ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

生きていて良かった。名門コースラウンドのチャンスが再度廻ってきました。
2回目のレポートです。今秋の日本オープン開催西コースに、5年振りでお邪魔しました。
社団法人制メンバーシップコースで、会員権は譲渡不可。
開場80年近くになる、限られた人たちの超名門コースです。
東西合わせて36ホールの林間コース。ラウンドした西コースは井上誠一氏設計で、フラットな松林の中に池、クリークを配した戦略的なデザインです。ゲートをくぐると右側奥に、西コース8番、9番を垣間見ながら玄関まで車を走らせます。
クラブハウスは近代的な設計で、無駄を廃し実用的になっています。高齢のメンバーさんには木の温もりが無いと言うことで今の斬新な設計は不評のようです。起伏を利用して建てられているためコース側から見ると2階にあるレストランが1階部分のようになります。
レストランからそのまま練習グリーンへ出て行けるようになっているのも良いです。
グリーンは良い状態に仕上げられています。微妙な傾斜があるわりにはそれほど曲がりは考えなくていいでしょう。山をかけすぎるとカップ脇を真っ直ぐに抜けて行くから薄めに狙うのをお薦めします。
フェアウェイに関しては、日本オープン開催を控えて修理地が点在していました。メンテナンスはまだまだ整備不足の感が否めないけど、まだ時間があるのでこれからに期待します。ラフは夏場の元気な状態でボールを捜すのにも一苦労するほど。
ガードバンカーはことごとく顎が高くプレッシャーになります。砂が硬めな分少しは助かるかな。クロスバンカーも一癖あり、十分距離が残っているにもかかわらず顎がせりあがり飛距離を落として出すだけのペナルティが課せられます。
まずはクロスバンカーには入れないことです。7番、11番のPar3は200ヤード超で私のお家芸の見せ場でもある好きなホールです。西コースのバック9は難易度が増す設計だからテレビ中継の時は目が離せないでしょう。
キャディさんの話だと状況にもよるそうだけど、スルーで廻るか休憩を挟むかはプレーヤーが決めることになっているそうでメンバー重視の名門ならではの運営に感心させられます。常連の今は亡きT元首相はせっかちで我が儘な性分だから、前の組をパスさせながら1日に3ラウンドをよくしていたそうです。
ここはメンバー中心だから、早いスタートなら1.5~2ラウンドは当たり前に行われている羨ましい限りのゴルフ場です。

掲載日:2006年08月08日

霞ヶ関カンツリー倶楽部のゴルフ場レポート