ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

開場して70年を超え、メンバーに皇族の方も入っている社団法人の名門コースに初めて伺いました。
東北自動車道:那須インターから20分程度の山を登って行ったところにあります。
クラブハウスは3代目だそうですが、木造で山荘風の佇まいです。
レトロ感があって良い雰囲気でした。
併設されたロッジも本館、新館とあり大浴場は温泉で露天風呂も完備されています。
クラブハウスの浴室は内風呂のみでした。
那須山麓の立地条件なので、アップダウンは想像以上のものがありました。
10番Par5は距離こそ430ヤードと短くなっていますが最初から最後まで打ち上げていくホール。12番Par5も打ち上げで、グリーン手前100ヤードくらいから垂直に切り立った上にグリーンが有るホール。INコースの方が打ち上げが多いようです。
16番Par3は凄い打ち下ろしで左にバンカー、右に林で、距離も200ヤード超と面白い作り。
OUTコースは前半が開放的な感じになっていて途中から一般的なロケーションのホールが出てきます。が、6番Par4打ち下ろし右ドックレッグの短いホールは初めてだと狙い難いレイアウトです。キャディさんの説明をよく聞いてから攻めていくのが賢明です。
全体的な印象として、トリッキーなホールもいくつかありました。2回目以降で慣れたら面白いレイアウトなので味わいが出てくるかもしれません。現在は台数限定で乗用カートの用意もあり、高齢者や体力に不安のある方は利用できます。古いコースなのでカート道路などありませんからフェアウェイに乗り入れしていました。それでも冬季は雪に覆われてクローズするため、メンテナンスは良い状態だと思います。
フェアウェイ、ラフ、グリーンと全てベント芝で、綺麗な状態でした。
1グリーンで芝芽がとてもきついから、キャディさんの指示を信じたほうが間違いないです。60cmでも真横に切れるくらいです。順芽は想像を絶するくらいに速く、逆芽はブレーキがかかる極端なグリーンでした。
ハウス内には冷房設備はなく、扇風機と窓を開けて風を取り入れています。夏の季節に高原とはいえ温泉に浸かって温まったあとは汗が落ち着くまで大変です。
井上誠一氏初期の設計コースなので、晩年設計のコースと比べると印象がだいぶ違います。

掲載日:2005年11月08日

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