ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

 数年前にお邪魔して、今回で2回目の訪問です。
以前は日本生命が経営母体で高級接待用メンバーコースでしたが、最近になって経営母体が大林組に変わり、高級パブリックコースに変身しました。
コース設計は世界的に有名な設計家ジム・ファジオ氏になります。日本では珍しく、数多くのコースは手がけていませんが、他に福井県と北海道に設計コースがあります。
パブリック運営になるのをきっかけに、リモコン式乗用カートが導入されていました。
それでも基本的にはキャディ付きプレーだから、以前同様に手入れは気持ちいいくらいにしっかりされています。
フロント、マスター室、レストラン、キャディさん、コース管理課やハウスメンテナンスの方達に至るまで接客対応は申し分なく素晴らしいものです。会社の方針が隅々まで浸透している上、従業員教育がしっかりされているから自信と誇りを持って働いているのが判ります。予断になりますが、些細なところから働いている人たちのベクトルが一致しているのを垣間見ることが出来、企業理念が根付いていると感じました。
さてコースですが、外国人設計家らしいデザインで、うねるようなフェアウェイとアンジュレーションのある1グリーンはショットもパットも慎重にしないとミスを誘発します。
目の詰まったグリーンは良く手入れされていて、まずまずの速さでした。
年に数回エアレーションを施して、丹精こめているのが解ります。
INコースは9ホール全てに池が絡むから、力量に応じてマネージメントしなければなりません。
黒ティからで7,104ヤードですが、通常は黒ティの設定をしていないみたいです。
青、白、赤の3種類になっていました。当日使用した青ティで6,622ヤードです。
バンカーも趣向をこらし、顎の高いガードバンカーやビーチバンカー風、急傾斜の砂たっぷりのクロスバンカー等多彩に配置されています。
クラブハウスがゴルフ場にしては珍しい斬新な建物で、人によって好みが分かれるところです。銀色に輝くクラブハウスは、生産会社のプラントか宇宙基地かと思ってしまうほど個性的です。
パブリックになった現在でも接待利用に十分堪え得るコースで、ハード&ソフト両面とも遜色ありません。
上品な設計で飽きの来ない作りだから、今回改めて気に入ったコースでした。

掲載日:2006年11月04日

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