ゴルフ会員権 ゴルフ場レポート

芝先案内人のコース拝見

記念すべき100回目にあたり、今回は80年以上の歴史を誇る倶楽部を紹介します。
横浜の三ツ沢から現在の地に移転したのが、昭和42年と言うことで現在のコース自体も35年の歴史になります。戦前は貴族院議員コンペなども開催された特権階級の社交場としてのゴルフ倶楽部でした。今も運営的にその名残は随所に感じることが出来ました。東名高速:横浜町田インターからも近く、とっても便利です。
クラブハウスは質素で無駄が無く、機能本位になっています。2階のラウンジから眺める18番の景色は見事で、お茶でもしながら映りゆく風景を楽しむのも最高ですね。ラウンジ奥の食堂内はジャケット着用となっています。(食堂は普通のゴルフ場の半分くらいのスペースでラウンジよりも狭かった)メニューの種類は、ハンバーグセット、魚フライセット、カレーライスとサンドイッチ程度でした。これではメンバーさん達が食事に飽きてしまうのではないかと心配しましたが、聞くところによると肉料理と魚料理は日替わりでいくつかのバリエーションパターンを使い分けしているそうです。でも、このやり方のほうが材料を無駄にすることなく合理的な運営と感心しました。さて、コースですがそれなりにアップダウンの有る丘陵コースです。赤星四郎氏設計で結構広々としていますが、ドックレックやマウンド等でブラインドになったり、微妙なアンジュレーションがあるので慎重さは必要。豊富な樹木に囲まれているために、春先から夏にかけては順番に色々な花を楽しめるのも羨ましいですね。芝の状態は、フェアウェイに関しては新芽が出てきたら良い状態になると思われますが、春先のことだったので今一歩の感じでした。
当日使用したメインのグリーンは仕上りも良く、硬く、転がりがスムーズです。傾斜が効いているので、手前に乗せていくのが無難です。
当日は白ティからのプレーでしたが、それでもコースレートは70.2です。バックティからでも6,800ヤード程度なので長いと言うほどではありませんが攻め方を考えさせるレイアウトでした。コースレート72.6がそれを物語っています。従業員、キャディさんも親しみの有る対応で好感度が持てます。譲渡不可の会員制で女性会員はいなく、会員の年齢層も平均で75歳以上だそうです。全てがメンバー本位に運営されている真のゴルフ倶楽部です。

掲載日:2004年08月11日

程ケ谷カントリー倶楽部のゴルフ場レポート