ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

日本一の会員権価格の横綱コースである夢の小金井C.C.に初めてお邪魔しました。
東京都内で都心からも近くて便利、歴史のある風格、戦略的な林間コース、メンバー層、株式会員制等を総合すると相場が日本一を付ける理由が解る気がします。
ゲートをくぐったらすぐに新築のクラブハウスが目の前です。一般道から玄関までが近いのに驚きます。
純和風の外観、瓦屋根が目を引きました。中に入ってみても和風の内装で落ち着きがあります。2階建てなのに高齢者の方を考慮してエレベーターも完備。
接客対応はどれを取っても良かったと思います。
古いコースにありがちな食事のメニューではなく、種類もほどほどにバリエーションがあって満足できました。
訪れる前までは、勝手に「古い名門コースで住宅街の中のフラットな箱庭的ゴルフ場」なんてイメージしていましたが、そんな考えは粉々に打ち消されました。
70年近い歴史のあるコースは事実でしたが、フラットながらも変化のある起伏と幅も距離も十分な正統派のゴルフ場です。
数年前にベントの2グリーンに改造されて、メインはAグリーン。
密度の濃い硬く締まったグリーンです。刈り込みが足りない分、速くないのが残念です。
武蔵野の自然を残して、松、椚、桜、槐、欅、楓、柳、数え切れない豊富な樹木に囲まれた景観があります。特に新緑の季節は素晴らしいことでしょう。
グリーンは砲台が基本で、フェアウェイの緩やかな起伏と合わせて戦略性を高めていました。カチンコチンに硬いグリーンは止まりにくいから余計に難儀します。
ガードバンカーは深いものが目に付き、高くて確実に止まる球を要求される設計でした。
話の種に、思い出として一度プレーしたいと夢見ていましたが、一度プレーすると、またプレーしたくなり後ろ髪を引かれるコースでした。
フェアウェイ、ラフの状態はエアレーションを施してやっと落ち着いてきた感じくらいで、まだまだの状態だったから、真っ青な時期にまたプレーしたいなんて叶わぬ欲望が湧いてきます。
1回きりでも別世界のゴルフ場でプレーできてこの上ない幸せでした。

掲載日:2006年06月06日

小金井カントリー倶楽部のゴルフ場レポート