ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

メンバーの方と同伴で、初めてお邪魔しました。
開場は昭和30年で半世紀を迎え、過去に日本オープンも開催している井上誠一氏設計の歴史のあるコースです。また、社団法人制で譲渡可能な希少なコースでもあります。
東北自動車道経由日光宇都宮道路:今市インターからだと、都内からでも1時間30分程度でしょうか。
大谷川のほとりにレイアウトされたフラットな林間コースです。
OUTコースは打ち上げになるホールが多く、インコースは打ち下ろしになるコースが多いですが、ラウンドしていると打ち上げも、打ち下ろしも一切感じません。
視覚的には平坦な印象を受けます。キャディさんに言われるまで気が付かないです。
鈍感な私は、ホールアウト後でも気が付かなかった・・・・。
そのため、距離感がとっても難しくなっています。
遠くに日光連山を眺めながら、左右に赤松林でセパレートされた落ち着きのあるレイアウトは好きです。特に11番右側の林の風景は素晴らしかった。
ベントの1グリーンでアンジュレーションもあり、芝芽も影響するのでパットは難しいです。ガードバンカーはグリーンと同じくらいの大きさのあるホールもあり、古いコースなのにモダンなデザインだと感じました。
ティインググラウンドやフェアウェイには野芝が使用されていて、起伏のあるフェアウェイと相乗効果で一筋縄ではいきませんでした。
グリーンはなかなか止まり難く、奥までこぼすケースも多々見受けられます。
クラブハウスは相当古く、まさに歴史を感じさせるものがありました。
個人的にはロッカー室、食堂、風呂場が手狭なので使い勝手にやや難があるようにも思いましたが、メンバー中心のアットホームの趣でそれはそれで良いのかもしれません。
やはり日光カンツリーにも、有名な歴史のあるコースに共通する年月に育まれた独特の雰囲気が漂っています。特にそれを感じるのは従業員の方たちの凛とした接客姿勢です。
こればかりは金で買えない貴重な財産だと思います。
男体山をはじめ、廻りの山々が錦に彩られる時期にまたラウンドしてみたいです。

掲載日:2005年8月23日

日光カンツリー倶楽部のゴルフ場レポート