッチングで低く打ち出し、見事グリーンに止めて2パットボギー。
O氏はセカンドの無理がたたり、ダボで1UP。

13番196ヤードのショートは風がぐるぐる回る微妙な状態。
7Wで気持ちよく打つと、球はぐんぐん左に流されベントグリーンをオーバー。
私のボールはブッシュの手前で止まっているがスタンスが上手くとれない。
カート道に足がかかるのでドロップすると、転がって更に状況は悪化。
開き直って左打ちするも、ブッシュに打ち込みギブアップでイーブンに後退。

14番ミドルはハンデホールでO氏の球はフックし左ラフへ。
私は最高の低弾道ドライバーでフェアウェーをキープし距離も稼いだ。
7Wはグリーンを捉えるも最後の一転がりでラフ。
そこから1.5mにナイスアプ。
パーパットは淵を舐めながらカップインしてほっとする。
再び1UP。

残り4ホールで1UPだがここからはハンデもないのでガチンコで勝たなくてはと強く思う。

15番ミドルは気合のナイスドライブでフェアウェーを捉える。
O氏は私の球を更にオーバードライブしてくる。
私は残り140ヤードを8鉄でグリーン右端10mに付ける。
O氏は難なく2.5mのバーディーチャンス。
私は無難にパーで、O氏のバーディーパットを見守る。
O氏が打ったバーディーパットは無情にもカップをすり抜けドローとなる。
このパットが試合の流れを決める一打となる気がした。

16番159ヤードのショートは苦手だったが、勝負を決める重要なホールとなることが多い。
5鉄で花道方向に低い弾道で打ち出すと、見事にグリーンを捉えた。
O氏はグリーンを40ヤードショートしパーセーブできず。
私は無難にパーで2UP。
O氏からお見事のお言葉を頂戴する。

17番ロングがドーミーとなる。
私のドライバーは左ラフにこぼれる。
O氏は右のラフ。
私のセカンドは7Wで左ラフ。
O氏は渾身の力でフェアウェーウッドを振りぬき、センターのいいポジション。
私のサードショットはグリーンを捉えたが止まらずに奥のラフ。
O氏のサードはピン奥にナイスオン。
私の4打目アプはピンの横1.5mに付く。
O氏の下りバーディーパットは1.5mオーバー。
私がこの1.5mのパーパットを決めれば勝負がつく。
慎重にラインを出すと、なんと寸止めでボギーとなる。
やばいぞ負けるとこの時思った。
O氏の逆転に望みを繋ぐ1.5mパーパットは決めなければならない大事なパット。
当然入ると思って見守る。
これを入れなければ19番ホールに持ち込めないのだ。
O氏が慎重にパットすると、またしてもカップをすり抜け痛恨のボギー。
あっけない幕切れとなり握手をする。

O氏にはバンカーショットが上手だと褒められ有頂天になる。

今までで一番拮抗した試合でした。
O氏の勝負どころのパターが決まっていれば負けていたでしょう。

このマッチプレーの間に私はコースと対戦相手に鍛えられて、かなり内容が良くなってきている。

マッチプレーを開催してくれるコースと、パスさせて頂いた皆様に感謝しつつクラブハウスへ向かう。
マッチプレーは本当に素晴らしい競技であり、会員権を持っていて良かったと一番強く感じました。

クラブハウスでは既に決勝のお相手のN氏が上がってきておられ、堅い握手をして決勝での健闘を誓った。

N氏はなんと70歳オーバーのグランドシニアチャンピオンでハンデ3です。
今から来週が楽しみです。

ここまできたら優勝しかないと強く思います。
ボードに名前が残るのは優勝者だけですから。


あれよあれよとチャンピオン第四部


まっちゃんの理事長杯決勝36ホール編

7月26日(日)は理事長杯の決勝戦です。

正直決勝まで残れるとは思っていませんでしたが、ここまで5回のチップインが生まれるなど私に対して天が優勝しろと言っているように感じるし、今のゴルフの内容であれば優勝できる自信もでてきました。

しかしマッチプレーは相手がいて、そしてゲームの中には人智を超えた運命的な流れのようなものがあるので、ゲームが始まらなければ誰にも結果はわかりません。

マッチプレーの時の気持ちの持ち方ですが、私の場合は相手のミスを期待せずに、相手の良いプレーには素直に賞賛する事を心がけております。

そうでないと試合がギスギスしたものとなり、面白くありません。
勝敗も大事ですが、いかなる場合も紳士でありたいです。

まんぶりさんのタイトルへの道で勝つイメージトレーニングも完璧にしました。

決勝のお相手N氏ですが73歳で、関東グランドシニアを取っておられる方です。
現在も難コースの総武でハンデ2を維持している、その存在自体が尊敬に値する方です。
年齢の割りに姿勢が良く、無駄口を決して叩かないその姿には美しささえ感じます。
そんな方と36ホールのマッチが出来るとは、まっちゃんにとってゴルフ人生最良の日です。

決勝戦では研修生キャディーがそれぞれにつきます。
私の相棒は研修生A君。
4回戦でも世話になったので息もぴったりです。

N氏は研修会やクラブ対抗でも活躍されていた方なので、ギャラリーはN氏の応援団ばかりでした。
私の応援団は、急遽駆けつけてくれた青砥のオッチャンと、取引先の花屋さんの二人だけです。

しかしマイキャディーが付くのは私にとっては本当に心強いことです。
頼むぞA君。
今日は君の言うとおりにプレーするぞ。

東コースから決勝が始まるアナウンス放送が流れると30人以上のギャラリーが集まってきました。
私はキャディーを帯同してギャラリーに囲まれ、プロみたいで気分は最高です。

N氏は4分の3掛けでハンデ2に対し、私は10なので18ホール中8ホールのハンデホールがあることを確認してから、オナーをジャンケンで決めた。


東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん 5 4 3 5 5 3 5 7 4 1アップ
N氏 6 4 3 4 5 3 5 5 4 1ダウン

ハンデホール東1番ロングのオナーは私で、狙いをフェアウェーの右サイドに絞り、ドライバーのテンポが速くならないことだけを心がけて振る。
まあまあな当たりではあったが、やはり力みが出て落ち際でフックし左ラフ。
想定内なので、OKです。
N氏のドライバーはなんと左にフックして林の中。
N氏レベルでも緊張する事があるのです。
N氏のボールは木の下に張り付いていたが、無難にフェアウェーに脱出。
私はセカンドをアイアンで無難にレイアップし、80ヤードのサードショットを残す。
右から左のアゲンストだがキャディーと相談して58度のフルショットを選択。
ボールは右サイドに予定通り打ち出せたが、風で戻されずそのまま右ラフへ落下。
アプはピンに絡むOKパー圏内。
N氏は4オンし下り5mのパーパットを残すも、外れたのでピックアップし1UP。
幸先良いスタートがきれた。

東2番ミドルはギャラリーもいなくなり、落ち着いた状態になる。
私のドライバーはフェアウェーの右サイドを捉える。
N氏も確実にフェアウェーから2オン。
私のセカンド140ヤード8番アイアンは痛恨のトップで残り50ヤード地点。
3打目アプローチはピンの奥12mに。
キャディーと協議の末、外れたら負けは確定なのでストレート目に打つことに。
無心で打ったこのロングパットが見事カップインし、キャディーと拳をあわせた。
これには歴戦の勇士もびっくりされたようです。
N氏のバーディーパットは外れ、値千金のドローに持ち込む。
相手方のキャディーのS君からもナイスの声を頂く。

東3番ショートは192ヤードのアゲンストで、5Wを選択。
グリーンを見事に捉えるも最後のひと転がりで奥のカラー。
N氏もグリーンを外すが、お互いに寄せてパーでドローに。

ハンデホールの東4番ミドルは腰砕けのドライバーで飛ばないボールで何とかフェアウェーをキープし苦笑い。
N氏はランの出るドライバーで私のボールを超えていく。
いやはや尊敬すべき大ベテランである。
私のセカンドは180ヤード残り4鉄を選択すると、今までに無いくらいの素晴らしい当たりでグリーンにバウンドして止まらず奥の木の下まで行ってしまう。
集中力とアドレナリンでこのような球が出るのであろうか?
N氏は無難にパー圏内。
木の下からの難しいライで私は8鉄のランニングアプローチはワンクッションし見事ピンの上5mに付ける。
マイキャディーからナイスの声。
N氏は軽くパーで私は2パットボギーとなりハンデ付きでドローに。
相手キャディーからもスーパーボギーですねと言われる。

ハンデホール東5番ミドルは強いアゲンストで、私のドライバーはいつもどおり左ラフ。
いつもどおり3オン2パットでボギー。
N氏は強風に負けボギーがやっと。
ハンデが効いて2UP。

東6番ショートは4鉄がトップするもカラー手前まで駆け上がる。
N氏は見事にグリーンを捉え2パットでパー。
私のアプが奥に付くも、下りの3mを放り込みパーでドロー。
キャディーと拳を合わせる。

東7番長いミドルはドライバーが左ラフ。
N氏はフェアウェーをキープです。
私のセカンドは9鉄でレイアップするも、左ラフへ。
もう一度9鉄でグリーンを捉えボギー。
N氏も距離には勝てずボギーでドロー。

ハンデホールの東8番ロングはドライバーが右に出て1ペナゾーンへ。
N氏はフェアウェーキープし楽々パーです。
私は1ペナを払い後ろへかなり後退しボギーを狙うも、夢かなわず1UPに後退。
N氏は初ポイントだと苦笑い。

東9番ミドルはお互い見事なドライバーでフェアウェーをキープ。
私のボールが僅かに前でホッとする。
お互い2オン2パットのパーでドロー。
いい試合で、本当に楽しい。


中コース 10 11 12 13 14 15 16 17 18 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 5 4 5 5 4 4 5 5 5 3アップ
N氏 6 4 5 3 4 4 3 6 5 3ダウン

ハンデホール中10番ロングはフェアウェーをキープするも3打目を左のバンカーに。
このバンカーには良く入るが得意であることをキャディーに告げる。
慣れ親しんだバンカーからは予定どおりピンに絡みパーセーブ。
N氏はパーパットを外された時点でピックアップし2UP。

中11番二股ミドルは、フェアウェー右サイドギリギリにスーパードライブ。
N氏も負けずに私の直ぐ後ろまでドライバーを飛ばす。
N氏は自分のボールの止まっている場所を見て、ここまで飛んだかと自分の飛距離に驚かれている様子。
N氏もアドレナリン全開のようだ。
そこからはお互いに2オン2パットのパーでドロー。

中12番ミドルはアゲンストの中フェアウェーに着弾するも傾斜で左ラフへ。
右ラフのN氏ともども2オンできず仲良くボギーでドロー。

中13番196ヤードショートは1打目が右にすっぽ抜け林の中へ。
N氏は軽々1オン。
暫定球も同じように右に・・・
1打目をN氏が発見してくださるも、パーセーブできず。
パーのN氏勝利で1UPに後退。

ハンデホール中14番右ドックのミドルはお互いスーパードライバーを放つ。
ランの出るN氏のドライバーが僅かに前に行き、N氏に対して私は感嘆の声を上げる。
お互い2オン2パットのパーだがハンデが付き2UP。

ハンデホール中15番ミドルはドライバーがちょっとフックし左ラフへ。
N氏はもちろんフェアウェーキープ。
N氏のドライバーは本当に安定している。
私のセカンドは木が邪魔なので、右ラフからフックでグリーンを狙うもそのままストレートに右ラフに着弾。
キャディーからは全然OKですよと声を掛けられる。
N氏は確実に2オン。
私のアプとパットが決まりパーセーブ。
N氏は4m位のバーディーパットを外されパーとなるが、ハンデの為3UP。
これでは勝てないとN氏のボヤキが入る。

16番ショートは5鉄でグリーン右に外す。
N氏はグリーン左に外す。
アプローチ合戦となるが前上がりの難しいアプローチを私がオーバーさせて敗れ、パーのN氏の勝利で2UPに後退。

ハンデホールの17番ロングはN氏のボールが右に流され林の中に。
キャディーに左サイド狙いを進言され、見事そのとおりに左フェアウェーにティーショットを打つ。
今日のキャディーとのコンビネーションはバッチリ最高です。
レイアップしての3打目はグリーンを僅かに左に外すも、アプが決まりパーセーブで3UP。

18番ミドルはドライバーが右に出てラフへ。
ここからは2オン不可能なので無理をせず、3打目でグリーンに乗せボギー。
N氏はフェアウェーからグリーン手前に2オンするが長いパットを残してしまう。
N氏のバーディーパットはかなりショート。
いれなければならないパーパットが惜しくも外れボギーとなりドロー。

前半18ホールは3UPで気持ちよく折り返しが出来た。
ランチはジャージャー麺を単品と氷抜きのトマトジュースを頂く。
N氏は私のパットが決まっているので、勝負は決しているとおっしゃるが、まだ半分では油断できません。

いよいよ後半戦のスタート。

東コース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 5 4 3 4 4 3 4 5 4 36
まっちゃん × 4 4 4 7 3 6 6 5 3アップ
N氏 - 4 4 6 - 5 5 4 3ダウン

本日2度目の東コース1番ホールはハンデが付きます。
フェアウェーをキープしセカンド残り80ヤードの地点にレイアップ。
58度でグリーンを狙うと、気が緩んでいたのか体が起き上がりトップで奥の林まで打ち込む。
林の中から8鉄で低く打ち出すも、グリーンを超えてバンカーイン。
ギブアップで2UPに後退。

2番ミドルは先ほどのミスのあとなので嫌な空気が流れる。
案の定ドライバーをミスして右のラフへ。
N氏は当然フェアウェーキープ。
私は2打目を確実にフェアウェーに出し3打目勝負でピンの右8mにオン。
キャディーの読みどおりにパーパットを打つと、再びカップインでパーセーブ。
キャディーと拳を合わせお祭り状態になる。
それを見て苦笑いしながらN氏がパーパットを打つと、外れてボギーとなり3UPに戻す。
2番のグリーン上で2発のロングパットが決まったのだ。
勝利の女神が微笑んでいると感じる。
このまま優勝に突き進みたい。

3番ショートはアゲなので5Wで打つもフックし花道に。
アプを2mにつけるが、決めなければならないパーパットを外しボギー。
N氏もペースを崩されボギーとなる。

ハンデホール4番ミドルはフェアウェーをキープすると、1ラウンド目とまったく同じ位置。
残り175ヤードを先ほどは4鉄で奥まで飛んだので、5鉄で狙う。
いい当たりで花道に着弾するも、最後のバウンドがなぜか右に跳ねバンカーイン。
バンカーショットは4mに付き、そのパーパットを放り込む。
N氏は無難にパーであるがハンデが付き4UPに。
このパターは大きな価値がある。

5番ミドルで私はいつもどおり左ラフ、N氏は右の林に打ち込む。
私はレイアップするも、球がフックして左ラフで正面には木が立ちはだかる。
3打目を仕方なくフェアウェーに出し、4打目の80ヤードを58度で打つと、またもやトップでグリーン奥のラフ。
N氏は3打目をベント側のバンカーに入れ、トラブルの中5オンとなる。
N氏はダボパットをねじ込み、5オン2パットのトリとなった私とハンデでドロー。
36ホールの戦いの中でお互いに疲れが見えたホールとなった。

6番ショートは4鉄でグリーンを捉えるも、最後の転がりで左ラフ。
N氏は左に曲げて、大木の後ろでグリーンは狙えない位置。
N氏がセカンドを無理に狙うと木に当たり万事休す。
私のアプは1mによりOKパーで5UP。
勝利が見えてきたと感じる。

7番長いミドルは気が緩んだのかドライバーを右に曲げ谷に落とす。
キッチリフェアウェーからボギーのN氏になすすべなく、4UPに後退。

8番ロングはドライバーでフェアウェー右サイドをキープする。
セカンド左足上がりのライから7Wは、なんとチョロ。
ここに来て疲労感からかミスが多い。
何とかボギーとし、パーのN氏にハンデ付きでドロー。

9番ミドルはギャラリーの見守る中、N氏がナイスドライブでフェアウェー。
N氏の体力は70歳代とは思えない、まだまだいい球が出る。
このショットを見て再び闘志に火が付き、私のドライバーもナイスでN氏のボールを超えていく。
N氏はグリーン脇のギャラリーに見せ付けるように、セカンドをピン3mに付ける。
私はこのショットを見て力み、右に外しボギーとなる。
N氏のバーディーパットは外れるがOKパーで3UPとなり、最後のハーフを迎える。

中コース 10 11 12 13 14 15 16 17 18 合計
パー 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36
まっちゃん 7 5 5 4 × 4 4 5 3アップ
N氏 6 - 5 3 - 3 - 3ダウン

10番ティーグランドをN氏は通り過ぎてクラブハウスに一直線。
そして暫く戻られない。
なにかあったのかと心配したが、私の応援団の青砥のオッチャンとその仲間達としばし談笑し帰りを待つ。
この待ち時間に応援団がいなければ、かなりイライラして私はペースを崩したかもしれない。
帰ってきたN氏はエアーサロンパス足にかけて、かなり辛そうである。
N氏がオナーでドライバーの距離は落ちてきているが左サイドギリギリのフェアウェーをキープ。
私はフックボールを打ち左林の中。
そこからあえなくダボを叩くも、N氏もボギーとなりハンデ付きでドロー。

11番の二股ミドルはN氏がドライバーではなくフェアウェーウッドを握る。
この選択には違和感を覚え、どこか痛めたのかと詮索する。
ショットは私の予想どおり左に力なく飛び、かなりの距離を残す。
私のドライバーもフックしバンカー横でギリギリ止まる。
N氏のセカンドは木ごえの200ヤード位で、フェアウェーウッドで3回素振りをする。
しかしここでアイアンにクラブを替える。
私はN氏がミスする予感がしたが、案の定N氏のセカンドは高さが出ず木に当たる。
私は無難に右サイドのフェアウェーに出し、確実なボギーで勝ちを拾い4UP。
N氏の選択に疑問を持ったホールであった。

12番ミドルはいつものようにドライバーがフェアウェーに着弾し、傾斜で左ラフ。
N氏は右ラフからセカンドをレイアップ。
それを見て私もアイアンでレイアップするが、思ったより右に出て右ラフ。
3打目を確実にグリーンに乗せて2パットのボギーでN氏とドローとなる。

13番ショートは7Wで打つとテンプラして左ベントグリーン花道、そこからボギー。
N氏は楽々グリーンを捉えパーで3UPに後退。

14番右ドックのミドルはN氏のドライバーが左に流れフェアウェーギリギリ。
私は更に左でラフまで転がる。
そこからレイアップし3打目を58度でグリーンを狙うが、またまたトップで奥のバンカー。
私は疲れるとショートアイアンでトップを打つ事が判明した。
このバンカーショットはライが悪く、グリーンオーバーして2UPに後退。
いよいよ差が無くなって来て尻に火が付いた。
最後の集中力を総動員しなければ。

15番ミドルは二人ともフェアウェーを捉える。
N氏は先にグリーンを捉える。
私のセカンドは150ヤードだったが、キャディーがこのホールは距離が甘いのを理由に8鉄をチョイス。
このセカンドショットは花道ワンクッションでナイスオン。
N氏のバーディーパットが外れ、私のパーが確定するとハンデもあるので3UP確定。

16番ショートはドーミーとなる。
いつもは5鉄を選択するが、風がフォローなのでキャディーは6鉄を選択しそれを受け入れる。
勝負を決める6鉄を振りぬくと、今までに打ったことの無いような強い低い弾道の最高のボールが飛び出す。
しかし気まぐれな風に進路を右にそらされ、右バンカーの土手の最上部に突き刺さる。
勝利の女神はかなり気まぐれな女性のようだ。
キャディーは風を読めなかったことを詫びるが、最高のショットだったので悔いは無いよと告げる。
N氏のショットもこの風にあおられ右に曲がり同じバンカーイン。
N氏のバンカーショットはきれいにピン1mに絡む。
お見事です。
私はスタンスで左足がバンカーの外となる、かなりの左足上がりバンカーショットとなる。
思い切って砂を打つも、ボールは力なくバンカーを出ただけ。
N氏がパーパットを決め2UPに後退。
残り2ホールで引き分けでも私の勝利が確定する状況だがまだまだわからない。

ハンデホール17番ロングはN氏が最後の気力でドライバーはフェアウェーを捉えてくる。
私のドライバーもいい当たりだが僅かに右ラフへ。
そこから勝負を賭けた7Wは左の二本木ギリギリをかすめて左ラフに着弾。
命拾いである。
N氏は安定したフェアウェーウッドで前進する。
3打目150ヤードを7鉄で打つと、このラフからのショットも過去最高の球でグリーンを捉える。
しかしグリーン上では止まらず、僅かにこぼれ奥のカラー。
N氏は3打目をピン奥に付け、首の皮一枚で望みを繋ぐ。
私の4打目は15メートルの下りで、パターか58度で迷う。
キャディーはパターを選択して欲しそうだったが、しびれてショートするのは嫌なので58度を選択。
花屋のオッチャンの会社のマットで練習したアプローチで勝負することに。
このアプが見事カップの下1.5mに止まる。
オッチャンやったぞ!
N氏の下り10mのバーディーパットはエキストラホールに進む為には決めなければならないパットとなる。
このバーディーパットはショートし、私の1.5mのパーパットの順番となる。
ハンデがあるので2パットでも勝利となる為、緊張せずにパットが出来た。
ウイニングパットがカップに沈むと、勝利の一気に喜びがあふれ出てきた。
すぐさまN氏に握手を求め、深く頭を下げる。
次にキャディーのA君と堅い握手。
彼とのコンビがこの勝利を生んだに違いない。
最後にN氏のキャディーのS君と握手し、S君は私のパターを絶賛してくれた。

年齢もハンデキャップもちがう二人がマッチプレーで35ホールを戦い、そして勝負は3アンド1で決着した。
理事長杯優勝です。

帰りのカートの中ではN氏から「あなたのプレー内容は充分シングルプレーヤーです」とのお言葉を頂く。

最高の気分です。
総武のメンバーになって本当に良かったと思いました。
そしてゴルフのマッチプレーは本当に楽しい。

今回のマッチプレーを振り返ると、勝因は先手必勝にあります。
1ホール目の成績は1回戦がバーディーで勝利。
2回戦はパーで勝利。
3回戦はボギー(ロストボールからチップイン)でドロー。
4回戦はパーで勝利。
決勝はパーで勝利。
スタートダッシュをし、最大で負けても1ダウン止まりでした。
ほとんどの場面でリードをして優位に試合を進めてこれました。
この戦い方は普段の花屋のオッチャンとの勝負で培ったものです。
また、相手側に長いパターやバーディーパットを決められなかったのも、ラッキーでした。

クラブハウスに戻ると、N氏の敗戦に驚いたギャラリーはシーンとなる。
そこに青砥のオッチャンが大きな声で「おめでとう」と言いガッチリ握手をすると、場の雰囲気は一気に祝福ムードとなる。
何人ものメンバーに握手を求められ、なにがなんだかわからなくなってしまった。
最後に戻ってきたキャディーのA君ともう一度握手し、「今日勝てたのは君のおかげだ」と伝えた。
A君は今日にはQTの1次予選の会場に向かうそうなので、是非頑張って突破して欲しいです。

風呂に入り表彰式が始まると、巨大なトロフィーを理事長から渡され記念撮影。
優勝スピーチは無いようだ。
トロフィーに刻まれた名前を見ると、過去の優勝者は研修会のトップの方ばかり。
総武の理事長杯はハンデ4分の3掛けなので、私みたいな二桁ハンデが優勝する事は珍しいようだ。

しかし勝てば官軍の言葉どおり、ボードには私の名前が永遠に刻まれることになる。

最後になりますが応援していただいた方々には本当に感謝です。
前田社長には執筆の機会を頂き、本当にありがとうございました。
とても良い記念になりました。

花屋のオッチャンのゴルフの誘いをこの戦いの一ヶ月はお断りしてしまったので、
この後たっぷり埋め合わせをしないといけません。

次の目標はクラブ選手権を目指して行きたいと思います。
競技ゴルフの魅力にすっかり取り付かれたまっちゃんでした。


あれよあれよと快進撃 完