ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

 早いもので、このコーナーも記念すべき200回目になります。
素人がラウンドしての感想なので、ご覧戴いている皆さんの参考になるかどうか一抹の不安はありますが、体力・気力・財力(一介の勤め人だから風前の灯)の続く間は頑張っていきますからもう暫くはお付き合いください。
200回記念のゴルフ場は、前回レポートした霞ヶ関C.C.(川越市)と隣り合わせの超名門ゴルフ場です。ゴルフ倶楽部自体は大正時代に創立した歴史があります。
いくつかの歴史あるコースが数奇な運命を辿ったように、東京G.C.も歴史に翻弄されたコースのひとつでしょう。当初は世田谷の駒沢(現在のオリンピック公園)にコースが作られましたが、その後借地問題で埼玉県の朝霞に移転したあと昭和初期戦時下において陸軍によりゴルフ場を接収されて、致し方なく現在の狭山市に再度移転して今に至っています。戦争、占領下と時代の波濤に消滅したコースがいくつもあることも事実ですから、流転しながらでもゴルフ場が存続できたことは当時の関係者に感謝しなければ行けませんね。そして現在のコースでも既に60年以上の歳月が経過している伝統のゴルフ場です。
霞ヶ関C.C.と同じ社団法人制で会員権は譲渡不可のゴルフ場です。因みに前回のレポートでも書いたT元首相は入会を認められなかったそうです。
クラブハウスは年期の入ったレトロな感じの木造です。婦人用ロッカーとパーティールームは新しく増設した建物ですが本館と同じコンセプトで作られていて山荘風な感じになっています。
レストランよりもはるかに広い談話コーナーは良い雰囲気を醸し出していました。
練習場も広く、バンカー、アプローチの練習もたっぷりと出来るから羨ましい限りです。
メンテナンスは十分にされていて感激です。2グリーンでペンクロスとアートになっていて当日はサブのアートグリーンでした。アートグリーンって初めての体験でしたがなかなか難しい。
従業員の方やキャディさんの接客もまずまずで、楽しくラウンドできました。
キャディさんは初めてお邪魔した私にレイアウトの説明もしっかりしてくれて、残り距離のジャッジ等必要な仕事はやってくれました。が、球捜しは基本的にやらない慣習になっているようです。
是非、機会があったらまたお邪魔したいコースであることに間違いありません。

掲載日:2006年08月17日

東京ゴルフ倶楽部のゴルフ場レポート