ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

一度プレーしたかったコースですが、なかなか機会が無く今回やっとお邪魔しました。
開場当時は2WAYシステム採用コース(アップルコース、グレープコースと日によって進行方向を逆転してプレーし36ホール分楽しめる)で話題になりましたが、やはり運用上無理があるのでしょう。経営も替わって森ビルになった現在は中島常幸プロの改造により、OUT、INの18ホールに生まれ変わっています。但し、往年の面影としてホール間に使用していない昔のフェアウェイやグリーン、バンカー等が一部垣間見ることが出来きたり、Par3専用コースに改造・増設したりしてあります。クラブハウス隣にはホテルが完備されているし、テニスコートも設備されているので利用の仕方はいろいろ楽しめるゴルフ場です。
常磐自動車道:那珂インターから約20分弱の比較的便利な立地です。
フラットに造成されていて、歩行プレーでも問題無いくらいです。セルフとキャディ付の選択制で乗用カートでのプレーになります。初冬のプレーだったので、紅葉が綺麗で庭園風の景観美も楽しめました。使用ティによって難易度が数段違ってくる戦略性があると思います。チャンピオンティからだと7,212ヤードと牙を剥くタフなコースに変貌します。9番、18番グリーン手前には、池を配して上がりホールにふさわしい演出がされています。宍戸に次いで静にもトーナメントを誘致したいのでしょうか、十分開催できるだけの素材だと感じました。
朱鷺の台C.C.(石川県)と同じようにグリーン上にバンカーを配置したり、グリーン奥全面がバンカーの屏風のようになっていたりと視覚的にも楽しめます。
ベントの1グリーンは大きなマウンドのある極端なアンジュレーションだったり、二段グリーンだったりと乗せる場所も十分に配慮しないと大変なことになります。
基本的に手前から攻めていかないと、グリーン上はよく走るので奥はどこまでも行ってしまう可能性が大きいです。キャディさんも言っていましたが、グリーンは素晴らしい状態に仕上がっていました。良い転がりをする速いグリーンでパットの醍醐味が味わえます。
フェアウェイの水はけが所々良くないところが気になりましたが、それ以外は申し分ない状態でしょう。
知らされるまで全然気が付かなかったことですが、会計時にフロントの手違いで数百円多く支払っていたそうですが、後日になって連絡をもらい返金してくれました。返金のための事務手数料を考えると恐縮してしまいますが、こんなところにもこのゴルフ場の良心的な姿勢が伺えます。

掲載日:2007年1月16日

静ヒルズカントリークラブのゴルフ場レポート